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深化と探索~白熱道場プラスがありました~

白熱道場プラスは、白熱道場の講師が、白熱道場のプログラムでは伝えきれない講義やワークショップを展開していて、修了生も、それ以外の方も楽しんでいただける場となっています。
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今回は「両利きの成長」。
どの現場でも起きうる、現状維持と、前に進むことのコンフリクト。

ひとつの成功のみに固執して踏襲しているだけだと、シェアはどんどんもっていかれる。
かといって無謀な冒険のみでは回復は難しい。
今の強みや今まで積み上げてきたことをきちんと形式知にしていく「深化」と、そこは盤石にしつつ、ビジョンがまたがる形でイノベーションを展開していく、「探索」の両輪が組織や企業の成長には欠かせないのだということを、やや乱暴に要約すると、解釈できた。

大学院の恩師に教えていただき、委託感激した「SECIモデル」についても触れてくださり、わたしの「これおもしろいアンテナ」は現場の視点にも広がった。

看護師の働きがいについて研究していた私は、
働きがいには、はやり心理的安全の担保された現場で、冒険できる環境は欠かせないと感じている

しかしながら、医療の現場では命がかかっている。
暗黙知から始まったことを盤石な(医療で言えば安心で安全で確実なケアなど)形式知にもっていくことは、とても重要だ。
その形式知がさらなる形式知を作っていく過程は、あらたな暗黙知を呼ぶ。
これが、「探索」であり、イノベーションである。

安心安全で安楽なケアに裏打ちされて、さらに、患者さんのために、少し勇気を持った新しいケアや取り組みにチャレンジすることも、高齢化し複雑化した疾病構造の患者が多い現代では不可欠だ。

ただ、安全をおもんばかるあまり、イノベーティブなことには慎重なナースもいる。
だからこと、この二つをまたがる「方向性、ビジョン、なんのために」のすり合わせが必要で、これが、組織の成長に大きくかかわっていくのだとおもう。

イノベーションを起こすときに、「上司が賛同してくれない」というだけでは、よりよいリーダーシップは取れないわけで、
深化と探索の両側にきちんとまたがるイノベーションであるか、ということを理解しプレゼンテーションできる能力と、組織をファシリテーションできる力は必要だ。

改めて上司だったり部下だったりしたとしても、
コンフリクトを起こさずに、組織変化を起こすには、
他者理解をし、対話ができることが重要だと確信したのでした。

白熱道場25期(11月~)、26期、は、募集が始まっています。
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