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そのひと支援研究所の設立理由のひとつの話

先日、わたしの所属するJRIHDOが主催する"地域連携で未来をつくる会"が再開しました。
コロナ禍で、ずっと続けていた集まりを断念。
医療や介護に携わる人が多いと
ご飯を集団でいただく場に行くことも非常識な期間が続き、再開時期もかなり悩ましいもので、会議を重ねてきました。

久々にたくさんの方に会って
喋って、ハグして、共感して。
いいお時間でした。

そのなかで、
先日開設したばかりの、
そのひと支援研究所 については、
すごく腑に落ちているひとと、
もっと知りたい人と、
たくさんお話しいたしました。

そのなかで、
ある素晴らしいビジョンと人間性を
持たれる、ケアマネさんで
介護事業のオーナーでもあるかたに
お伝えしたことがあります。

設立の一つの理由は、
素晴らしい支援と属人性を
切り離すための概念化、だという話をしました。

それを紐解きましょう。
花子ケアマネさんのおかげでいいケアプランになって、よかったーは、ありますが、花子さんの何がよかったかは、明確に共有されないまま終わることはおおく、花子さんがいなくなったら支援がなんか変わってしまい、
満足度を含むクオリティが落ちてしまうことってありませんか?

春。新年度。
部署移動で、
この人がリーダーシップを発揮していたら他職種連携がうまく取れ、
意思決定支援もみんなで支え合ったけどなぁ、とか。

すべて、属人性に頼りがちなことから生まれます。
わたしが、あなたでよかった、と言われるたびに、それを概念化しなければと思ってきたのです。
プロとしては、褒められて、
自分のやりがいが満たされて終わりではいけないなあと思っているのです。

そのためにアカデミアに繋ぎ、
またそのような支援をシェアできる場作りや、発信のお手伝いをできたらと思います。

で、
ミッションは、

1)そのひと支援は、素晴らしいメンバーときちんとその概念と手法を学問化します。

2)そのひと支援を知るための対話の場づくり
→素晴らしい支援事例をシェアする場作りを、提案、運営します。
ワークショップ、研修は、
オンライン、オフラインでも。


3)人生の岐路に、あなたのコンシェルジュを。(市民と医療職の情報格差を無くしたい。)
→ケアマネジャー、地域連携室で培った意思決定支援のノウハウをいかし、
人生の分岐点に立った人の意思決定をサポートをします。
いまや、病気や介護の場では、個別性や多様性を理由に家族や本人に選択肢を委ねられます。ですが一般市民にはハードルの高いこと。それは、医療介護の専門職と市民では情報格差があるからです。
家族の迷いの本質を共に考え、考える方向性や手立てをお手伝いします。

さて、
何かフィールして、
一緒に考えたいという方は
お声掛けくださいね。

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