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ロッキーホラーショー回顧録【一幕 歌唱編】

今回は一幕の各楽曲のコーラス歌唱ポイントを解説。

[オープニング]

ポンプさんの心地よいBEATに乗りつつ「ROCKY!」「SHINDY!」コール、そして激しいビブラートを効かせたコーラスで華やかさを演出できるよう心がけました。

「Science Fiction」

ロッキーホラーショーの世界へようこそ!

という気持ちで歌いました。

ふくよかな声のコーラスで切れ際のビブラートは優しく。

莉奈さんの歌を包み込むように、そして支えることを心がけました。

「DamN It, Janet」

可愛らしい2人を演出できるよう全体的には可愛らしく歌うよう心がけましたが、「Janet」「Oh,Brad」の部分は映画の歌い方を参考にちょっとベッタリ(ファントムのみなさんは元気よく)歌いました。

「Over At The Frankenstein Place」

シチュエーションを考え、言葉を柔らかく且つふくよかに歌うことを心がけました。少しオペラっぽい装いで。

ISSAさんのソロ部分のコーラスは力強く盛り上げて最後のサビへ向かえるよう歌いました。

最後のAh wooコーラスは美しくフェイドアウトするように最後の最後、ビブラートをほんの少し効かせて。

「Time Warp」

勢いとノリが大切な曲。

華やかさと楽しさを最大限活かすように歌いました。

ファントムのみなさまが元気よく歌ってくださるのでコーラスはそこにビブラートと太めの声質で色付けしました。

「Sweet Transvestite」

古田さん登場の大切な曲。

全体的に大人っぽく、ビブラートはかなり強めで。これぞグラムロックのコーラス!というイメージで。

「Uh huh」の部分はちょっと品のない感じ(口角をちょっと下げる)で表現してみました。

「The Sword of Damocles」

ロッキー誕生の瞬間を演出するコーラスをバンドリハ時にROLLYさんよりご提案いただき生まれた最初のフレーズ。

この雰囲気がベースになっております。ご参考までに。

https://m.youtube.com/watch?v=0C2sfz0S38w&feature=youtu.be

不気味でオカルティックになるようオペラっぽいビブラートと発声で歌いました。

ROLLYロッキーが誕生した後は全く歌い方を変えてリズムに合わせてパキッと(言葉をハッキリ)歌いました。

「Charles Atlas Song」

猛烈に力強く、ロッキーが「男になる」事を応援するように歌いました。

「Hot Patootie」

エディ登場のノリノリのロックンロール。

エイトビートのリズムを重要視して直線的なコーラス(ビブラート少なめ)でオカケンさんの歌をバックアップする事を心がけました。

最後の「ロックンロール」のロングトーンはビブラート強めに。

「Charles Atlas-Reprise」

Charles Atlas Songと同様に力強く。

最初のwow wow~、yeah yeah~の部分は語尾は音符は短いけどビブラート強めで。

古田さんとのコールアンドレスポンス「もちろん」「テンションテンション」は三連のリズムを意識して歌いました。

ROLLYさんから武田さんに変わる場面はビブラート強めの高音で変化をつけました。

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一幕は曲数が多くキャストのみなさまの歌の見せ場も多かったですね。

各楽曲の雰囲気とシーンのシチュエーションで声質とビブラートの質を変化させてみました。

少しでも効果が出ていたら嬉しいです。

次回は二幕のコーラス歌唱ポイントを解説します。

【撮影 : 土田紘】






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