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シューマン

シューマンもロマン派時代の作曲家です🌸私のイメージとして、穏やかな曲もあれば躍動的な曲、情景を表した曲と、曲によってガラッと雰囲気が変わる印象があります。穏やかな面もあるけれど、激しい面もある。それがかなり対極的に表現されています🎶

私が学生時代にシューマンの作品を弾いた際、まず指使いとして弾きにくいと感じました(笑)。聞いた感じは流れるようで綺麗なのですが、いざ弾いてみると和音の流れに対し、指がすんなり渡っていかないので、一筋縄では行かない感じがありました😅。それから煽るような、焦りのような感情描写⚡️。これがどうも自分でしっくり来ず、いつも疑問を持ちながら弾いていました(笑)

といっても子供向けの作品から大人向けの曲があり、曲によってキャラクターが変わるため、聴いていて楽しめると思います。

1番のお勧めは幻想曲です。3つの楽章で一つの作品ですが、1曲目は流れる曲調の中に、物語がドラマティックに展開されます😌冒頭から、(古いですが)清水の舞台に立った感じのワクワク感があります。
2曲目は和音が多めの華やか、どっしり感のある作風。メロディと伴奏の縦のラインが合うため、弾いていて気持ちが良いです🌱
3曲目はソナタで言う2楽章的な感じ⭐️

この3曲にはシューマンの作品パターンが集約していて、とてもよくまとまっています😃

幻想曲
https://m.youtube.com/watch?v=kH6R_hctK9k

それと私が煽る系と感じる代表曲は、まず分かりやすいのがほぼ全てのクライスレアリーナの冒頭😵。最初に焦りを与えて、落ち着かせて、また焦らせて落ち着くというのが繰り返されます。シューマンは飴とムチ的な曲風で聴く人を魅了するのが上手かったのではと感じました。

ソナタ2番もこのスタイルが顕著に出ています🎶しかもただ煽られて焦らされて苦しいだけではなく、どうにも惹きつけられるのです。
ここまでではないけれど、私は幻想小曲集の、飛翔や夜に、でも小さなこの煽りを感じます😅幻想小曲集は中学生、高校生から弾かされますが、一部の曲は苦悩を味わった大人でないと(笑)中身を表現できないんじゃないかというくらい、深いです。是非シューマンの巧みな世界観を味わってみて下さい👍

クライスレアリーナ
https://m.youtube.com/watch?v=d0TW7ytdomw

ソナタ2番
https://m.youtube.com/watch?v=RWn7mrHYyTs

飛翔
https://m.youtube.com/watch?v=ej56chGdY8g

煽る系について熱く語りましたが、それだけではなく(笑)とても綺麗で穏やかな曲もたくさんあります。例として、トロイメライやアラベスク。これらの曲は煽りによるジレンマ的なストレスはなく(笑)、穏やかに弾けます。

アラベスク
https://m.youtube.com/watch?v=MMxT-C_ZObg

演奏家はショパン同様、この人だと思う人に出会ってないため、いつか出会ったら、加筆します🎈


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