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ラヴェル☘️

今回から近現代に入ります🎶
近現代からはどうやってこれまでの古典的な作風を拡張していくかという取り組みが作曲家それぞれで為されたようです🌒

ラヴェルは同時代のドビュッシーとは極めて曲調が違い、私はある意味ラヴェルの方が純粋で写実性が高いと感じます😌またラヴェルは和声こそ革新的ですが、作風は古典的なので聴きやすいと思います👌

ドビュッシーもそうですが和音が何と無くジャズに近く思えるのは全音音階(長3度とか長6度とか。普通なら流れ的に短音程になる所にシャープがつく。)や教会旋法、同じ種類の和音を並行移動する、などの手法を多く使っているから。ちなみに坂本龍一の曲などもこの手法が見られます⭐️

私は実はこの斬新な近現代の作曲家のピアノ曲が全般的に大好きで、もう少し早く気付けばピアノ科じゃなく作曲科を受験して、こういう仕組みを分析して自分らしく作曲したかったとよく思ったものです(笑)。
ちなみに話が逸れますが、大河ドラマ女城主直虎の曲はラヴェルっぽくとても瑞々しい雰囲気で、その前の真田丸のヴァイオリンのテーマ曲はラフマニノフ風と感じ、一人で心内ニヤニヤしてました😅

そして私はラヴェルはあまり弾く機会は与えてもらえず(笑)、大学院に入ってから例の作曲家だけどピアノを教えてる先生に出会ってから幾つか曲を弾く機会をもらいました😃

ラヴェルの曲は私が感じるに、少し戯けた曲調のもの、水の戯れや夜のガスパールのように力強い写実性のあるもの、亡き王女のためのパヴァーヌのように、少し古風な懐かしい雰囲気の曲の3パターンに分けられなとも感じます✨

私が弾いた中でよくまとまってるなと感じたのはソナチネです🌼3楽章形式で、先に書いた3パターンが各章に割り振られています。

https://m.youtube.com/watch?v=LBfObjqDo0o

それからクープランの墓。こちらは6曲から成る組曲でプレリュード、フーガ、メヌエット、トッカータなど、バッハの組曲を思わせる構成❄️

https://m.youtube.com/watch?v=yVG04g92SIg

鏡の5曲目、道化師の朝の歌。これはコンサートなどで演奏するととても映えますが、上に紹介した曲程古典的ではなく、スペイン風だったりグリッサンドがあったりと技巧的にも華やかで、ドビュッシーのように少し意表を突く構成で出来ています💫

https://m.youtube.com/watch?v=xdzWNAVgics

夜のガスパール。オンディーヌ、絞首台、スカルボの3曲からなりますが、全曲聞くと物語がよく分かるというか、イメージをかなり写実しています🌲

https://m.youtube.com/watch?t=945s&v=Of5bIfuL5y0

マメールロワ。おとぎ話に基づく作品で子供向けですが、中身はとても深いと思います😌是非大人になってから弾いてみて欲しいです🌴

https://m.youtube.com/watch?v=CXFeS1imKp8

https://m.youtube.com/watch?v=gW2DamOlkGk

ラヴェルもこの人だという演奏家は探し中ですが、こんな解釈で曲を聴いたり弾くと楽しいと思います😊但し個人的にはドビュッシーよりも指が絡まる感じがし、かなり弾きにくい部分も(笑)。妖精や水っぽく弾ける人を尊敬します(笑)


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