_発車_

駅の発車音いろいろ

「鉄道模型のエレクトロニクス工作」(長真弓 1984 日本放送出版協会 ISBN4-14-074049-3) 42ページの「発車!」という回路、車掌の笛の音やベル、ブザーなどを鳴らす事ができるというこの回路をサンハヤトの小型ブレッドボードに組んでみた。コンパクトだけど上手く載せないと部品が全部載り切らず、あまり綺麗ではないけど2つばかり抵抗器を斜めに配置した。

原著の回路図との違いは以下の通り。
1.原著では電源に「どこにでもゴロゴロしているACアダプター」を使っているが、ここではEneloop4本を使ったので電圧が+4.8V。温室に影響したかも。電源が±も電圧も決まっているので整流用のダイオードやコンデンサーを省略。
2.インピーダンス40Ωのスピーカーはをジャンク屋で調達、というのは無理だったのでサンスイのST32を挿んで8Ωの普通のスピーカーに繋いだ。
3.トランジスタは2SC945の代わりに2SC1815を使用(原著でも代用品として挙げられている)。

また、C1,C2の組み合わせは以下のような感じ。
C1:470pF,C2:0.01μF (原著:車掌笛) あまり「笛」という感じはしない
C1:0.01μF,C2:0.01μF ブー音
C1:1000pF~3000pF,C2:0.033μF プルプル音(原著:発車信号) 確かにプルプルを鳴る
C1:4700pF/6800pF,C2:0.033μF 上記が少し低く聞こえる
確かに「適宜コンデンサーC1,C2の値を調節して好みの音にしてください。」という原著の表記どおり、いろいろな値のコンデンサーを用意してとっかえひっかえ試してみると面白い(ただしうるさい)。6極スイッチを買ってきたので今度、切り替えられるようにしてみようと画策している…^^;