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【聴く冷房】 体感温度が2℃下がる。ひんやり涼しいサマーポップス 10選

エアコンなしではいられない猛暑の夏。
でも、やっぱり電気代が気になる。設定温度を少し高めにするしかない。

エアコンをつけたら、その小さな部屋に一日じゅうこもる。もちろんリビングのエアコンはずっとオフで。
Tシャツと短パンに着替える。扇風機を併用する。
それでもまだ暑いな。設定温度を高くしすぎたかも。湿度の問題か?

しょうがないから“涼しさを感じる”BGMでも流そう。

そう思いたって作ったプレイリストです。
この10曲を選ぶのに、あれこれ悩んで熱中しすぎました。
熱い思いでセレクトした、クールな10曲。

あなたの部屋が少しでも涼しくなりますように。

※再生ボタンを押すと、各曲1分30秒(もしくは30秒)だけ、このページで試し聴きができます。



1. Bird and Cat(ゴンチチ)
アルバム1曲目。ナイロン弦のガットギター、スチール弦のフォークギターによるデュオ。イントロが流れただけで、無機質なマンションの仕事部屋から、南の島の木陰まで一気にトリップ。ハンモックに揺られながら昼寝をしたくなる。いい感じにそよ風も吹いている。ふと目を開けると扇風機だった。


2. Girls on the Beach(ビーチ・ボーイズ)
アルバム9曲目。カリフォルニアの男性コーラスに、こんなにも“冷房効果”があるとは。60年代にビーチ・ボーイズが成しえたこの発明(?)は偉大だ。まだエアコンが普及していなかった当時の夏に想いを馳せてみる。「古き日本の涼の音」として、川のせせらぎ、風鈴、かき氷を削る音も身近にあったことだろう。


3. Blue Cafe(スタイル・カウンシル)
アルバム4曲目。「ブルー・カフェ」というタイトルからして涼しそうである。店内の冷房はかなり効いていて、窓の外、遠くに見える海岸線には白いウィンドサーフィンの帆が揺れている。といったイメージ。「すいませーん、キンキンに冷えたアイスコーヒーくださーい。ガムシロ抜きで」


4. ラブ・シュプリーム(八神純子)
アルバム8曲目。日本ポップス史上最高のクリスタルボイスは誰か、という問いに、私は迷わず「八神純子」と答える。どこまでも透みきった彼女の声で歌われるこのバラードを聴いていると、冷たい銀河の果てに吸い込まれていきそうな錯覚を覚える。あるいは誰ひとり客のいない、私だけの孤独なプラネタリウム。


5. Technova(テイ・トウワ)
アルバム2曲目。テクノ+ボサノバ=Technova。50年代にブラジルで生まれた涼しげなポップスが、90年代の東京でまさかテクノのダンスビートと融合するとは。その後、何枚かテイ・トウワのアルバムを追いかけたけど、私にとって「最高傑作!!」と言えるのはこれ。8曲目の正統派ボサノバもおすすめです。


6. Sea of Love(ハニー・ドリッパーズ)
アルバム2曲目。ハードロック・バンド「レッド・ツェッペリン」のボーカルとして有名なロバート・プラントが歌うバラード。轟音の中でシャウトするスタイルとはうって変わって、クールなストリングス、ほのぼのとした歌唱。私にとっては衝撃的だった。その対比もあってか、聴くたびに脱力し、いい意味で熱が下がる。


7. ティアーズ・オブ・ザ・スター(カシオペア)
カシオペアの代表作であり、正真正銘の名盤「Mint Jams」。その6曲目。「星の涙」というタイトル通り、静かに、やがて壮大に、美しい流星群が“ライブで”表現される。ひんやりとした夏の高原に寝そべり、夜空を見上げているよう。ビンテージ・シンセ(YAMAHA GS-1か?)によるマリンバの音が心地よい。


8. 吹雪の中を(松任谷由実)
アルバム9曲目。裏技をひとつ、お教えします。真夏の昼間に、あえて真冬の夜をテーマにした曲を聴くのです。脳がだまされて、涼しく感じるような、感じないような。ワイパーが効かないほどの猛吹雪。暗闇の中、一人、クルマを走らせる。といった内容の歌詞です。何かが後部座席に……。あ、いま少し、ゾクッとした。


9. 珊瑚礁の彼方に(小野リサ)
このアルバムは我が家の夏の定番。エンドレスで流しているだけで、涼やかな気分になります。特に好きなのが8曲目。ボサノバ声の小野リサが歌うスロー・ハワイアンには、まさに体感温度を下げる効果があるようです。私がウクレレでコピーしようとして挫折した曲でもあります。今年は再挑戦してみようかな。


10. Sweet,Soft'n Lazy(ヴィクター・ラズロ)
アルバム12曲目。リオの海岸、というよりは、パリのホテルのプールサイドが似合いそうな都会派ボサノバ。少しLazy(気だるい)な夏の午後。この曲を聴いていると、カフェバーが想起され、冷たいカクテルが飲みたくなるのはなぜ? 調べてみると、80年代、サントリー・ワインクーラーのCMソングでした。



それでは10曲続けてお届けします。どうぞ。


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