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ストレスとニキビ

ニキビ博士・片柳です

最近のお客様との会話はほぼ「コロナによるストレス」からスタートします(汗)

ということで、本日は、ストレスとニキビの関係について解説します。この時期だからこそ、しっかり押さえておいてくださいね。

まず男女差ですが、
男性は胃腸や頭皮にストレスの影響が出やすいのに対して、
女性は皮膚にストレスの影響が出やすいのも特徴です。

そんなストレスですが、
睡眠不足と並んでホルモンバラスを崩す大きな要因の一つともされていますし、自律神経を乱して血行不良の大きな原因となります。


そして、
ストレスにも実は色々あります。


✅外的ストレス・・・寒暖差や紫外線など
✅内的ストレス・・・睡眠時間や栄養バランス、生活習慣など
✅精神的、社会的ストレス・・・日頃の生活での人との関わりや仕事など

特に精神的ストレスは、30代以降のニキビと深い関係があると言われます。

では、ストレスとニキビ、どのようなメカニズムになっているのでしょうか?

私たちの身体は、体温や脈拍、臓器の働きを自律神経がコントロールしています。自律神経はストレスを受けると、交感神経を優位にします。それに伴って血管の収縮や覚醒反応が起こり、さらにその状態が続くと免疫機能の低下なども起こります。
また、特に女性の場合はストレスを受けて脳が緊張状態や血流低下を起こすと、ホルモンバランスがうまくコントロールできなくなり、脳下垂体からは副腎皮質ホルモンを発生させ、同時にその副産物として男性ホルモンの一種であるアンドロゲンが大量に出ます。このアンドロゲンが出ると皮脂の分泌が促されてしまうため、皮脂過剰となってニキビができやすくなってしまいます。

では、ストレス緩和方法もいくつかご紹介したいと思います。


⭕️香り
香りを嗅ぐと香りの成分が鼻の粘膜に付着し、情報は脳の「大脳辺縁系」と呼ばれる快・不快などの情動に関わる部分に伝達されます。そこで、自分が心地いいと思うアロマオイルを焚きながらのんびりするだけでも、ストレス緩和につながります。

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⭕️睡眠
良い睡眠は、自律神経のバランスを整えるにあたってとても重要です。睡眠には心身の疲労回復だけでなく、ストレスへの耐性や免疫力も高める働きがあります。副交感神経が働く睡眠時は、心身の疲れを解消し、細胞の修復も行われる大切な時間。質のよい眠りを心掛け、脳や体、そして心を休めることが大切です。

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⭕️運動
運動はストレス解消に役立つだけでなく、心地よい疲れから快眠を誘い、食欲も高めてくれます。また、体を動かすことで心臓から血液が送り出され、セロトニンをはじめとした神経伝達物質が活性化します。ただ、あまり無理した運動は続きませんし、逆に自律神経を乱れさせる結果に。日常生活の中でなるべく体を動かすだけでも運動不足の解消につながります。

⭕️入浴
36~40℃程度のお湯に浸かることで副交感神経が優位になり、心身がリラックスした状態になります。逆に熱いお湯では交感神経が活発になってしまうので気をつけてください。毎晩シャワーで済ませてしまっている方も少なくありませんが、夜にゆっくりとお風呂に浸かるとメリットはたくさんあります。

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⭕️食事
ストレスがたまると、甘いものが欲しくなります。ただ、偏った食事や過剰な糖質の摂取は、かえって食事のときは交感神経が活発になり、その後の消化吸収では副交感神経が活発になるため、3食を決まった時間にとることも自律神経の調整につながります。特に朝食をとることで、自律神経が活発になり、いい一日のスタートをきることができます。


時間に追われてイライラする生活が続くと、交感神経が優位になって自律神経のバランスが乱れます。動悸や不安焦燥感を感じることが多くなったりもします。心に余裕を持っておおらかに過ごすことをお客様にもお伝えくださいね。


本日はここまで

お読みいただき、ありがとうございました

ニキビ博士・片柳ちひろ
顧問医師提携クリニカルサロンミュー代表
INFA国際ライセンスゴールドマスター取得
スキンフィットネスカウンセラー取得
2019年に世界へ伝えたいエステティシャン20人にも選ばれる。

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