見出し画像

【銭湯哲学】銭湯って外食みたいなものだよね

常日頃、銭湯の良さについて発信している私ですが、今一番言いたいこと、そして万人に最も伝わりやすいんじゃないかなと思っているのが、「銭湯と外食は似ている」ということです。

今日はそのことについて深掘りしていきましょう。

ちなみに、この考えはこちらの記事に共感して書いたものです。

外食が食の外注化なら、銭湯は風呂の外注化

銭湯に行ったことがない人はたくさんいても、外食をしたことがない人はほとんどいないでしょう。
皆さんは、なんのために外食をしますか?

外食をする目的は大きく2つあると思います。

①面倒くささの解消
②生活クオリティーの向上

家で食事をとると、基本的に食材購入、調理、片付けと全て自分で行う必要があります。仕事で疲れた日などは、そういった準備と片付けが面倒で外食に頼ってしまうということもあるでしょう。
お風呂でも、自宅で入る場合、お湯を沸かして抜かないといけないですよね。疲れた日に入るお風呂は気持ちいいですが、疲れている日ほど入るまでの腰が重くて、結局夜は入れず寝落ちし、朝に入るということが、私の場合けっこうありました。そんなときの「風呂の外注化」です。
例えば、今日は帰り遅くなるだろうな、という日は用事の前に銭湯に行ったり、用事が済んだ後、帰り道に銭湯に寄ってから帰るのです。そうすると、家に着いたら着替えて寝るだけの状態となり、これがすごく楽なのです。

2つ目は、生活クオリティーの向上です。
外食をすると、家では食べられないものやちょっと高級なものを食べて気分が良くなりますよね。頑張ったご褒美に、お気に入りのお店に行く人もいると思います。
それと一緒で、家のお風呂と銭湯のお風呂では、クオリティーが雲泥の差です。銭湯は、高い天井、広い浴槽、水風呂やサウナや露天風呂など、家では再現できないクオリティーの高いお風呂に入ることができます。銭湯のお風呂に入ると、身体の温まり方や疲労のとれ具合がまったく違います。銭湯に定期的に行くと、クオリティーオブライフが向上するのです。

外食と同じくらい、気軽に行ける銭湯

「銭湯って、色々持ってかないといけなそう…」「なんとなくハードルが高い…」そんなイメージを持つ人も少なくありません。
でも、実際にはそのハードルは外食に行くのとさほど変わらないと思います。
まず、ほぼ全ての銭湯には「手ぶらセット」が用意されています。有料か無料かは銭湯によって変わりますが、タオルはレンタルしているところがほとんどで、ソープ類は備え付けられているか購入ができますし、ドライヤーも必ず置いてます。特に何も準備しなくても銭湯に行くことはできるのです。
東京都だと、銭湯の入浴料金は470円(2020年3月現在)ですが、タオルなど諸々レンタルをしても500〜700円くらいには大抵収まります。

ね、価格帯も、外食と同じくらいでしょ!

「風呂上り、化粧が落ちてしまうのが心配…」という女子は、発想を逆転してお風呂から上がった後に化粧直ししても良いのではないでしょうか??
銭湯の脱衣所には、鏡と洗面台があるので、「化粧直しの場所」としても使えますよ。
あとは帰るだけ、という場合は、マスクを付けて帰るのもありだと思います。
サクッと入るなら、30分くらいあれば銭湯に行けちゃいます。外出先で時間ができちゃったというときに、ぜひ銭湯を活用してみてください。

風呂も食事も、生きていくのにかかせないもの

外食と銭湯の共通点として、どちらも人間の生活に寄り添っているものだと思います。食事と身体を清めること、これは人間が古代からずーっとやってきたことです。
映画やゲームといった趣味は、どちらかというと娯楽ですが、風呂や食事は娯楽にもなる反面、生きていくのに欠かせないものであるという側面もあります。

私は、銭湯を好きになってから、お風呂が趣味になりました。
色々な町の銭湯をめぐるのも楽しいですし、湯船に浸かるようになったので自作の入浴剤を作って遊ぶのも趣味です。

生きるためにどうせやらなきゃいけないことなら、それも趣味にしてしまう方が人生楽しくないですか?

「外食するように、銭湯に行く」

騙されたと思って、やってみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
主な発信は Twitterでやっていますので、ぜひフォローをお願いします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?