自分の強みを自覚するのに2年以上かかった話
強みを考えるとき持っている資格から考えるのはよくあること。
わたしはFP(ファイナンシャルプランナー)2級を所持している。
FPとは税金、投資、住宅ローン、不動産、教育、老後、相続など、わたしたちの生活や家計に関するお金の専門家のこと。
もしわたしがコーチでクライアントの方が「FP2級持ってるけど強みがないんです。」とか言ってたらあるやーん!ってすぐ言う。
それだけわかりやすい強みを持っていたのにわたしは強みとして認識していなかった。
というより、認識したくなくて蓋をしていた。
それは、前職の嫌な記憶を思い出すから。
などなど。
わたしは銀行員に向いていない。
営業も事務も金融の知識も全部同僚よりできていない。
何も秀でているものがなかった。
自己嫌悪させるこの会社のことはあんまり思い出したくない。
そう思ってFPとしての知識も経験も蓋をしていた。
こないだの同期の結婚式までは。
全国に散らばっている同期が集まるのはかなり珍しいのでとても盛り上がった。
思い出話やみんなの今を聞いていて気づいたことがあった。
会社全体を福利厚生はかなりいいし働きやすい環境は整っている。
支店を超えて尊敬できる同期も上司もいる。
わたしが嫌だったのは人事制度と職場環境(人間関係)だけだった。
「良い会社だったけどわたしとは合わなかったんだ」
と思ったら、一気に前職に対しての嫌悪感が昇華された。
そしてもう一つ思い出した。
特に同じ支店に配属された同期が優秀すぎて自分は数字が弱いと思い込んでいた。
でも、同期の中で数字が今でも苦手な子がいて、その子の話を聞いていたらわたしはもしかしたらそこまで抵抗はないのかもしれないと思った。
思い返せば、投資初心者への説明で全国2位になったことがあった。
金融商品って本当に難しくて理解できなかった。
1年目の研修の時、指導行員から呼び出しをくらったくらい。
全然分からなかったから毛嫌いする気持ちがすごくわかる。
だからどうやったら伝わるか家に帰っても考えていたし、2時間かけてあの手この手で説明して、お客さんが「そういうことだったんだ!わかった!」と言われたときはとっても嬉しかった。
そして最近、「ちひろさんは人に教えることも好きそう」と言ってもらった。
これも営業がうまくいかなかったから教えるのは苦手だし、やりたくないと思っていただけで、難しいことをわかりやすく教えることは好きだったことを思い出した。
前職の嫌悪感がなくなって、FPという金融の専門的な知識という強みと、難しいことをわかりやすく伝えるスキルを持っていることを自覚した。
退職して2年以上経った。
やっと強みとして自覚できた瞬間だった。
強みを自覚したらできることが広がって今とてもワクワクしている。
これらを使って何をしよう〜〜🥰
税金関係は税理士資格がないとできないんだけど、フリーランスになりたい人に向けて力になれることはどんなことだろう。
そんなことを今考えている。
読んでいただきありがとうございます!
フリーランスになる前に知りたいお金のことやこんなことはどう?ってアイディアがあればぜひコメントで教えてください〜!
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