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240404

4/3のよひつじ

 時刻通りにおやすみモードに入った。
 眠れなかった。原因は腹痛と下痢である。おやすみモードに突入して、アンプナイトの音源に耳を傾ける余裕もなくお手洗いに駆け込んだ。落ち着いたところで、煩わしく感じてしまったアンプナイトの音を切って眠ったが、早朝も腹痛と下痢で目が覚めてお手洗いに駆け込んだ。目標達成の記録だけが虚しく残り、実のところは4時間も眠っていないと思う。
 今日のようにアプリ上の記録と齟齬がある場合、アプリ上の記録だけで終わらせたくなくて、ここに記しておく。


 職場はというと、「嵐の前の静けさ」という表現が相応しいと思う。棚卸を終えて、ひとまず仕事が増えることもなく、程よいタイミングで穏やかな支店に出向が決まった。
 怒涛のように仕事が押し寄せていた2月や3月と違って、落ち着いて仕事をし、たまには定時帰社できる。とはいえ、新入社員が来て、患者さんが押し寄せ、取引先との付き合いが続けばまた当然嵐のように仕事が来るわけで、まさに「嵐の前の静けさ」な気がしてならない。

 今日は、件の支店で鰻重を頂いた。

 タレなしでも美味しく頂けるくらい、鰻本来の旨味と、身の分厚くてふわっとした食感をしっかりと感じ取れる。タレなしでももちろん美味しいのだが、タレの甘味との相性が抜群で、山椒があると香りも豊かになって美味しかった。これがまた下にある白飯ともよく合うのだ。


 昨日、家族で録画していた某バラエティ番組を視聴した。番組に出演していたとある俳優さんの発言で傷ついてしまい、その傷(と仄かに残る腹痛)をずるずると引きずって今朝は出勤することになった。僕が見る限りではその俳優さんが炎上したという話もなく、芸を芸として視聴者は見られているのだなと思うが、いくら演技やお芝居だとしても、フィクションとして切り取られた世界の悪役でもない以上は言って良いことと悪いことというのがあると思ってしまう。とりあえずその番組にもう耐えられなくなってしまったというのが現状で、僕抜きで残りの尺は見てくれ、事の顛末だけ聞かせてくれと頼み込んだ。

 一方で、別のタレントさんが、このバラエティ番組への出演を楽しんでいる様子をSNSで見てから心が少しだけ穏やかになった。当然ではあるが番組や演者に非はなくて、単純に僕のメンタルが追いつかなかっただけだと思えるようになった。番組の趣旨自体は面白くて僕も好きなので、メンタルと相談しながら楽しめればと思う。


 仕事帰り、駅のホームで電車を待っていたら、ベンチに座っていた野球少年に電車の乗り継ぎについて訊ねられた。「◯◯(目的地)まではどうやって行けばいいですか?」という質問だったので、その場で乗り換え案内を調べてお答えした。
 僕が彼らの質問に答えると、少年達は立ち上がって帽子を脱いで「ありがとうございます」と。昔の学園ドラマにありそうな野球少年の素振りと礼儀だと思った。野球部独特の礼儀というものは昭和の話だと思っていたし、ドラマの中の話だと思っていた。今でも根強く残っていることに、野球に無縁の僕でも懐かしささえおぼえてしまう。いずれにせよ、彼らが目的地にちゃんと着くことを願っている。

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