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“好きなことを仕事にする“からの脱却

こんにちは、トミモリです。

今日は、「“好きなことを仕事にしないといけない“ は思い込み」というお話です。


あなたは、好きなことをお仕事にしていますか?
それとも、
「いつか好きなことをお仕事にしたいな」
と思ったりしているところですか?


「好きなことを仕事にして、生きていく」
って、とてもワクワクする言葉だと思います。
そして、一昔前に比べて、
「好きなことを仕事にして生きていく」
が、ずいぶん身近というか、現実的な言葉になったような気もします。

個人事業主として働くハードルがなんとなく下がったり、副業に寛容な会社が増えたり、
ここ何年かの世の中の流れとして、在宅ワークやネットワークビジネスがしやすい環境が整ってきたことも要因の一つでしょうか。

「会社に行かなくても、案外仕事ができる」
「ネットワーク環境が整っていれば、こんなことができる」

そんなことに気づいたという事もありますよね。


そして、インターネット上・SNS上を探してみると、
「自分の好きなことを仕事にして生きている、成功している」
そんな人をいくらでも見つけられるようになりました。

そうして見つけた
「好きなことを仕事にして生きている人たち」と、
「今、特に“好きなこと“ではないことを仕事にして働いている自分」
を比べてしまうと、

「羨ましいな」
「いつかは自分も好きなことをして生きていきたいな」
と思う事もあるのではないでしょうか。


かく言う私も今、会社員をしています。
好きかと言われると、
「まあ、仕事だからね」
と答えるようなことでフルタイムで働いて、会社からお給料をいただいております。
(お仕事があること自体は、とてもありがたいと思っています)

そして、やっぱり
「好きなことをして仕事をしている」人たちを見ると羨ましいし、
「時間に縛られずに自分のリズムで暮らしている」人たちも羨ましいと思っています。


忙しい日々の中の、
「私も好きなことをする時間が欲しい」
からの
「好きなことを仕事にできたら、幸せなんじゃないか」
という思いが湧いてくるのは、当然のことかもしれません。

そうして、「何か始めよう!!」という思いから
スモールビジネスが学べる講座に入ってみたり、
「まず発信をしないと!」と毎日note(別アカウントの)を書いてみたり、
「私の好きなことや得意なことってなんだんだ⁈」と悩んでみたり、
「音声配信がいいらしいから、やってみようかな!」と思ってみたり、
(でも、喋るのが下手すぎてできなかった…)
できることを増やそうと本を読んでみたり、資格を取ろうとしてみたり。

なんというか、それまでよりもよっぽど忙しくなったのでした。

それがもうどうにもならなくなったのが、今年の7月。
「ねばならない」
が、どうにもこうにも苦しくなって、
「noteをお休みします宣言」
をしたんです。

なんというか、
「毎日何か書かないと、今日何書こう、何もない⁈」
の日々は、
毎日そんなに変わり映えしない毎日を過ごしている、普通の会社員ママの私にはハードモードでした。

思えば、なんというか、よく見せようとしすぎたのが敗因です。

そうしてお休み宣言をしたら、とっても気持ちが楽になったんですよね。
当たり前です、一日24時間にどれだけ
「何かしなければならない」
を詰め込んでいたのか、と今更ながら思います。

そんな中、ある方に、
「あんまりしんどくて、noteの更新をお休みしたんです。
本当は、“好きなことをお仕事にしたい“と思っているんですけど、何が好きなのかもよくわからないんですよね」
というお話をしたところ、

「トミモリさんにとって、“好きなことを仕事にしないといけない“というところが思い込みかもしれないですね。」

という言葉をいただいて、
なんというか、本当だな、と思わされたんですよね。

今の時代、インターネット上を見渡すと、
「好きなことを仕事にしよう」
「個人ビジネスで成功しよう」
「嫌なことはやめて、自分が得意なことをやっていこう」
といった言葉をよく見かける気がします。
(私にバイアスがかかって目についているだけかもしれませんが)

それって間違っていなくて、そうなれば1番幸せなのかもしれないですよね。

お金がそんなに稼げなくても、好きなことだったり、得意なことでお金をいただけるようになれば、
自分の気持ちはグッと楽になるのかもしれない。

好きなことのためだったら、いくらでも頑張れる。
自分の好きなことをやって、それでお客様に喜んでいただけるのならいくらだって働ける。

それって、多分本当なんですけど。

でも、
“好きなことを仕事にしないと幸せになれない“
というのは思い込みなんです。

好きなことが仕事じゃなくても、まぁまぁやれる仕事でお金をいただいていても別にいいんです。
好きなことは仕事にしてもいいし、趣味でやっていてもいいです。
なんなら、“これが私の好きなことです“ が今なくても、
他のことで満たされていたら、それだって十分幸せなんですよね。

「幸せになりたいから、好きなことを仕事にします。
そのためには今、家族との時間を犠牲にして、自分中心に生きて何かをやらないといけないと追われる生活になっても仕方ありません。」

ではなくて、

「家族との時間を大切にしつつ、すきま時間で好きなことを続けていたら、声をかけていただくことが増えて仕事になりました。
結果として、そこでも幸せを感じることができています。」

というルートでの幸せが私向きだな、と感じたのでした。


「とりあえず、いいと言われたからやってみよう!」
と思いがちな単純な私ですが、
自分のキャパシティは把握しておこう、と本当に実感したこの9ヶ月間でした。


今後はもう少しゆるやかに、
「ねばならない」
からは脱却していきたいと思っています。


あなたは、好きなことをお仕事にしたいと思っていますか?
もし、今そう思っているなら、
情報収集・自己投資・商品作り・集客・実践と反省、PDCAサイクル回していく…
そう言うことに全力投球も大事ですが、

たまに立ち止まって
「自分の幸せ、こっちであってる?」
と自分に聞いてあげるのも、大切なことかもしれませんよ。


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