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隣の芝生が青く見える日常について

現在、7ヶ月の娘。
子どもと二人の時間が長くなると、
私からの一方的な声掛けにやる気がなくなってくる。

子育て支援センターなどでの娘の評価は、
積極性◎
好奇心◎
目標までズリバイで歩き回るし、大声を出して遊んでいる。
家では、色んなところでつかまり立ちをして、
私たちをヒヤヒヤさせている。
娘。

ベテラン保育士さんからは、発達が早いのね、とお墨付きをもらっており、産後で体力が落ちた私には「酷な話だ!」と思う。


娘と同じく、私も活動的だと、他者から評価される事が多い。
外に出ることで、自分らしくあれると感じている。
しかし、娘と二人の生活では、
出掛けるのも億劫であり、何もしたくないと感じる事もある。

そうなると負のスパイラルへ突入するのだ。

また、私は、料理に対する苦手意識を持っている。
そのため、離乳食を作る事が億劫で、上手くできない!と感じやすい。

生後半年になり、離乳食に対する漠然とした不安だけが、
どんどん広がっていった。

離乳食の本のように綺麗なおかずを作らなきゃとか、
上手くやっていかなきゃと自分の中のハードルが爆上がりしていく。

実際は、夫の過分な協力を得て、ベビーフードに頼らず、
離乳食をあげている。
娘はよく食べ、好き嫌いも出ていない。
すべて杞憂だったと判明した。

しかし、気持ちは簡単に上向きにはならなかった。

私は、旦那に対して負い目を感じていた。

旦那は仕事をしていながらも、家事と育児を積極的に行ってくれる。
そして、私の気付かないところまで細やかな気配りができるのだ。

私は、専業主婦にもかかわらず、何をやっているんだろう… 
何もできていないじゃないか、と。

普通は、母親が何でもかんでも頑張るものだ、と内なる声。

本来は、
普通や当たり前が存在しないのが育児である。


娘と二人の時間がしんどくなり、
歯に衣着せぬの物言いの、大好きな友達に連絡した。
 
「その考え、古いよ!」
「旦那さんは怒ってるの?」 
「怒ってないでしょ!」
「家事や育児は二人で協力してやるものだよ!!」
「難しかったら、家事サービスなどお金で解決するんだよ!」
という具合に。

友達の意見を聞き、いかに自分で自分を痛めつけていたかがわかる。
自分で自分に呪いをかけているのだ。

私には、優秀な夫がいて、夫がたくさん助けてくれる。
頼っていいし、無理な時は甘えていいのだ。

なぜ、こんなに単純な事に気づかないのだろう…

産後は、視野狭窄に陥りがちだ。

なぜ、そんな簡単な事に気付かなかったのだろう…と思う事は数しれず。
私の視野を広めてくれるのは、大好きな友達の言葉である事が多い。

後日、ご飯がとても美味しく感じた。

呪いに気付き、やっと、自分を解放することが出来たのだ。
友達に恵まれているなぁ、とつくづく思う。

呪いの時代は終わり、純粋に育児を、子供の成長を楽しんでいる。

また、呪いにかかるかもしれない。
けれど、旦那や友達の言葉が、きっと私を救ってくれるだろう。

いつも、ありがとう。

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