見出し画像

優しさって何だろう、について

助産師さんが娘と遊んでる時に、
「この月齢でこんなに遊ぶのは、ママがしっかり遊んであげてるからだね〜。」
と何気なく言われ、とっても嬉しかった。

家事はとことんサボり、ズボラ。
料理は苦手だと思ってるから、尻込みする。
仕事で疲れてる旦那に何でもお願いする事も多い。
立ってる人を使えという言葉があるので、何でもお願いする。
娘をお風呂を入れるのすら、堂々とお願いする。でも、甘えた声で。

今日は何してたんだろう〜と思う日の方がずっと多い。
いや、ほぼ毎日。
うん、毎日だね。

今日の娘をじっと見て、
昨日との違い、出来るようになった事に気付く。
一緒に歌ったり、抱っこしたり、新しい遊びに挑戦したり、

そういう目に見えない時間を、
子どもから感じ取って、
助産師さんが、私を受け止めてくれた気がして、胸がとても熱くなった。

ありがとうございます!


子どもに向き合って頑張っている親に、
私は全然頑張る事が出来てないよ〜という親にこそ、

あなたは子どもにとって大切な事をしてるんだよって、
私も同じように受け止めたい!

私の職場に、
Uさんという、娘と誕生日が同じ男の子を生んだ、戦友がいる。
私は勝手にUさんを慕っていて、何かと一緒に遊びに行こうと誘うし、LINEは長文を送りつける。
Uさんは、全てに返信してくれる、とても心優しい人。

世の中の旦那さんへ
Uさんのように、丁寧に、
優しさをかけてあげてほしい。

奥さんの頑張りに気付き、それを言葉にして、奥さんの心を抱きしめてもらいたい!

何かをしてあげることよりも、
気付くこと、それを伝えること。
そういったホッとする瞬間があるだけで、疲れがどっかへ吹き飛んで、
子育てを頑張る事ができると感じている。


結局、言葉が欲しいのだと思う。特に、愛の言葉を!
少なくとも、私はそう。
なのに、旦那は、ロマンティックのロの字もなく、とても悲しい。冷笑的な態度で、私を論破してくることもある。

お義父さんに愚痴ると、
「男はね、そんなものだよ。」と言われた。

義伯母、義叔母が口々に言う。
お義父さんとお義母さんは、よくぶつかり合ってたみたいだし、
お義母さんは、教育熱心で、センスが格好良くて、最後まで戦いを辞めなかった
お義父さんはマニアックで、ミニマリストだという。

私は「二人」を想像してみる。
ぶつかる姿も可愛らしく、肩寄せあって生きて、
心からお互いを労ってるのを、
ひしひしと感じた。

お義父さんは、お義母さんの生まれ年を
「花のニッパチ」だと教えてくれた。
相撲の名人が沢山輩出された年なのだそう。

とっても、わかりやすい! 

その事を語るお義父さんの瞳は、水色で、とても輝いていて、
お義母さんへの愛に満ち溢れていた。

お義母さんは他界しているので、想像してみる事しかできない。

お義母さんの本棚は、とっても面白い。
私の本棚に似ているところがあり、
夫の岳さんと出会えた事は、運命というより必然なのだとロマンティックに想いを馳せる。

私は、お義母さんに直接は会うことはできない。
だけれど、
岳さんの家族が、お義母さんの素晴らしさを、
言葉ではなく、振る舞いで教えてくれる。

養護教諭で、保健室の先生もしていたし、障害児教育にも携わっていたらしい。
彼女は、人が集まるように非常に工夫していて、
社交的でお世話好きだと義伯母は語る。


きっと、おせっかいではなく、
ごく自然にできる人だったのだろう。

そうあれるよう、たくさん勉強していたのがわかる。
彼女の本棚は、幅広く、そして、柔らかく、優しい。
旅行の品や人からのプレゼントを綺麗に、可愛らしく、
ディスプレイされてあった。

私の趣味とは違うけれど、
飾ってあるのかなと想像が膨らむものも多くあった。

飾っているものすべてに、愛おしさを感じる。


お義父さんに、特に気になったものについて、質問してみた。
「ずっと前からあるよ。プレゼントだと思う。」
と教えてくれた。

お義父さんは、彼女の趣味を知っている。きっと、知り尽くしている。
そして、お義父さんは、何でも正直に教えてくれる。

さだまさしは、嫌いだね。
実は、お義母さんが、大好きだった歌手。
お義父さんはシニカルに語る。
「さだまさしを、好きな男なんているとは思えない。」
私は、正直者で、偏りのあるお義父さんが好きだ。

きっと、
お義父さんとお義母さんは「一心同体」だったのだろう。
阿吽の呼吸 ?! 
相手への労りに満ち溢れた、相補関係

ふたりのもとに育てられた旦那は、
立派で、聡明で、心優しい人。
そして、
誰よりも気遣いができる人だと思う。

私には出来ない事が、
息をするようにできる人。
あらゆる人に気遣いができるし、それを当然だと感じている。

私は無力感に苛まれ、劣等感を感じるが、
旦那の横にいる分には、とても頼りになるパートナーである。

心から愛している。今も、これからも、ずっと、ずっと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?