やんちゃ男子がピアノを習ってて良かったこと
小1の冬からピアノを習い初めて、約2年が経つムスコくん。
朝10分のみの練習時間をチマチマと積み重ね、マイペースに続けています。
どれくらいマイペースかというと・・・。
小学校の同じクラスに、同じお教室に通っている女の子が2人いるのですが、彼女たちとはおそらく教本2冊分くらいの差がついている、というくらい。
それでも、「ピアノを習っていて良かったな」と思った出来事があったので、書いておこうと思います。
☆学校の音楽会で「オルガンをやりたい!」
学校の音楽会のクラス合奏で、ムスコくんが「オレ、オルガンに立候補するんだ!」と言い出しました。
おお、いいじゃんいいじゃん、とハハは賛成。
というのも、去年の音楽会でのムスコくんの担当は「カスタネット」だった、という経緯がありまして。
おお。そうか。カスタネット、か・・・。
いやいや、なんでもいいっちゃいいんだけど。
ハハは「せっかくピアノ習ってるのになあー」と内心で思っておりました。
今年はオルガンか。いいじゃん。がんばって!
☆ピアニカとリコーダーの「試験」に合格しなきゃ
オルガンや鉄琴などの「特別楽器」に手を挙げるには、担任の先生によるピアニカとリコーダーの試験があり、1週間以内に合格しなければならないとのこと。
さすがにピアニカを弾くくらいはムスコくんにも余裕でできるはず、と思ったのですが、休符の長さが1カ所違うだけで不合格という厳格なモノらしく、初回の試験はバッサリ不合格。
ここはがんばりどころだよ、とハハも発破をかけ、けっこう真面目に練習&試験に挑戦。しかし、2度目も不合格。
3度目の正直でようやく合格しました。
ところが、試験はまだ続きます。
次はリコーダーなのですが、これがなかなか・・・。
ムスコくんはは手が小さいこともあり、半分以上の音がきれいに出せない、というレベルからのスタートでした。
真剣な表情とはウラハラに、ピヒー、フー・・・という切ない音を奏でています。これは厳しいなあ。
この時点で残されていた時間は、あと4日です。
がんばっているのにかわいそうだけど、今回はちょっとムリじゃないかなあ・・・とハハは思ったのでした。
☆ムスコくんが見せた「努力」にハハ感動
しかし。予想に反して、ムスコくんはがんばりました。
土曜日も日曜日も、いつもはドラえもんを見て過ごす自由時間に、ピヒー、プー、と根気よく練習してるじゃないですか。
ハハが感動したのは、その練習方法でした。
「苦手な部分をゆっくりゆっくり、何度も繰り返すのよ」という、楽器練習の基本をみっちりやっている・・・。
これ、ユミ先生がピアノレッスンで教えてくれてることだー!
人間、得意な部分は弾くのが楽しいけど、苦手な部分を繰り返すのは苦痛。けっこう根気がいります。
しかし、がんばるムスコくん。
そばで聞いていても、だんだん良い音が出せるようになっていくのがわかりました。
そして月曜日、ハハの予想に反して1回で合格。
根気よく粘って、オルガン演奏のポジションをゲットしたのでした。
☆努力するトレーニング&良い成功体験という収穫
ムスコくんは明るくてイイ子なのですが、いまいち飽きっぽく、好きなことしか熱中しない・・・ま、ふつうの小学生男子です。
「目標に向かってねばり強く努力する」という姿は、今回はじめて見たので、親として感動しました。
ピアノを習い始めたのは「外遊びとサッカーばっかりの毎日でいいんだろうか」という、ハハの懸念からでした。ちょっとは文化的な素養も身につけてくれ・・・という親心です。
だから、マイペースで十分。
多くは望むまい、と思っていたのですが、この2年間で「努力するトレーニング」も積ませてもらっていたのかも、と考えると、ピアノを習っていて良かったなあ、と心から思ったのでした。
この成功体験は本人としても大きかったようで(ハハがメチャクチャ褒めたからかも)、サッカーの苦手なリフティングにも前向きに取り組みはじめたのでした。
結局はそこか・・・まぁ、良しとしましょう。
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