NHKの「ロンドン自然史博物館の舞台裏」で見つけた、理想の働き方

 NHKで放映していた地球ドラマチック「ロンドン自然史博物館の舞台裏」を、小4のムスコくんと一緒に見ました。

 恐竜好きのムスコくんとともに、我が家では福井やら箱根やら、いろんな場所の自然系の博物館にお出かけしています。
 おかげで、この手の教育番組も、親子で楽しめるようになりました。

 内容そのものも良かったのですが、ハハが目を奪われたのは、ロンドン自然史博物館で働く人々、とくに女性の様子。

 みんな、なんとも自然体で楽しそうで、良いんですよ〜!
 未来の会社はこんな感じがいいなあ、と思わされる魅力がありました。

☆フツーに女性が多い

 自然史博物館なので、もちろん理系ワールドなのですが、登場するスタッフさんたちは、半分以上が女性でした。
 フツーに女性。若い女性も、中年の女性もいました。

 アニメ「おさるのジョージ」には、よく女性科学者が登場するのですが、それは科学者=男性という固定概念を子どもたちに植え付けないようにするためだ、という話を聞いたことがあります。
 子ども向けだからこそジェンダーに配慮する姿勢はさすがだなあ、と思っていたのですが、ロンドンでは、リアルな理系世界でも女性がフツーに活躍しているとは。

 リケジョと呼ばれ、持ち上げられたりこき下ろされたりする国とは違うのだな、と思ったのでした。
 

☆フツーにお仕事着がかわいい

 そして、ロンドン自然史博物館で働く人々が着ているのは、「普段着」でした。

 スーツではなく、作業着でも白衣でもなく、普段着。

 作業するときには保護用のメガネや手袋を装着するのですが、基本スタイルは「ちょっと駅前の本屋さんに行ってくるわ」ぐらいの、気楽で動きやすいお洋服たちです。

 とくにルールはないようで、チョウチョ担当のおばちゃんはボタニカルな刺繍がいっぱい入ってるブラウスだったり、大猿の標本を精査するお姉さんは軽くて暖かそうな水玉模様のニットだったり。
 それぞれの個性が発揮されていて、さりげなくかわいい!

 そうそう、仕事をするときの服装は、動きやすさ第一。
 さらに自分なりのお気に入りポイントがあるモノだと、なお良いよね、と共感しました。
 

☆フツーに「持ち場」がある尊さ

 この番組では、男女問わずいろいろな職種のヒトが登場します。
 昆虫や海洋生物の研究者、恐竜ロボットの技術者、お掃除の方、キュレーターなどなど。

 テレビなので、もちろん切り取り方が上手なんだろうとは思いますが、それぞれが自分の職責を果たし、いきいきと働いているのが伝わってきました。
 「持ち場」があるって、やっぱりいいですよね。

 イギリス随一の歴史ある博物館ということもあり、みんなが自分の職場に誇りを持っていることも、キラキラ感の理由かもしれません。

 うんうん、本当にうらやましい職場だなあ。
 こんなところで広報とか記録係とかやりたいな〜、英語できないけどさ〜、なんて思いました。
 

☆ポイントは自然体&誇り、かな?

 「働く」ことが、一筋縄では行かない時代だなあ、と子育てを始めてから、よく考えています。
 いろいろと選択肢は増えているはずなのに、ムスコやムスメの将来に対して、どういう職業に導くのがいいのやら、さっぱり答えは見つかりません。
 まぁ導こうとしてもムダかもとは思いつつ、親として方向ぐらいは示してあげたいのですが、それが難しい。

 というか、ハハのワタシ自身が、ワークライフバランスや将来性など、仕事に関しては「これでだいじょうぶなのかな」と迷うことばかりです。

 「ロンドン自然史博物館の裏側」で紹介された人々は、こんな迷いにちょっとヒントをくれたような気がします。

 自然体であること、ほどよく誇りを持つこと。
 そんなスタンスで働いていきたいよね、と改めて思ったのでした。

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