コンサートの記録:ドイツ・ナショナル・ユース・オーケストラ、フランス・ジュネス・オーケストラ、ドイツ・ナショナル・ユース・バレエ(1月16日、エッセン・フィルハルモニー)


ドイツには国立のオーケストラやオペラ・アンサンブル、大学はありません。
文化・教育はドイツの歴史に鑑み、州の権限下にあるからです。

ただ、例外として、若者たちの教育と支援のために、国(連邦)が直接運営している団体があります。ドイツ・ナショナル・ユース・オーケストラ(Bundesjugendorchester,
BJO)とドイツ・ナショナル・ユース・バレエ(Bundesjugendballett, BJB)がそれに含まれます。

BJOは1969年設立されました。学校が休みの期間、名だたる指揮者、ペトレンコやラトル、そしてオーケストラの団員が指導し、コンサート・ツアーも行います。これまで世界中に出かけています。
団員の年齢は14歳から19歳、コンクールの上位入賞者や厳しいオーディションに合格した子供たちだけが参加できます。

フランス・ジュネス・オーケストラ(Orchestre Francais des Jeunes)は1982年設立されました。

ドイツ・ナショナル・ユース・バレエ(Bundesjugendballett)は2011年設立、ジョン・ノイマイヤーが責任者を務めます。参加者の年齢は18歳から23歳。

1月、BJOにフランス・ジュネス・オーケストラのメンバーが5人加わり、ツアーを行いました。ドイツはルートヴィヒスハーフェン、エッセン、ベルリン、ハンブルク、フランスはリールとパリでした。


プログラム
後援トップは欧州委員会委員長のウルズラ・フォン・デア・ライエン。
彼女はドイツ・ニーダーザクセン州首相を父に持ち、もともとは医者です。
7人の子供がいます。
これはプログラム中に掲載されている写真。2017年のもので、©️Silvano Ballone
同じく2017年のもの


以下は1月16日の公演時の写真です。

オーケストラの前にバレエ用ステージが設営されています。
BJOの公演時にはいつもマスコットのテディ・ベアが指揮者の格好をして指揮台下に控えています。
カーテンコール

FOTO:©️Kishi

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