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Graz Oper 30.09.23 オペラの記録:グラーツ・オペラ(オーストリア)、オッフェンバック《ホフマン物語》

オーストリアのグラーツ・オペラで23/24開幕プレミエ、オッフェンバック作曲《ホフマン物語》を観ました(9月30日)。

グラーツはオーストリアでウィーンに次ぐ第2の都市です。
音楽ファンにとってはカール・ベームの出身地、そしてアーノンクールが育った街として有名かもしれません。

オペラハウスの正面入口。
完成は1899年。ネオバロック式の美しい劇場です。
設計・建築はウィーンの『フェルナー&ヘルマー』。
フェルナーとヘルマーは19世紀末から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパの劇場を多く設計・建築しています。その数は約50に上ります。
彼らが手がけた現存する有名な劇場では、例えばチューリヒ・オペラ(1891)、ウィーン・フォルクステアター(1889)、ヴィースバーデン(1893)、ベルリン州立オペラ(1892)、ベルリン・コーミッシェ・オーパー(1892)など。

内部は美しい装飾が施されています。座席数1400。

客席の天井。

ロージェ。
緞帳の一部が見えますが、これは『ワーグナー・カーテン』。


プログラム。

演出家は各幕で違います。

ジュリエッタの幕。

左はオランピア、右はアントニアの幕。

カーテンコール。

下はプレミエ・パーティー。
赤いネクタイは今シーズン、インテンダントに就任したウルリヒ・レンツ。
演出家バリー・コスキーの片腕として活躍してきたスター・ドラマトゥルクの一人です。彼がドラマトゥルギーを手がけた制作で有名なのはバイロイト・ワーグナー祭の《ニュルンベルクのマイスタージンガー》(コスキー演出)。

夜も更け、劇場の外に出ました。
9月としては例外的に気持ちのいい夏日が続いています。


FOTO:©️Kishi

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