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8/17 パリ留学(といいつつ観光)日記

今日は朝に2コマ授業があるだけの午後は暇な日。

学校終わりに先日行きそびれてしまったオランジュリー美術館に行くことにしました。

オランジュリー美術館とは・・・
チュイルリー庭園にある印象派とポスト印象派の美術館。
モネの大作である『睡蓮』を主軸とした展示の数々が人気。

wikiより

まずは、ギャラリーラファイエット近くの駅からメトロ1番線にのってテュイルリー(Tuileries)駅へ移動。

13番線(最寄り)より綺麗^^;

そこから寄り道で一度ルーブルを拝みながら、オランジュリーに向かいます。

この日のルーブル

ちなみにこのルーブル正面から見て左手方面に進んでいくと目的地です。

さて、遠回りしましたが、、、!

正面玄関横

目的地のオランジュリー美術館です。建物は装飾が豪華なルーブルなどに比べると質素でガラスが多い印象。それもそのはず、以前はオレンジを育てていた場所だとか…!

早速入館して中を見ていきましょう!


美術館の作品たち Les nymphéas

美術館に入り、真っ直ぐ進んでいくとモネの大作「睡蓮 Les nymphéra」の展示が見えてきました。

○睡蓮の補足
前にnote書いたかもしれませんが、人気のある画家のモネは晩年、パリから1時間くらい離れたジヴェルニーという街の邸宅(アトリエ)で余生を過ごし、そこで主に書き続けていたのが睡蓮の花です。要は晩年の大作。

また、どこかで聞いたのですが、睡蓮の絵はモネが描く年月が経つにつれて、どんどん視点が水面に近づいていったとか…睡蓮の花々にのめり込む姿が想像できて、このエピソードが大好きです。

8/6にジヴェルニーに行ったばかりだったので、実際の庭を思い浮かべながらモネにはどう見えたのかを想像しながら見て回ります。

巨大です

日本にもモネの睡蓮の展示を行なっている美術館はありますが、この規模の、部屋全体を覆える大きさではありません。圧巻の空間です。

カメラに収まらないほどのサイズ
先ほどよりカラフル

これらの作品、間近で見るとあまり絵具を混ぜていないことがわかりますね。

かなり「絵具」とわかる

これを見ていたら、大学の授業で筆跡分割(色を混ぜずにちょんちょん塗ること)を用いて画家が目で見た景色をキャンバスに作り出していくという、印象派の手法を習ったことを思い出しました。多分この絵も当てはまるんじゃないかな…?

そのため、離れてみると私たちの視覚を通して絵が完成します。多分

インテリぶりました

モネ以外の展示

さて、やたらとモネ、モネと注目されがちですが、他にも有名作品が多数飾られていますので、そちらも見て回ります。

まずはこの日最も特徴的だったこちらの絵画!

アンリ・ルソー:人形を抱く子供
子供とはかけ離れた顔つきに、地面に埋まる足。この奇妙さが頭から離れずにいました。
こちらもルソー:田舎の結婚式
足が描かれていないところがミソらしい。

主に印象派の作品がメインに展示があり、セザンヌやファンの多いルノワール(私もその一人)の作品もあります。

ポール・セザンヌ:砂糖壺と林檎のある静物
友達が以前この絵画でレポート書いてた気がした。
オーギュスト・ルノワール:ピアノ
近所のオルセー美術館にも同じ構図の絵があります。
同じくルノワール:長い髪の欲女
ルノワールの絵の中の女性はモデル体型ではないけど、気持ち悪いくらい女性の柔らかさがある気がする。

正直、睡蓮以外のブースはそこまで混んでいなかったため、サクサクみることができました。

その後、お土産にポストカードを購入し、美術館を後にしました。


今日の街ブラ

さて、そのあとは友人と別れ、一人で街ブラ。行ってみたかった「Merci」という雑貨屋さんに向かうことにしました。

メトロ1号線にのって、テュイルリーから三つ先のサン・ポール(Saint-Paul)駅に移動。

しばらく進むとバスティーユ広場が見えてきました。

7月革命の記念柱

この辺りから徒歩でしばらく歩いていると着きました!

車もアイコンの一つです

観光客に大人気のMerciというセレクトショップです。中に入ってお目当てのトートバックを探していきます。

洋服も可愛い…。

一階にはタイプの服や雑貨が並んでおり、目移りしながら店内を歩いているとトートバックを発見。

コットン製・サイズ展開もあります。

こちらのコットン製の大人気トートバック。カラフルな色合いは季節によって少しづつラインナップが変わるとか。私が来た日はこの色が飾られていました。(ネットだと黒とかもあった気がする)。

お値段は大きいサイズで日本円で約5000円ほど。これでも日本で発注すると10000円は言ってしまうので、半額で買えると思えば安いもんです。

迷いに迷って、お土産に1つ、自分用に2つ買ってしまいました^^;

また、建物の2階には雑貨がたくさん販売されています!

日本で絶対流行る
流行る(確信)

お皿なども可愛かったのですが、割れたら困るので諦めましたTT

吹き抜けのある店内

最後にオンラインストア(日本が適応かは分からないのですが)、H PのURLこちらに貼っておきます。


無料の美術館を目指して

さて、Merciを出た後どこに行こうかマップを見ていた時、割と近場に無料の美術館があることに気づきました。

パリ市内は有料で2500-3000円くらい入場料がかかる場所が多いので、金欠には助かります。すぐさま向かいましょう。

美術館までどんな経路で進んだか覚えていないのですが、写真フォルダにこんな写真が残っていました。

くまちゃんカフェ
おしゃユニクロ
写真コレクションしていた壁のアート

どこを切り取っても絵になってしまう。私のユニクロがこんなにも素敵な店構えだなんて。「花の都」であるこの街が恐ろしくなってきたところで、目的地の場所につきました。

カルナヴァレ美術館です!

エントランスから

マレ地区の中心に位置する、カルナヴァレ邸とル・プルティエ・ド・サン=ファルジョー邸の邸宅内に開館したカルナヴァレ-パリ市歴史博物館は、パリの歴史を学ぶことのできる博物館です。そのコレクションは約625,000点に及び、フランスを代表する博物館の一つとなっています。

カルナヴァレ美術館HPより

無料なのでチケットも荷物検査もなくスイスイ中に入れました。
(館内の解説を写真で撮り忘れたため、しばらく写真)

パリの看板。裏から撮ってしまったTT。

こんな感じで、年代別の家具・部屋や装飾の展示があります。フランスの革命時代やベル・エポック、20世紀まで、展示が続いていました。

2階に上がると綺麗な中庭が見えます。

カフェ?レストラン?が見えますね。

調べたところこの中庭にはサマーシーズンのみレストランが開かれている模様。次来たときは来てみたいTT。

また、1階にはこんな場所もありました。

怪しすぎるドア

勇気を出して下に降りてみます。

中には先史時代あたりの展示があったのですが、かなり薄暗く、怖くて写真も取らずに出てきてしまいました…。

が、HPに写真があったので一応おいておきます^^!
なんかこの写真は明るいけど、この1/3は暗いです。マジです。

HPより

そして、個人的に一番ときめいたのが「ベル・エポック」の展示エリアです。

これはアールヌーボーの部屋。中にも入れます。
パリの社交界

そして、もうひとつ!
絵の下にある・・・

黒猫
可愛いけど、多分「たらふくチーズを食べたネズミたちを猫が食べるから幸せみたいなこと書いてる。」

5歳の子がかいた黒猫です。これはときめいた。他の絵にもこのように子供が描いたver.も展示されていました。

カルナヴァレ美術館では子供も視点に寄り添った展示(高さを子供に合わせる)などを行っており、これもおそらくその一環で展示されているものと思います。

カルナヴァレの作品が日本で展示されても、クレヨンの絵は見ることはできないはずです。ぜひ見つけてください。

最後に、オキニも載せておきます。

パリの地下鉄の広告は剥がした跡が残っている場所もあり、私はそれを素敵だなと思っていたのですが、作品に用いている人もいました(おそらくですが)。

おわり


<あとがき>2024年になってしまいこのnoteのスピードの遅さに驚いております。2月にまたフランスに行けそうなので、頑張って書き終えます。

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