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どんなときでも、自分は自分でそれでいい~『西の魔女が死んだ』#読書感想文~

みなさん、
こんにちは。

随筆家 兼 文筆家 兼 イラストレーター 兼 占い師
のChii。です。


今日も、

クリエイターフェス向けの記事を
書いていこう
と思います。


今日は
『読書感想文』!

何だか、
学生に戻ったようですが、

本は

学生のときより
社会人になってからの方が読んでいる
かも……?


そんなわたしが紹介したいのは

『西の魔女が死んだ』
(梨木香歩 著、新潮文庫)。


おそらく、

中学生の読書感想文の候補にも
なることが多い作品
です。


知っている方も
多いかもしれません。


ただ、

わたしが
この本に出会ったのは
大学生のとき。

友だちが読んでいて、

興味を持ったわたしに
気前よくその場で貸してくれたのが
きっかけ。


そのとき、

大学にいる人の多さに圧倒され、
『わたしはどう生きていけばいいのか』
と、

自分の内にこもっていた時期だった
と思います。


それが、

この本の主人公である『まい』が
学校に行けなくなった気持ちと重なり、

食い入るように
集中して読み進めていきました。


『まい』は
おばあちゃんとの交流を経て、
自分のこころを取り戻していく

のですが、

その中で、

おばあちゃんとの料理のシーンがスキ

です。


特に、

この記事のトップイラストで描いた
トーストに塗った苺ジャムを作るシーン。


苺ジャムは
お店で買えばすぐ手に入ります。

けれど、

おばあちゃんは

野苺を摘んで、それを丁寧に洗い、
お鍋ですごい量の砂糖とともに煮詰めて作る、

という、

手作り感あふれるスタイル。

時間はかかりますが、

その分、
ジャムに対する愛着も出てくる。


人により、
好みは様々ですが、

わたしは
この丁寧に暮らしていくスタイルがスキ
です。


現代社会は
めまぐるしく変わり、
早ければ早いほうが良い、

という方が
主流かもしれません。


けれど、

わたしは
のんびりの方がスキ。


人のしゃべる速さにも
ついていくのがやっとで、

『わたし、これで大丈夫?』

と思っていた、

そんな疲弊したこころ。

この本は


終始
『どんなときでも、自分は自分でそれでいい』、

そう教えてくれている気が
します。


主人公『まい』の繊細なこころを
美しい文章で綴ってある この素敵な おはなし。

是非、
気になった方は読んでみられてくださいな^ ^


結びに、

あなたの心が
ゆるゆるとゆるまっていきますように……。

#読書感想文

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