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ゾウに乗ったら批判コメントもらった話

ラオスでは象使いの(なんちゃって)資格が取れるとは有名な話で、私も昨日そのツアーに参加してきた。

ツアーの内容としては
・ゾウたちと顔合わせ
・ゾウに乗ってジャングルをまわる
・ゾウ語の勉強
・人間の昼食
・ゾウに餌やり
・ゾウと水浴び
こんな感じだった。
なんで一番最初にゾウ語を教えてくれないんだろうと思った。

まあとにかく半日ゾウ漬けのこのツアーは本当にめちゃくちゃ楽しかった。
ゾウがどれだけ賢くて優しくて偉大な生き物なのかが身にしみて感じられたし、ゾウの一挙手一投足が自分の体に直接伝わってくるのがとっても感動した。
ガイドに「ゾウは胃がないからずっとごはんを食べてないといけなくて、体重の10%(約200kg)の量の食事をとる」って教えてもらって、今まで知らなかったゾウの生態も知ることができた。

そんでその楽しかったなあっていう写真をインスタにあげたら、

こういうコメントがついた。
「ゾウに乗るのは良くないことだから、Googleでちゃんと調べてみて!」みたいなことだった。

たしかに自分もゾウに乗ったとき、どういう風に訓練するんだろうとか、よじ登って痛くないかなとかちょっぴり頭をよぎった。
ゾウに乗ることって悪いことなのかな。
ゾウだけじゃない、他の動物とのふれあいアクティビティって、どうなんだろう。

動物たちとふれあうと、楽しいし、感動するし、自然や動物に対して愛着が湧いて関心を持つきっかけになる。これってとても大事なことだと思う。
動物とのふれあいを提供する企業や団体の中には、売上の一部を環境やその種の保護にあてているところもある。以前行ったタイのタイガーキングダムは、トラの保護活動をしていた。

だけどその一方で、訓練されたり芸を仕込まれたり1日に何時間も人に触られたりと、動物への負担があることも否めない。劣悪な環境のところだってある。

もしかしたら動物とふれあうアクティビティは根絶やしにしてしまったほうが、動物にとっては快適な暮らしになるのかもしれないけど、私は完全になくなってほしいとは思えないし思わない。
やっぱり素晴らしい感動や学びがあるから。
だからこれからは、利用しようとしているアクティビティがどんなものなのか、動物たちがどういう環境でどう扱われていて、その団体の活動理念は何で、売上がどう活用されているのか、事前にできるだけリサーチしたい。
そのうえで納得できるものを選びたい。
実際動物たちがどう思っているかなんて分からないけど、だからこそ少しでも彼らにとっていいと思える選択ができるようになりたいなと思う。

これは身近なことにも押し広げて言えることで、猫カフェとか犬カフェとか、もっと言えば環境に良い製品を買うとか雇用者に優しい企業の製品を買うとか、そういうことにも繋がってくると思う。
今までなんにも考えずいろんなことを選んできたけど、その背景をきちんと知って賛同できるものを選ぶって大事なことかもしれない。

ちなみに、今回私が行ったキャンプではゾウたちはお仕事以外の時はジャングルで自由にしているらしく、結果的になかなか良いところを選んだなと思っている。
だから今回のゾウ乗りツアーは、上記のような事を考えたうえでも行ってよかったなぁと思う。
かといってインスタにコメントくれた人のことを否定する気もありません。人にはいろんな正義があるからね。
私も自分の思う正義をかたちづくるためにいろんなことを知って考えていきたいなと思う。

とまあ長々書いてみたけど、とにかく動物へのリスペクトを忘れずに、彼らを消費するような付き合い方はしないようにしよ!動物だけじゃなくて他のことも色々考えて選ぼ!っていう私の決意の話です。

出国する前に友達から「せっかく行くんだからボンヤリしてんなよ」的なことを言われたので、他の人の考えるきっかけにもなればなと思って書いてみました。
言われたときはピンと来なかったけど、彼が言ってたのはなんかこういうことなのかなぁと。
違ってたらウケるね。

そんなこんなで終わりとさせていただきます。

どうぞよしなに。


#ゾウ #象使い #ラオス #旅行 #写真

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