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ワ゛ワーーーーッ!!(ガチ泣き)

恐怖が閾値を超えた。悲しみが、かもしれん。
感情がエラーを回避するために入力を遮断した感覚があった昨夜、仕事の帰り道、そこからなんも手につかなくなって、目覚めてまだ悪夢のなかにいることを思い出す。

もう、ヤダ。
こんな世界イヤだろ。
ヤダすぎだろ。(語彙力)

いつの間にか勝手にパラちいはちいの未来の姿の1つだと思ってた。
ちいの、もう一つの可能性。あったかもしれない未来。
少なくとも「良くて」、もしかしたら「正しい」世界。

変異したハチワレに泣きながら武器を向けた一コマが、こんなにも痛いのは、そう思い込んでいたからだろう。

ひどいじゃん、ナガノ。
やっていいことと悪いことがあるって、わかんないの?

「この展開・・・の方が、ア、おもしろいし、感動する。」
そう思った時の、ためらいが、フツーの僕らを100としたとき、1もないんだろうな。別に読者の方しか見てないわけでも、物語の方しか見てないわけでもなくて、それ全部ひっくるめての最適解、むしろそれしか出てこないんだろ。
そこまでかよ、そらー生きにくいワケだよアンタ。

だいたいさァ
ハチの気持ち、ハチが何されたかわかってる?

「ッ・・帰るッ・・・帰るんだッ!!!

飛び込んだ並行世界は、すべてがうまくいっている世界で、それだけにいろんな思いが巡って、それでも「ともだち」のいる世界に戻ろうと「木」じいに急かされてなりふり構わずこの世界を「潰す」決心までしたハチが、まさかのキメラ堕ち。

ひどいって、マジで。
「やっちゃった。深夜のドカ食い。。。」→「しちゃった・・・堕天」じゃないんだよ?
帰ろうとして、ちいの命から並行世界の運命のことまでなんもかんもあの瞬間に決断迫られて、やっと蜂を潰したら、心までキメラ化。
「ともだち」が、かけがえのない親友のもう一つの未来が、泣きながら討伐の構え、って・・・・、
地獄だろ・・・・・あの世界。

「木」じいが出てきたあたりからさ、並行世界同士の消滅を賭けたたたかいになっちゃうのかー、これなんて「ぼくらの(鬼頭莫宏)」?くらいは思ってたわ。
でもさ、それはなくねえ?
蜂は並行をまたいで存在してて、注入したパラレルワールドに脳を混ぜて意識ごと吸収されちゃうと、空っぽと住人が生まれるとか、それ言ってんのも敵だか味方だかわかんない初見キャラで、言うとおりにしたら吸収は止まったけど見た目も心も怪物に変異とか。
とどめにその姿が悪夢編やグッズにまで散りばめられてたアレ。
アレ伏線かよ・・・ってことは、ン?「あ・く・む」終わってねーの?エ、じゃあその後の島編は???

例えばパラちいに見えてるものとハチに見えてるものが違って、蜂に見えてたものがパラちいにとっては「潰しちゃいけないもの」だったり、「木」だと思ってたものが禍々しい存在で、ハチが潰したのは実は元の世界の自分とか可能性そのものだとしたら・・・とか、並行世界の存在とそのルールについて考えだしたら恐ろしすぎる。
しかし要素がさ・・・混ぜるな危険どころじゃないレベルで多すぎなんだよ。フツーのSFだったら矛盾してるけど、そもそも確定してるものが少なすぎて解析どころじゃなくて、なのにキャラへの思い入れだけは膨らんで、こんなのまず、こっちの気持ちが、心がもたないだろ。

この日々更新形態のマンガって、そうなんだよな。読み手が考える間もなくリアルタイムで引きずり回されてズタボロになって、評価や検証が間に合わないままに「消費中毒」が出来ちゃう。それはわかってるけど、「ちいかわ」のこのバランス!このバランスだよ、ヤバいのは!
これだけメチャクチャやってんのに、破綻がない。

ステマステマ言ってるアンチはさ、まずマーケティングから調べような?そんで、ナガノが全く「ステ」れてないコトにも気づこうな?そんで金絡めてしかマンガ読めなかった自分と、金が絡んだところで破綻しないことに驚愕できなかった自分を恥じような?
「これなんてSCP?」って言ったら、僕も好きな方だし「恐怖と感動は紙一重」はわかんないでもないけど、ナガノの「ちいかわ」の真髄は、暮らしたいと恐怖のバランスで泣きながら笑うしかない感動まで持ってく異常体験なんだよ。「正常な」心はほっとけ。

ア、この際だ。
ちい虐で興奮してるクズどもは、お前らの想像力の貧困を知れよ。
「ちい民」はな、コレされてんだよ、毎度毎度なァ、心が壊れる手前まで、大好きな作者に追い込まれて、泣かされて笑かされて、わけがわかんねーよ。お前らどんだけハッピー単語脳なんだよ、やることなすこと中途半端でよォ・・・ちゃんと考えろ。頑張れよ!もっと本気でやれよ!!

ハイ脱線戻しマース。

何を言っても、最高の結末に向かってるのはもうわかってる。
全てが裏返るような、予想も出来ない泣き笑いが待ってんだろ、どうせ。
(*´Д`)ハァハァ
ナガノってそういう機械だから。
誰より傷つきやすいけど、悲しいかなヒトの心は持っていない、クマ状の何か。
かわいいを知り尽くしてて、でもやっちゃいけないコトはわかんない。
ヒトの心の機微が十分わかってるからこそ、どんな反応の組み合わせで心を揺り動かす力が最大になるのかがわかったら、例えそれがいっちばん柔らかいところに突き刺すことでも、心のその場所を探り当てて躊躇無く実行しちゃう、最悪のタイミングで。
泣くだろ、そら。そのあとで、誰も、ナガノ以外だーれもつくれない感動を持ってくるんだわ。
泣きながら、笑うだろ、もう。

ヒトの心を弄ぶ「しか」出来ないナガノ。
この究極の結果オーライおねーさんの作り出す物語が、好きすぎて好きすぎて・・・・どうにかなりそうだ。

だから今も更新が怖い。
更新がコワイんだよォーーーーーーーッ!
(ぜってーモモンガが言わねーやつだろ)


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