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ちいき新聞プロデュース!児童発達支援・放課後等デイサービス「ちいつな」がオープンします


2024年春、ちいき新聞がプロデュースする児童発達支援・放課後等デイサービス「ちいつな」八千代高津教室がオープン! 名前の由来は「ちいきとつながる」というテーマから。

児童発達支援や放課後等デイサービスとは、支援を必要とする障がいのある児童や発達に特性のある児童のための福祉サービスです。児童発達支援は0~6歳までの未就学児が対象で、放課後等デイサービスは6歳から18歳までの小学生、中学生、高校生が通うことができます。

児童発達支援管理責任者が作成する個別支援計画に基づいて、それぞれの児童の自立支援と日常生活の充実のための活動などを行います。児童発達支援と放課後等デイサービスの両方を兼ね備えた施設を多機能型といいます。

コミュニティビジネス推進室の室長であり、この事業を担当する井上豪さんに、なぜ地域新聞社がこの事業を手がけようと思ったのか、教室の特色などについてお話を聞きました。

井上 豪(執行役員 兼 コミュニティビジネス推進室 室長)
2004年に地域新聞社に企画営業として新卒入社。支社長や編集制作本部本部長、営業本部長を経て、2023年3月からコミュニティビジネス推進室に。コミュニティビジネスとは、地域の課題をビジネスの力で解決すること。趣味はお酒を飲みながら料理を作ること。
MISSION目標:ちいきタウンの実現

※「MISSION目標」とは、地域新聞社のMISSION「地域の人と人をつなぎ、あたたかい地域社会を創る」を実現するための個人目標です。

地域の人と人をつなぐという地域新聞社のミッションを、地域の宝である子どもたちの安心・安全に生かす


ーーなぜ地域新聞社が児童発達支援・放課後等デイサービス事業をやることになったのでしょうか。

我々地域新聞社は、フリーペーパー「ちいき新聞」の発行など、地域の人と人をつなぎ、あたたかい地域社会を創ることをモットーに活動している企業です。主婦の方がフリーペーパーの企画や配布に関わったり、就労支援事業所に折り込みを依頼するなど、地域とのつながりを大切に企業活動を行ってきました。

私が所属しているコミュニティビジネス推進室では、地域の課題をビジネスの力で解決することに取り組んでいます。

発達に特性を持っていたり、障がいがあったりするお子さんの中には、通常の学童に行くことが難しいお子さんもいます。そこで、主に仕事を持つ保護者の方のために、送迎や療育を行いながら放課後や長期休みの間にお子さんをお預かりするという放課後等デイサービス事業のニーズがあります。

また、児童発達支援は未就学児の同じような特徴があるお子さんを対象に、日常生活の自立支援や機能訓練を行ったり、保育園や幼稚園のように遊びや学びの場を提供しています。

今までの事業を通してそのような現状を知り、利⽤者の需要に対し、施設数が不⾜しているという社会課題を解決するために、児童発達支援・放課後デイサービス事業を開始することを決めました。

先日関係機関の皆様へのご挨拶回りをしてきたのですが、「フリーペーパーのちいき新聞?」「ちいき新聞に求人お世話になっています!」「地域新聞社が療育を始めるんだ!」と、たくさんの方々に温かいお言葉をいただき、うれしかったですね。

科学的根拠のある支援をひとりひとりに届ける療育を

ーー実はわたしの娘も一時期放課後等デイサービスを利用していました。いろいろな教室を見学して、特色もさまざまだなと感じたのですが、ちいつなの特色はどんなところですか。

応用行動分析(ABA)とTEACCHの理念を取り入れた療育を行います。応用行動分析とは、子どもの行動だけではなく、行動のきっかけと結果に注目することで、子どもに対する理解を深めていく考え方のことです。

例えば好ましい行動を増やすためには、その行動の後にほめる、お礼を言うなどの行動を取ることでその行動を強化します。

今まで部下に対して感覚的にとっていた行動も、実はABAの理念を取り入れていたのだな、と感じることもあり、療育だけでなく実生活でも非常に役立つ考え方だと思いますね。

TEACCHはアメリカで生まれた自閉症当事者やその家族の生活を生涯にわたって支援していくためのプログラムで、例えばそれぞれの子どもに合わせて、文字や絵カードといった視覚的な材料を用いる方法などを提案しています。

自立支援に使われる絵カードの例

また、楽しく取り組める運動を取り入れたり、「ちいきとつながる」ということをテーマにしているので、ちいきの書道やアートの先生に来ていただき実際に書道体験やアート体験をしたり、長期休みには校外活動や職業体験なども考えています。

ーーいいですね! 私たち親からすると、放課後に子どもが楽しく過ごせる場所があるだけでもとてもありがたいですが、それに加えてプロが適切な療育をしてくれるというのは非常に安心感があります。

新しい分野を切り開くことで見えてくる世界がある

ーー「ちいつな」八千代高津教室の開業準備で大変だったのはどのようなところでしたか。

地域新聞社は今までさまざまな事業を展開してきたのですが、実は実店舗を持つのは今回が初めてということもあって、建築基準法や消防法の基準をクリアするためにいろいろと苦労しました。

例えば100㎡以上の福祉施設は避難経路(2Fであれば階段)が2つ必要と定められていますが、開業する建物には階段がひとつしかなかったため、教室の面積を100㎡未満にして開業することにしました。

また、開業には建築基準法に基づいた完了検査済証が必要なのですが、良い物件があっても、検査済証がない建物が多くて困りました。今回の物件もどこを探しても見つからず、建築士に新たに検査をしてもらうことになりました。

大変なことも多かったですが、私は営業に携わっていた時期が長かったので、新しい分野を切り開いていくことで違う世界が見えてきている実感があります。

ーースタッフもそろってきていると伺いましたが、まだまだ採用は受付中とのこと。どんなメンバーに入ってきてほしいですか。

立ち上げメンバーということで、一緒に教室を作り上げていきたいですね。決まりきったルールにとらわれず、ご自分が思う保育や療育を実現する場として、新たな場所で働きたいという気持ちをお持ちの方に来ていただけたらうれしいです。

また、八千代高津教室だけではなく、他の場所での開業も予定しています。

興味がある方がいらっしゃったら、まずはお気軽に問い合わせていただきたいですね。

ーーオープニングスタッフって、みんなスタートが一緒だから働きやすいイメージです。地域新聞社ならではの特色を生かした施設になることを期待しています!

編集後記

インタビュー中でも触れましたが、わたしの小学生の娘も放課後等デイサービスを利用したことがあります。学童が嫌でやめてしまったあと、送迎もあり楽しんで過ごせる場があることに助けられました。

また発達障害についても折に触れて調べてきた中で、応用行動分析についても知り、家でもできることは取り入れているものの、どうしても限界があります。

普段通う場所でプロがこのような考え方をきちんと知って子どもに接してくれることは、保護者として非常に安心感があるなと感じました。

ちいきとつながる療育の現場、個人的にも楽しみにしています。

このnoteを書いた人:編集部LEE( X-旧Twitter- / Web記事


児童発達支援・放課後等デイサービス ちいつな八千代高津教室

住所/千葉県八千代市高津679-1
電話番号/047-405-2815(月~金の9:00~18:00)
Instagram/@chiitsuna

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