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40になったら半径30キロ圏内が楽しくなった!

最近成人になった息子に、昔の自分を重ねた出来事があった。
年齢とともに落ち着くというのはこういうことか、と腑に落ちたというのが今回の気づきだ。

朝のリビング、我が家は地方のニュース番組をつけている。
これは数年前に朝のテレビなし生活からテレビあり生活を再開した時に、わたしが勝手に決めた番組だ。
ニュースの合間に、住んでいる地域のお店から生中継がされたり、地域の観光スポットの紹介があったり。
頑張れば、週末にでも足を運べるエリアの情報を得られるのが嬉しくて、この番組を朝の定番にした。
ところがある日、息子に全国ネットのニュースの方がいいと言われたのだ。

理由を聞くと、田舎のニュースの何が楽しいか分からないし、田舎のお店紹介はだるいと言う。
いやいや、大きなニュースは地方の番組でも報道されるから困らない。
行ける範囲のお店を紹介してくれるからこそいいじゃないか。
これがなかなか行けない場所の紹介ばかりされたら?
いいなー
どうせ行けないけどね
と心の中で思ってしまう。
そんな情報よりも手が届く場所の情報の方が欲しくないか?

息子と話しているうちに、自分も高校生の頃はめざましテレビを観ていたことを思い出した。
地方都市とは違う賑やかな街の情報から、東京に憧れた。
日本初出店のお店、ライブの情報、新しくできた観光スポット、食べ歩きが楽しい街…
東京エリアは楽しいところ、と植え付けられて学生時代は何度か遊びに行ったのは事実だ。
そうか、息子も今そういう年頃なんだと理解できた。

では今のわたし、遠く離れた賑やかな街の情報はあまり響かない。
今住んでいる街にもまだまだ知らない場所があるし、行ける範囲でお気に入りを見つけたいと思っている。
いつからそう変わったのだろう?

若い頃は、
なんでもやりたい
どこにでも行きたい
好奇心の塊だった。

今は、
やれるかなぁ
行くのにどれだけかかるだろう
少し慎重になった気がする。
それとは別に、「灯台下暗し」的な思いもある。
近場をもっと発掘したいと思う今日この頃だ。

でも、時折刺激を求めて知らない街に出かけたくなる。
そんな時は、心が赴くまま足を運びたい。


過去に書いた、フットワーク軽く生きたい!という内容の記事はこちら↓

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