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異人たちとの夏 山田太一

壮年のライターが、12歳の時に事故死した両親に出会うひと夏。浅草を舞台に、主人公は生気を失いつつも両親のもとに通う。

もちろん、その他サスペンスチックな流れはあるものの、亡き両親との邂逅に明け暮れていく主人公に、読み手が同一化していく。

ひと夏の出会いと別れ。
異次元の出会いと別れは、夕暮れの草いきれの香りとともに脳にしみてくる。

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