見出し画像

宰(つかさど)ると支配する

出口王仁三郎、植芝盛平は言霊秘書(「山口志道 著」)に影響を受けています。もっと遡れば空海に影響を受けたことになります。さらに遡れば、仁聞菩薩、龍頭太、役行者(役小角)、神武天皇、さらに遡ると、天児屋命、天太玉命になります。これが正当な誠の道となります。

カタカムナを開いたと言われる楢崎皐月氏も、出口王仁三郎も岡本天明も、植芝盛平もみな空海を追いかけていました。稲荷から来ている火水(イキ)の御伝えは日本の根本的な最奥の秘境に当たります。
日本の天皇家は侵略にあっています。あくまでも象徴であり、実態ではありません。日本の大和から由来している治水、霊脈が実態なのです。
その実態は、稲荷、空海や役行者に秘められています。

大和人は天地開闢をして人類を宰っていました。天地開闢の礎を提供して、こういうふうに文明を開いて発展していくのですよと言うのも宰るということです。それが6400年も経つと、宰っている人への憧れから、権力を掌握しようという人が出てきます。
ここで宰っているふりをすると支配してしまうことになります。支配側はそれで気持ちよくなってしまう。
宰るも支配するも同じ構造で間違ってはいません。どちらもピラミッドで、陰と陽です。
でも、宰るとは上が下をしっかり見て、秩序を作っています。一方、支配するとは上が下を牛耳って摂取する構造です。
さらに宰るは上から下へ知恵やエネルギー、教えを流しますが、支配の場合は下から上へエネルギーを吸い上げることとなります。
つまり両者は順流と逆流になるのです。タカミムスビとカミムスビ。それが一つになってアメノミナカヌシになるのです。

ここも相似象、つまりフラクタルです。ピラミッドは悪ではありません。風の時代だからとピラミッドを壊して自由にアメーバーみたいにやるのは本当は良いことではなく、崩壊につながっていきます。そう考えると、今の人々の言っている風の時代の解釈の仕方は間違っているのではないかと思います。

前文明が終わって今の文明が始まっています。この文明を天地開闢した人たちは、前の文明を経験している人たちです。前の文明も今みたいに物質が溢れて、近未来な状況があったのかもしれません。何もない状況からカタカムナの声に従って、何もない泥沼のところから天地開闢して人の営みを作って、だんだん大きくしていって、今になっています。
そして現在も物質文明が終わりになって混沌とし、カタカムナの声が現れています。ここもヒトツカタなのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?