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カタカムナのルーツ

秦(ハタ)とカタカムナ
聖徳太子に強く影響を与えた人物に秦河勝(秦氏の族長)がいます。
秦からカタカムナは生み出されています。
カタカムナのルーツは稲荷、そして稲荷のルーツは秦氏にあります。
つまり、秦とカタカムナは密接なかかわりがあるのです。

〇チョン
○チョンの真ん中のチョンは火、周りの〇は水、この〇チョンを文水火(ヤマト)と言います。
そして○チョンの構造を、アメノミナカヌシと言います。

チョンは誠の火、〇はアメノミナカヌシ(万物創造の原理)の巡りの輪と言いますが、現象や物質はすべてここから生み出されます。
この穴の真ん中には見えない誠の火があって、これがあることによって、穴が働いてすべてを生み出すという構造になっています。
これが三種の神器であり、三位一体の根本なのです。

宇宙樹ができるまで
アメノミナカヌシの働きによって、宇宙や地球ができました。
そしてある日、根元が一つ、二つに割れた幹同士がらせん状に絡まり合って、ずーっと宇宙まで伸びていった木ができました。
この木はアメノミナカヌシの影として、現象世界に現れました。
二つの幹の、左(火垂)がタカミムスビ、右(水氣)がカミムスビ。この両者が螺旋旋回に絡み合って、真ん中のミナカヌシが生まれ、これを三位一体と言います。

宇宙樹から
この御神木の枝から、左に天照(火)の魂、右に月読(水)の魂をもった日月天神という羽の生えた天神が生まれました。
身体(水)は一つで、魂は二つ。左が天照(火)、右が月読(水)、この水火水これをシオミツ(真言密教=水火水)と言います。

人類の発生
天神(火の凝りなので男根、角が生えていた)は枝から生まれました。根元からは龍神(女性器を持ち、羽が生えていた)が生まれました。これがまぐわって文水火(ヤマト)が生まれたのです。こうして火と水が合体して生まれたので、〇チョンになっています。

天神の構造も○チョンになっています。ここからまた、火と水が天地で別れ、それが一体となって再びアメノミナカヌシの構造になり、大和人となります。大和人は一つのアメノミナカヌシのタマを表しているのです。
この大和人は世界をめぐっていた人類の根源種なのですが、ここから五色人等いろいろな人類(人種)が発生しました。

大和人
大和人は天竺に住みましたが、ここが大火災になってしまったため、火のグループは東回りで日本の方へ、水のグループは西回りでイスラエルの方で行きました。
ここで火のグループは天孫族、水(月)のグループは弓月です。
一つのタマが二つのグループに分かれた、これを秦と言うのです。
ハタを言霊で見ると、
ハは火と水の二つを宰る。タはタマで火と水が一体になったこと。火と水、火と月、これを宰る一つのタマという意味を持つ秦は、大和の根源種のことを表します。
ですから秦には二つの種族がいるのです。
天孫系と弓月系。火のグループと月のグループ。
一つのタマから二つの系統が枝分かれしたのが秦なのです。

スサノヲとは
古事記の中で火のグループは天照、月のグループは月読と言われています。もともとの大和の人々は、天地開闢して世界を巡行していました。これをスサノヲと呼んでいました。
スサノヲは海原を治めると言われていますが、海原というのは海ではなく、広い世界をめぐって天地開闢をするという意味のことなのです。

秦とは
秦の構造は火と水が三位一体となった大和から来ています。
つまり秦というのはどこかの一氏族を表しているのではなく、日本の古代から続いている根源主、大和民族のことを言うのです。
古代の大和人である秦たちが世界をめぐって、天地開闢をするときに使っていたのがフトマニ(万物創造の原理)でした。
この奥義を継承してまた日本に持ってきて伝えているのが秦です。

八幡信仰
大和のことを八百万の神とも言います。
八百万の神の信仰を八幡信仰として、秦は日本に持ってきました。
八幡を言霊で見ると、八はハタ、火と水、火と月を表します。
万はよろずを表し、組み固まって連なるという意味を表します。
つまり、組み固まって連なる大和を表します。
組み固まって連なるとは神仏習合を表し、組み固まって連なる大和、つまり八百万の神が神仏習合の八幡として日本に入ってきました。

稲荷とカタカムナ、言霊
火水、火と月と書いてイキと読みます。水と火と書いても火と水と書いてもイキと読みます(「言霊秘書」に火水、水火でイキ、カミとフリガナが付けられています)。
息(火水、水火)が並ぶ理が稲荷ですから、稲荷と神仏習合、大和、秦は同義語になります。
左(火垂)と右(水氣)、イキ(火水)が並ぶ理が稲荷であり、左にカタカムナ(ウタヒと図象符)が生まれ、右に言霊一言則が生まれています。つまり、カタカムナと言霊は息並ぶ理の稲荷から生み出されて、これが一つになることで、〇チョンが生まれ、アメノミナカヌシになるという構造です。

アークの発生
秦という天孫族系と弓月系が二つに別れたものが、またひとつになって、綾なすことを厩殿皇子といって、聖徳太子とかキリストとか、お釈迦さまも、空海も、皆そういう構造になっています。
そして秦、天孫族、弓月、大和、アメノミナカヌシ、天神、龍神は全部この形(三位一体の構造)に帰一しています。
カタカムナがなぜ稲荷の言霊によって解けるのかというと、カタカムナは稲荷の言霊、つまり息並ぶ理の言霊の法則というものによって三位一体の構造になれるように最初から作られているからです。
つまりこの法則にカタカムナ図象符のうたひを乗せることによってアークは発生していくのです。

これまで分からなかったことが、稲荷の言霊の法則を記している水穂伝とカタカムナを合わせて分かるようになりました。
「カタカムナ言霊解」を発生させると天地間の構造を明らかにすることができます。この三位一体の大和の構造を理解することができるのです。

長くなりましたので、一旦ここで。
次回に続きます。

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