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【DWK】 ONLINE DIALOGUE Vol.13 -山元染工場 山元桂子 氏

こんにちは。DESIGN WEEK KYOTO (以下、DWK)の岩口知加です。

7/21、DWK ONLINE DIALOGUE Vol.13 を開催しました。本日はその開催報告をお届けします。なお、YouTubeには対談の様子がアップされていますのでご興味のある方はぜひこちらもご覧ください。

今回のゲストは、
山元染工場 山元桂子(やまもと けいこ)さんです。

山元染工場さんは、テレビや映画などの舞台衣裳を専門に、創業以来89年間蓄積してきた膨大な型紙をデザインに応用し、型友禅を中心とした染め加工一式まで一貫で手がける会社さんで、2016年に立ち上げたテキスタイルブランド「ケイコロール 」も展開されております。

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▲色彩豊かなケイコロール

今回の対談では、舞台衣装やケイコロールがどうやって作られているか、また色彩豊かな感覚をもつ桂子さんの子供時代から今に至るまでお話いただいております。

■トーク内容
①山元染工場について
~昭和5年から舞台衣装を手掛けている~
②山元桂子さんについて
~高校時代は、髪の色は青、赤、金色すべてした~
③桂子さんが山元染工場に入るまで
~大学院時代に出会った今の旦那さんと結婚して~
④ケイコロールを立ち上げるきっかけ
~山元染工場の強みと子供を育てあげる~
⑤ケイコロールらしさとは
~みんな違ってみんな良い~
⑥今後取り組みたいこと
~皆と違って皆良い、という生き方をしめしていきたい~

桂子さんの子供時代からの対談は、それはもう、情報量が多くて、高校が自由な校風で髪の色は青、赤、金色すべてして(ここから今の色に関する色彩感覚が分かります)、大学を選ぶ時も学校のパンフレットが一番カラフルだったから(これだけが理由ではないですが)等など、とても面白いものとなっています。

私が「ほう!」と思ったのは、桂子さんは就活が嫌で、卒業後は先生が非常勤の先生を紹介してくれて、他にネイリスト等もされていたそうです。そこでなぜネイリストを選んだのかというと、大学院生時代「日本の飾り」を研究テーマにされていて「ギャルの精神」と「祇園祭の装飾」について研究されていたそう。機能性を度外視している、ギャルのネイルやゴテゴテにデコレーションされた電話と祇園祭の装飾を結びつけていて、とても面白かったです。
そして今の旦那さんと出会って、大学院修了した時に結婚が決まって、山元染工場に入られて今に至るそうです。

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▲山元宏泰さん(山元染工場代表で四代目。桂子さんの旦那さん)

また桂子さんが、対談中にお話されている ”色と生き方” についてとても印象的で、

桂子さん:
「色はどんな色も綺麗で、全て良い色。生きていてみんな違ってみんな良いという事を皆にも思ってほしい。」

という言葉は感銘を受けました。

今後取り組みたいこととして、皆と違って皆よいという生き方をしめしていきたいとお話をされていて、覚悟をもった桂子さんのお話は本当に素敵でした。

ぜひ動画で魅力をご覧ください〜!

▶トーク動画はこちら

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