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オンラインでの工房訪問について① 〜リアルと何が違うか〜


COS KYOTOスタッフの岩口です。
新型コロナウィルスの影響でも交流をとめない!ということで
オンラインでの工房訪問をしていますが、実施してみてリアルと何が違うのか考えてみました。

■オンラインならではの良い点
・距離が関係ない
・時間の制約が少ない
・最前列(間近)で見られる
・一同に見られる人数に制限がない
・見学者のコメントが一斉に見られる

■オンラインでは伝わりにくい・しにくい点
・香りや熱さ等の嗅覚・触覚、澄んだ音
・現場での熱量(エネルギー)
・偶然的な出会い


〜オンラインならではの良い点〜
「距離が関係ない / 時間の制約が少ない」

匠弘堂現場


 もし、あなたがドイツの建築現場を見たいと思ったら、スケジュールを調整してある程度の長い休暇をとって、航空券・宿泊を用意して...と大変なことになりますよね。それも楽しいといえば楽しいのですが、一仕事です。
そんな時に、オンラインで生の建築現場を見れますよ ! しかもテレビ等とは違ってお互いに交流できます ! となると、一気に気軽に現地の人と繋がれる感じがしますよね。私達も今ドイツのアーティストや大学関係の方々に、京都の工房を中心にオンラインでの工房訪問をしていますが、とても勉強になるというご意見をよくいただきます。


「最前列(間近)で見られる」「一同に見られる人数に制限がない」
「見学者のコメントが一斉に見られる」

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 今、オンラインでの音楽ライブ等でも言われていますが、最前列で見られるというのは まさにそうで、オンラインでかつ、カメラが近づくことで普段見られない場所や角度が見られるようになります。また、上の写真はある神社の修復現場ですが、修復の足場にのれる人数は制限があり、大勢では現場は見られないそうです。工芸の工房も職人1人が家で作業をしている事が多々あり、そういった意味では人数の制限はオンラインではなく、100人以上でも一同に見られます。
 そして、実際に現場に行くと他の人が何を思っているのか言葉を発しないと中々分かりづらいですが、コメントという気軽に発せられる機能があるので、「おお!」「すげー!」など一人書き込むと他の方もつられて、コメントが活性化する場面がよく見られます。これはリアルだと説明している人がいる中では中々見られないと思います。

今ざっとお話した内容がオンラインならでは ! の内容でしたが、
次回はオンラインでは伝わりにくいものを、どのように伝えていくかをお話できればと思います。

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