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【ふたこと日記】ドビュッシー 子供の領分 ゴリウォーグのケークウォーク2回目

レッスンメモです。

弾きづらそうにしていたいくつかの箇所が技術的に解決され、少し表現する余裕が出てきたように見える。
残るいくつかの小さな課題を解消して、今日は表現の話を中心にしたい。

残る弾きづらそうな箇所の解決

・81-82小節目は、右手が弾きづらければポジションごとにまとまり(和音)として捉えるようにするとよい。
そのグループ分けは必ずしもフレーズと連動させる必要はなく、運動として弾きやすい塊を考える。
「結果としてどのように聞こえるか」が重要でその経過は自由だから。
・音を外すのが怖ければ、「鍵盤の上に指を乗せてから→掴む」を意識する。
鍵盤までの移動は素早く、鍵盤の上で待つイメージ。
「鍵盤の上に乗せてからしか弾かない(飛び込まない)」ぐらいの心がけを常にし定着させてほしい。

表現について

間の取り方に悩みが感じられる箇所がいくつかあった。
間を取りたいが、手の準備ができているので流れてしまう、という感覚では?物理的に手を止めてみるのも有効。

ただサラサラと「流れていく音楽」はつまらない。浅い小川みたいに、滞る箇所があり流れが揺らぐが、全てはつながっている、というイメージ。それが、人により、あるいは日により少し違うから面白い。

子供の領分の初版のイラストを見たことがありますか?なんとも奇妙でいびつで、この不思議な感じを表現したい。

演技にも「TVドラマ」「映画」「舞台」など形式があるが、ピアノは「舞台」に近いと考えて良い。ピアノの発表会などで広い会場では萎縮することが多く、余計に大げさなぐらいで良い。少しわざとらしいと思うぐらいに表現の幅を振ったパターンで試してみて、そこから適度な範囲に調整することを検討してみてほしい。
音楽的な完成まで、あと少し。

感想

実は一人で弾いてるときは間合いたっぷりに自分に酔っている。先生が見ているとふと冷静になり殻を破れない、とは口が避けても言えない。


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