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[自由律俳句]❶山頭火ちゃん


部屋の隅に吹き溜まる  獣毛が愛おしい



しばし待てば  消えるはずの顔


行く道に  また  血赤の花を見つけた


可愛いと泣く


尽くし難い感情 なお尽くし


忘れない 忘れない 忘れる


変えるまでも無く 変わる模様


何が言えるか 言えないか 問う


呼ぶ声は いつも後ろから


解き放たれたら どこへ行くか

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