強迫性障害

強迫性障害(以下OCD)は、コロナ以前もみられていた精神疾患ですが、コロナ禍でさらに患者数が増えている印象を受けます(臨床的に感じる主観ですが)。

“手を洗わなければ菌に汚染されてしまうかもしれない”といった汚染にかかわる強迫観念。
鍵をかけ忘れたら火事になってしまうかもといった確認強迫。
その他にも加害強迫や、縁起強迫のように様々な種類があります。

OCDを診る上で大切なポイントは、強迫観念をはじめとした侵入思考に対して親和性の有無です。
言い換えると、本当は考えたくない不合理なはずなのに出てきてしまう場合は、親和性が低いと考えます。
一方、むしろそのような思考に対して肯定的な印象を抱いている場合は、親和性が高いと考えます。

治療方法は薬物療法、認知行動療法、その両者の併用がスタンダードです。
特に、暴露反応妨害法は効果が示されています。

詳細は次の記事でご紹介します。

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