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それってあなたの人生ですよね(ひろ○き風)

モヤり系で何度か記事にしてますが、
ダブルワーク先からの離職を試みていたSさんが、
「まだやめられそうにないんです」とか報告しはじめたのが三月の半ば。

なんでも、後任として入ってきた子が、「やっぱりやめます」で来なくなっった。二人目。
契約の時、「引き継ぎをきちっと終わらせてからやめてね」と言われていて、職場の「奥さん」(経営者の妻で人事担当)も、「あら、またSさんやめられなくなっちゃったわね」とか普通に言うらしい。

「今月で終わるつもりだったのに、ゴールできなさそうで、気持ちが・・・」とかいうので、私はもう条件反射みたいに、

「なんで?」
「後任者を探すのはあなたの仕事ではないよ」
「退職届は受理されて一定の期間経ってるんだから、引き継ぎが終わろうが後任がいなかろうがやめていいんだよ」
「三月いっぱいでという話を前もってしているのだから、改めてそう言い切って、ぐちぐち言われるなら『労基に相談しますがいいですか』って言えばいい」

ほぼ条件反射でここまで言っちゃう自分もどうかと思うけど、
まぁまぁ新鮮に驚くSさんもどうかと思うよ。

でまぁ、毎度のパターンの「判りました、言ってみます」で話は終わるんだけど、私はこの件でほとほと疲れてしまって、新たな魔除けグッズ探索をはじめたわけです。

その数日後、嬉々とした様子でSさんから報告があった。

「後のひとが見つからないようですが、私は三月いっぱいでもう来られませんし、ひとがいないのでは引き継ぎもできませんね、困りましたね」
と『強い意志を持って』(←本人談)「奥さん」に切り出したところ、
とうとう「奥さん」本人が、Sさんの業務を引き継ぎはじめたというのだ。

そこの職場では、退職の当日に、制服等もクリーニングを済ませすべて返却という(変な)ルールがあるそうで、そのため、退職が近くなったひとはみんな(制服をクリーニングに出しちゃうから)私服で来るそうで、
「私も終わりが近くなったら私服で通勤して『強い意志』(←本人談)を示そうかなって」
ああそう、よかったね、といったら、

「気弱になってしまう部分もあったんですけど、ちかさんの顔がちらちらよぎって、頑張って言い切りました」

えー?
なんか自分ではそれほど強い意思はないのに私が言わせちゃったような感じになってない?
元気づけられたとか勇気づけられたとか言う意味でそう言ってるのかもだけど、そもそもこれはSさんの問題で、困った困った言いながら具体的な対策をとらないその姿に私はモヤってただけで、
自分の人生なのに、なんか他人事っぽくない?

うぬう。

モヤるけど、もうあまり振り回されないことにして、よかったね、で済ませときました。おかげで報告の形の相談はあれからなくなりました。魔除けのおかげかしら。
もう月末なので、Sさんは私服にチェンジしてるのかなぁ。ていうかもう月末なんですね。書いててびっくりした。

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