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エイサーみたいな、執筆を

何のために書くか
そう問われれば、結論、好きだから書くのです
自分のためです
書いていると、よくわからないぐちゃぐちゃしたものが、結び目になって、にょきっと現れることがある
それが面白い
だから書く

そして時に、読んでくださった方が、おもしろかったよ、と言ってくれる
それは本当にうれしいことです

最近は、公開しない、公募するための小説ばかりを書いていて
ブログやSNSを全く書かない日々が続いていました
あまり推敲せずに書いたものを、そのまま完成とする行為を、意識的に控えていました
ぐちゃぐちゃした文章を公開することが、怖かったんです
自分の言葉が呪いみたいに、あとからあとから襲いかかってくることもありました

でも週末にエイサーをみて、おや、と思いました
私は肩ひじ張りすぎだったのではないか、と

エイサーって見たことある人には伝わるかと思いますが、すごいエネルギーですよね
イーヤーサーサー!ハーイヤ!って大きな掛け声と、地響きみたいな太鼓の音
今回は歩行者天国になった道で、エイサーがどんどん通ってゆく、「エイサー天国」なるものをみていたんですけれど
本当に、大太鼓が当たっちゃうんじゃないかっていう、ど迫力でした

ただただ、かっこいい

エイサーは、改めて調べますと、こういうものだそうです

エイサーとは
本土の盆踊りにあたる沖縄の伝統芸能のひとつで、主に各地域の青年会がそれぞれの型を持ち、旧盆の夜に地域内を踊りながら練り歩く。

一言で「エイサー」と言ってもその形態はいくつかに分類され、現在ほとんどの青年会が、大太鼓、締め太鼓を中心とした「太鼓エイサー」であり、沖縄県中部が最も盛んな地域と言われている。その中でも旧与那城町、旧勝連町で見られるエイサーは「パーランクー」という方張りの太鼓を用いたエイサーがほとんどで、締め太鼓とは違った雰囲気を醸し出す。

また、太鼓を使わない「手踊りのみのエイサー」もあり、本島北部にいくつか存在するが、これがエイサーの最も古い形ではないかと言われている。

近年では、エイサーの型を取り入れ、音楽はポップスを使用する等、衣装も独創的な「創作太鼓」のグループも数多く存在する

沖縄全島エイサーまつり実行委員会オフィシャルサイト:https://www.zentoeisa.com/about-eisa.html

それで、もちろんものすごいエネルギーを感じるんですけれど、実はみんな太鼓と踊りをしながら、隣の人とおしゃべりしたり、お茶を飲んだり渡したり、泡盛を飲んだりまでしている

白塗りの方は、チョンダラーという道化役の方。全体の統括や、みなの世話を行うんだそうです

イーヤーサーサー!ってすごいエネルギーでやる気満々、一心不乱かと思いきや、すごく肩の力の抜けている部分もある
汗だくで真剣そのものだけれども、みんな楽しそうで、すごく安心も伝わってくるんです
それは、喜び、という言葉がもっとも当てはまっているように思いました

適当とは、全然違う
もちろん100%以上なんだと思うんです
参加していた知り合いの中学生に、すごく練習した?と聞くと、しに練習した(とても練習した)、とのこと
それはそうなんですよね、きっと

エイサー、その唄、踊り、音に共鳴して、共振して、心がぴーんと、はちきれそうだったんですけれど、同時にもうちょっと固くならず、色々文章を書いてみようという、ゆるやかな気づきをもらいました

ものすごいエネルギーと、ものすごい脱力
それを併せ持つエイサー、また、そこに居合わせたい
そして、そんな執筆体験もしていきたい

※写真は2022年8月27日(土)読谷村高志保のエイサー天国のものです
こちらに動画での紹介がありますので、ご関心のある方はぜひご覧ください



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