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「前例がない」という決まり文句、断り文句。・・・実に情けないことだが、融通がきかない石頭の場当たり的な思考回路では、好循環は期待できない。

 行政などの決まり文句、断り文句に「前例がない」という、如何にも歴史や慣習、慣例を尊び、これまでの状態が全て寸分の狂いもなく、正しいかのような捨て台詞がある。

 では、お聞きしたい。「これまでの慣習や慣例は、いつから行われているのか?時代の変遷とともに、何も変わらず現在に至っているのか?今の慣習や慣例がスタートした時点で、何故、前例がないと言って門前払いをしなかったのか!?」と。

 「前例がない」という文句ほど、発展性のない恥ずかしいものはない。現在の決まり事や慣習、慣例が全て正しいものとは言えず、法的に曖昧なまま現在に至っているものも多々ある訳だ。

 「前例がない」と言い放ち、横柄な対応で一蹴したと胡座をかいている人に物申したいが、「前例がない」に素直に首を縦に振る馬鹿はいない。何故なら、未来を見据えて、国民の幸福度を上げるために、「前例がない」では何も改善される余地もなく、良い時代になる可能性を否定することになる。

 冒頭より「前例がない」という文句を言うよりも、「そのご意見について精査をし、前向きに進めたい!」と言った方が、よっぽど生産性がありはしないかと思うばかり。貴方が神的存在でもあるまいし、軽々に「前例がない」という発言は、今後、慎まれた方が宜しいかと・・・。

 「前例がない」では、メタバースもアバター、ビデオ会議もあったもんじゃない。自分が理解できない範疇にあるものへは、何の根拠もなく、必ず「前例がない」で済ましてしまう。それは、視野狭窄の中で、既得権益のみに頭が働くからだ。

 恥ずかしさの境界線を逸脱した石頭に、以下申し上げておきたい。

 「前例」とは「ない」ではなく、「創る」ものである。


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