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日本料理えのきぞの 連載(5)

 中央の胡麻豆腐(写真下)が主役の箸休め(冷製南禅寺蒸し)。

 胡麻豆腐と言えば、滋賀の月心寺の故村瀬明道尼の作る胡麻豆腐を思い出す。吉兆のご主人も絶賛した、絶品として当時は話題となった。

 NHKドラマの主人公としても紹介があった、月心寺の故村瀬明道尼。以前、同寺まで足を運び、精進料理を食したことがあったが、筆者グルメ論のの精進料理の原点となっている。

 今回食した、「日本料理えのきぞの」の胡麻豆腐。味はさっぱり目だが、密度の高い胡麻豆腐であった。ひんやりとした胡麻豆腐の喉越しはたまらない。その辺で出されるなんちゃって胡麻豆腐とは異質なものである。

箸休め(冷製南禅寺蒸し)

▼お品書き(2023年8月31日)

先付  長茄子のとんぶりかけ
前菜  甘長唐辛子の白和え 海老
    ぜんまいくるみ和え 枝豆
    鯛けんちん 鯛の子玉じめ
    鮎甘露煮 丸十
吸物  焼き鱧 ジュンサイ
向付  鯛 鱧の湯引き
箸休め 冷製南禅寺蒸し
焼物  マナガツオの柚庵焼
焚合  穴子 白だつ
食事  鮎寿司 味噌汁
甘味  もも 

日本酒、焼酎などがちらり

▼月心寺

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