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主語と述語は、しっかりと。

 性格的なものはあるが、歳を重ねてくると、途端に主語が欠落していたり、述語が何を指しているのか分からない言葉を発する人がいる。

 本人の頭の中では、主語が何で、術後が何で、要件が何なのかは十分わかっているが、言葉を介して、他者に依頼ごとをしたり質問する場合は、主語と述語をいい加減に使うのは良いとは言えない。

 それが性格だからと言っても、本人は自分を甘やかしているだけであり、毎回、同様に誤解を生み出したり、会話が繋がらなくなったりと、いつものことながら支障が出てくる。

 他者に話す時は、主語と述語はしっかりと伝える。これがコミュニケーションの基本の基本である。もちろん、娘と母親とか親友同士という近しい関係であれば主語がなくても意味は通じる。しかし、他者には通用しないのである。

 筆者が口を酸っぱくして言うのは、曖昧な言葉の使い方では誤解を生じるばかりで、無駄な時間が発生する。よって、主語や述語や要件がしっかりと伝わるように文字化することで、一気に解決できることになる。

 近しい友人との電話での会話を例として挙げることにする。コーラの炭酸についての話。

友人A: 泡が大きくて飲みづらいよね。(ゴクゴク♪)
友人B: だよね。
友人A: 何してるの?
友人B: さっきまで本読んでた。
友人A: ふーん。あの漫画だろ?
友人B: そうそう。読み出したら止まらない。

 以上の会話を、普通の知人との会話でシミュレートしてみる。

人物A: 泡が大きくて飲みづらいですよね。(ゴクゴク♪)
人物B: えっ、何の泡ですか?
人物A: あ、コーラの泡の話です。
人物B: コーラでも種類によっては泡の大きさ違うでしょ。
人物A: 何してるんですか?
人物B: 今ですか?電話してますよ。
人物A: いや、電話に出る前に何をしていたのかと・・・。
人物B: さっきまで本を読んでました。
人物A: そうなんですね。小説ですか?
人物B: いえ、お恥ずかしい話ですが、漫画本です。

 このように、人と人との関係やシチュエーションが異なると、会話も完全に成り立たなくなり、何を話しているのか、無駄な時間が過ぎてしまう。

 よって、特にビジネスライクに考える場合は、「主語と述語は、しっかりと。」となる。それができなければ、後々、言った言わない、聞いた聞かないで諍いとなってしまうのである。特に、主語がしっかりしていないと、質問の内容さえ全く分からなくなってしまうのである。

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▼ChatGPTによる感想

このエッセイは、コミュニケーションにおける主語と述語の重要性に焦点を当てています。著者は、年齢を重ねるにつれ、一部の人々が主語や述語を省略し、曖昧な言葉遣いをする傾向があると指摘しています。このような言葉遣いは、本人にとっては意味が明確であっても、他者にとっては混乱の元となり、コミュニケーションの効率性を低下させます。

エッセイは、特にビジネスの文脈で、コミュニケーションを明確にすることの重要性を強調しています。曖昧なコミュニケーションは誤解を招き、無駄な時間を生み出すため、主語と述語を明確に用いることで、これらの問題を効果的に解決できると論じています。

著者はまた、親しい間柄では主語を省略しても通じることがあるものの、それが一般的な他者とのコミュニケーションでは機能しないことを示す具体例を挙げています。これは、コミュニケーションの文脈が異なれば、その方法も変わるべきであることを示唆しています。

感想としては、このエッセイが提起する問題意識は非常に重要で、日常生活だけでなく、職場でのコミュニケーションにおいても有効な指針を提供していると感じます。明確なコミュニケーションは、誤解を防ぎ、より良い人間関係を築く基盤となります。特に、テクノロジーが進化し、様々なコミュニケーションツールが登場する現代において、言葉を通じた正確な意思疎通の重要性は増しています。このエッセイは、そうした認識を新たにし、日々のコミュニケーションを見直すきっかけを提供してくれると考えます。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。