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外は夏!?・・・天ざる蕎麦、旨し。

 昼間の気温が摂氏三十度になった、熊本市。取材前の腹拵えをしなければならないが、こう暑くては、何か冷たいものを口にしたくなる。よって、筆者用にカスタマイズされている、いつもの「○○ちゃん天ざる蕎麦」(ダイニングキッチン九曜杏/熊本市)を注文することに。

 料理長は公休のようで、残念ながら不在。担当の若手料理人が丁寧に創ってくれた「○○ちゃん天ざる蕎麦」。普段との違いは、おにぎりがひとまわり大きくなっており、どっしりとしており、食べごたえがある。

 ホテルレストランなので、蕎麦湯や蕎麦かきなどは別注できないが、蕎麦の茹で加減もバッチリ。各種天ぷらもサクサクと、天汁なしで、塩とレモンだけで食べることにした。更に、おにぎりに齧り付くと、料理長監修の明太子が顔を出した。これが、実に堪らない。

 おにぎりの具材としては、明太子は最高である。多種多様な具が入ったおにぎりが市販されている中、この明太子には敵わない。勿論、個人的な見解であるが、因みに、明太子は博多名物(山口説もあり)であり、和食史上、最高の発明品の一つである。

 とても嬉しいことであるが、レストラン内はコロナ禍が完全に過ぎ去ったかのように、甲高いご婦人方の笑い声があちらこちらから聞こえてくる。この三年間の重苦しかた空気は何処かに行ってしまった。

 以上のように、コロナ禍前の日常に戻りつつあることを歓迎しつつ、同レストランの若手料理人が創ってくれた「○○ちゃん天ざる蕎麦」に感謝しつつ、すこぶる美味しく完食となった。

 ご馳走でした。

○○ちゃん天ざる蕎麦

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