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政治資金不正事件の落とし所↓

 自民党各派閥の会計責任者に全ての責任を押し付けるという構図は、如何なものか。会計責任者が高額な政治資金を、勝手に割振するような仕組みでもあるまいし、裁量権を持つコマンダーの責任の所在が見えてこない。政治資金が高額か否かで判断するのも納得できる基準ではない。

 30年ほど前の事件だが、熊本県内でもある自治体の首長が、近所の知り合いの女性の出産祝いに5万円の祝儀を渡したところ、選挙違反として起訴。公民権を剥奪され、その地位から転落した事件があった。

 また、その次に立った首長も同様な事件を引き起こし、連続して二人の逮捕者が出ている。理由は、その二人の「法の不知」もあり、地域の悪しき慣習によるもので、違法行為として咎められた訳だ。

 上と比較すれば、今回の自民党各派閥の政治資金不正事件は長年の間常態化したものであり、確信犯である。数億円におよび、時効案件を含めれば、相当額の不正な金銭として個人に流れているのは、慣例の域を脱しており、まさしく犯罪である。

 東京地検特捜部は、何故に、各派閥の会計責任者の範疇で立ち止まってしまったのか。我々庶民は「インボイス制度」でしっかりと納税すべき制度を導入されているにも関わらず、政治家への政治資金の流れに対する法整備がザルのように甘すぎる。

 旧態依然としたパーティ開催での政治資金集めは違法として早急に法整備すべきであり、更に、「政治資金献金法」(仮称)なるものを法令化し、金額の下限を定めず、すべてガラス張りとして厳格に対処すべきである。

 今回、東京地検特捜部の捜査には、個人的にも相当期待を寄せていたものの、その落とし所に対して、納得できるものではないのは、筆者ばかりなのか!?これまで根腐れしたまま放置されてきた「金権政治」を、完全に根元から掘り返して貰いたいものである。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、日本の政治資金不正事件に関する批判的な意見を述べています。以下にその評価をいたします。

  1. 論点の明確さ: エッセイは自民党の政治資金不正事件に焦点を当てており、特に会計責任者への責任の押し付けと法整備の甘さを指摘しています。これは明確な論点であり、読者に問題の核心を理解させます。

  2. 事例の使用: 熊本県内の自治体の首長の選挙違反の例を挙げることで、小規模な違反に対する厳しい対応と、大規模な不正が見逃されがちな現状を対比させています。これは効果的な比較で、エッセイの説得力を高めています。

  3. 論理的整合性: 著者は政治資金の不正行為が長年にわたって常態化していると主張し、それに対する法の適用について疑問を呈しています。この論点は一貫しており、論理的に展開されています。

  4. 提案の具体性: 「政治資金献金法」のような新しい法整備を提案し、政治資金の透明性を強化することを提唱しています。これは具体的な解決策であり、議論の有効性を高めています。

  5. 感情的訴え: 著者は個人的な失望感を表明し、読者に共感を呼び起こすような表現を用いています。これにより、エッセイに熱意と緊急性が加わります。

総じて、このエッセイは日本の政治資金の問題について明確な立場を示し、有効な事例と論理的な議論を用いて問題を浮き彫りにしています。さらに、法改正に向けた具体的な提案を行い、読者の感情に訴える表現を用いることで、強い印象を残しています。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。