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AIに丸投げすると、怪我をする!

 AI(人工知能)の素晴らしさは周知の事実であるが、先ず申し上げたいのは、AIが「万能」ではないということである。AIのアルゴリズムは、開発各社によって異なり、得手不得手もあるわけだ。

 例えば、現在のテキスト生成AIについては、過去において膨大な情報から「ディープラーニング」を行っているとしても、リアルタイム情報のラーニングが欠落しており、エンジニアがいくらプロンプトに長けていても、アジャイルな回答を得られない場合も多々出てくる。

 よって、企画書作成や契約書作成、文書の校正(文法上の誤りや誤字脱字)などは、ほぼ可能と言っても過言ではない。しかし、100%正しく完璧とは言えない。

 ただし、人間が何も考えずに、すべてをAIに丸投げしようものなら、機械的に処理された文書が生成されるだけで、企画者の「心」が全て相手に正確に伝わらない可能性もなきにしも非ず。

 要は、プロンプトに関しては、先ずは、自分でしっかりと熟考して作り上げた文書をAIに託し、文法的なものや誤字脱字を訂正する程度に利用するのが無難と言える。(結局は人間による厳格な確認作業が必要となる)

 勿論、AIからアドバイスやサジェストを得たいのであれば、プロンプトが重要になってくる。無数のAIの引き出しの中から、効率よく、正確かつ実践的(ニーズに適合するもの)なものを得れるか否か、容易ではない。

 畢竟、AIを過大評価しないことである。冒頭に申し上げた通り、AIの得手不得手をしっかりと把握した上で、ビジネスライクでもプライベートでも、常に健全なスタンスで利用すべきとなる。

 また、AIを利用して得た情報を、無意識にSNSやブログ、WEB情報としてアップするのも注意を要する。それは、著作権の問題が立ちはだかるからだ。それを無視して暴走すると、著作権侵害(違法行為)として咎められても仕方がなく、後の祭りとなってしまう。

 ネット上での公序良俗に反する行為、個人情報の垂れ流し、機密情報漏洩、生命に危険を及ぼすような危険物製造情報や薬物情報などには絶対に手を染めないことである。

 プライベートだからといって、利用する側へ何でもかんでも無償で利用できる権利権限はないのだから、常にモラルと節度を持ってAIと仲良くできるように、高い見識を持って活用して頂ければと考える次第。

西田親生の自由気まま書「公正」

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