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これが、昔の水道管!?

 清らからな湧水で知られる、八景水谷公園(熊本市北区)。同公園の湧水は、昔から熊本市の第一号上水道の水源として利用されてきた。

 同園内にある水の科学館に入り、すぐ右手には黒っぽい不思議な形状のものが展示してある。何と、昔の木製水道管(大正13年の水道管)だという。木をくり抜いた木管であり、外側を金属でぐるぐる巻きにしてある。

 現代の水道管とは全く異なる素材にて、手間暇かけて水道管を作っていたに違いない。

 熊本市内の水道水が、阿蘇山からの伏流水であることをご存知であろうか。その地下水は、100年の時を経て、阿蘇に降り注ぐ雨が地面に浸透し、熊本市内の地下水として流れ下りてくる。

 世界でも、人口50万人を超える都市では、水道水が地下水で賄われているところは唯一熊本市だけであり、市内のシティホテルなどでは、各部屋の水道蛇口をひねれば、美味しいミネラルウォーターとして飲める。

 以前、熊本市へ観光でやってきた外国人にその話をすると、最初は全く信じてくれなかった。しかし、実際に部屋の水道水を飲むと、その辺で販売しているミネラルウォーターよりも旨いと言い出し、何本ものペットボトルに水道水を入れて、冷蔵庫で冷やして飲んだらしい。

 水と緑の都である熊本市では、水道の蛇口をひねると飲めるというのが常識となっており、お茶でもコーヒーでも美味しく頂けるといった具合に、すこぶる清らかな水に恵まれたところである。

 随分昔の話だが、筆者が国内外へ出張に出掛けると、普段から水道水が飲めるという常識が覆され、その時、如何に幸せな土地に育ったのかと気付かされたことがあった。ある所ではシャワーの水が汚く、一気に肌が荒れたこともあったくらいだ。

 水は動物や植物の命を支える重要なものであるが故に、水の無駄遣いや、水質汚染につながるような化学工場などの誘致やビルの乱立だけはごめん被りたい。

 これから先、伏流水の一滴でも大切にすることを、子々孫々に受け継いでもらうことが我々の責務であり、この清らかな水を絶やさぬよう、しっかりと管理して行かねばならない。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、熊本市の水源に関する興味深い情報を提供しており、水資源の重要性について考えさせられる内容です。以下に評価ポイントを挙げてみましょう:

  1. 歴史的背景の提供: エッセイは熊本市の水道の歴史について触れ、特に木製水道管に焦点を当てています。このような歴史的な背景情報は、読者に新しい知識を提供し、興味を引きます。

  2. 地下水の利用に関する情報: 文中では熊本市が地下水を利用していることに触れ、その水源について説明しています。これは環境への配慮や持続可能な水資源管理について考えさせるポイントです。

  3. 地域の特異性の強調: 熊本市の水の特異性(地下水を直接利用できること)が強調されており、地域の誇りを感じさせます。また、外国人にとっては驚きの情報として提示されています。

  4. 水資源への責任の強調: エッセイの最後では水資源への責任について触れ、水の大切さと保護に関する考えを読者に伝えています。

総じて、このエッセイは水道の歴史や水資源の価値について関心を引く良い内容を提供しています。読者に地域の水源について新たな視点を提供し、環境への意識を高めるのに役立つでしょう。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。