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女一人でニューヨーク&ワシントンDC 6泊8日 旅の記録(2023.10)

はじめに

2023年10月下旬。
ニューヨークとワシントンDCへ、女一人でツアーは使用せず完全自力で手配して旅行しました。
旅の記念に、そして他に同様に旅行を考えている人の参考になればと思いNOTEに記録します。
私が自力で調べて回って組み立てた旅行になるので、効率が悪かったり、情報が違ってる場合があるかもしれません。あくまで参考として御覧頂ければと思います。

46000字と写真で大変長くなってしまいましたが、お手隙の際に見て頂けたら幸いです。

(TRPGでnote内の画像使いたい方がいたら個人の範囲内でしたら自由に使ってくださいね)


旅行に至るまでの経緯と海外渡航歴

旅行のきっかけ

元々私自身海外旅行が好きなのですが、コロナ渦で全く旅行できない状況でした。
そしてニューヨークはずっと行ってみたかった場所なのですが、遊んでいるゲーム(TRPG)をきっかけにアメリカ東部へ旅行したい気持ちが膨れ上がり、コロナ収束を機にチャレンジしてみることにしました。
しかし、未曾有の円安……世界的インフレ……アメリカのとんでもない物価高……。もうすべてが高い!アメリカ旅行高すぎる!
親も連れて行こうかと悩んだのですが、自分のお財布と相談して断念。また、人生でひとりで海外旅行なんてギリギリ若い(と信じる)今しかできないだろう!!と思い、単独旅行を決めました。

ちなみにCOC(TRPG)の原作クトゥルフ神話の作品の数々はアメリカ東海岸が舞台の原作の作品は多いですし、実際に私がTRPGで遊んだ複数のお話でアメリカ東海岸の都市(ワシントンDC、ニューヨーク、ボストンなど)が舞台になっていました。オタクの「聖地巡礼したい!」という強い願望がここ最近膨れ上がっていたことも旅行を決めた一つの大きな要因ですね。

海外経験と語学力

同じような旅行を考えている方は語学力は気になるポイントかと思います。ということでどのくらいの者かという自己紹介を少々挟みます……。
まずは海外経験ですが、親が海外旅行好きであること、海外で働いていて中々かえってこないという特殊な環境で育ったので、具体的な数は忘れましたが海外自体は20回以上経験しています。行ったことある国は16か国ぐらいでしょうか。海外慣れはしているほうです。
加えて大学時代にカナダのバンクーバーで語学留学を半年ほど経験したので、旅行程度なら困らない程度の英語力はありました。店員との会話ができたり何か困ったら現地人に質問できたり、駅とか諸々英語のアナウンスがあってもちゃんと理解できるぐらいな感じでしょうか。
ですが、留学してから大分経ってますし、仕事の勉強だけで手一杯で英語の勉強はさぼっていましたし、仕事でほぼ英語を使わない環境。英語はかなり忘れてしまっていました。ですが、リスニングや最低限のスピーキングができてたこともあって現地であまり困ることはありませんでした。
まあ、決して流暢とは言えないのでさらなる鍛錬が必要だと痛感しましたが……。
ちなみに、会話はさておき博物館の解説は専門用語も多く長文が多かったのでGoogle翻訳のカメラ機能を使いました。
これが大変すばらしく、一瞬で画像を日本語訳してくれるし、うまくいけば写真撮らずにカメラを向けるだけでリアルタイム翻訳・文字追尾というすさまじい便利さ。これのおかげで博物館はかなり素早く楽しめました!
ですが翻訳機でのコミュニケーションはどうしてもやり取りが遅くなるので、会話できるにはこしたことないなとは思います。でも、翻訳機が心強い味方であることは確かです。

使おう、文明の利器。

事前に準備したこと

出入国について(アメリカ・カナダ・日本)

 まずアメリカ・カナダは日本人が短期間の滞在するだけならビザ取得は不要です。ですが、アメリカ入国には事前にESTA(電子渡航認証システム)で申請をしておかなければいけません(しかも有料)。また今回はカナダで飛行機の乗り換えをしましたが、乗り換えだけでもカナダのETA(ESTAのカナダ版、これも有料)が必要だから気を付けて!乗り換えがある場合は乗り換え国のことも確認しよう!
 あと気を付けたいのは「パスポート有効期限」……国によっては期限ギリギリだと入国させてもらえない可能性があるからちゃんと調べておいたほうがいいですね。渡航できないぞ!
 日本は帰国の際に税関で禁止物品の持ち込みとかの申請が必要ですが、今はHPで事前に申請完了させてQRコードでパパっと入国できるから事前に準備しておくのがオススメです。
visit japanとかそんな名前だったかな(うろ覚え)。

防犯対策

 防犯のため、パスポート&予備のクレカ&多少の札が入ったポーチを服の下に入れられるポーチに入れてました。パスポートは無くしたら本当に詰むのでね!
 結果、こちらを利用することで安心感が半端なかったです。出し入れの多い空港などでは上着と服の間くらいにしまって、航空券もこれにしまうことでオールオッケー。おっちょこちょいの強い味方です。
 これさえなくさなければちゃんと帰国できる、というのは精神的安定につながります。

これ使ってたけどめちゃ便利。安心感が半端ないし、小型で目立たない。
https://item.rakuten.co.jp/liberflyer-japan/passfit-mini-01/?variantId=62&s-id=ph_pc_itemimage

洗濯

予定は6泊8日でしたが、衣類は3泊分用意しました。シャワーを浴びるとき、その日着たものを一緒に洗濯することで荷物を節約しました。
洗剤はウタマロ石鹸をピーラーで削ってジップロックに保管して利用。また選択ヒモは東急ハンズで見つけた選択セットが便利でした。吸盤の耐久力もまあ良い感じです。宿にあったハンガーは木製で物干しに使うのは申し訳なかったので、入っていたエアハンガーも活躍しました。
袋に入れて洗剤を入れて放置して洗うタイプのものも試してみましたが、別に強固な汚れが付くようなこともなかったので逆に洗濯が面倒と感じました。

ウタマロ洗濯石鹸は手洗いの味方
https://hands.net/goods/4512008291206/
東急ハンズに売ってたセット。洗濯ヒモとエアハンガーが活躍しました。
ヒモも長さが調節できるのでシャワールームにフィットさせられる。

ポータブルwifi

 これは必須!!私は一人ということもあり不安要素をなくしたかったので、4GB使い放題のプランで一番安そうなところを選びました。SNSもバンバン使いたかったですし。
JETFIという会社のものでしたが、旅行中かなり快適で問題もなかったです。充電は1日使う分には足りるけど、ポータブル充電器はあるに越したことないという感じでした。現代の生命線です。
 ちなみに空港コンビニで受け取り、帰国後は返却セットをポストに突っ込むだけの簡単仕様です。空港にカウンターがある企業のものはそこで受け取り・返却ができるみたいですね。
JETFIは価格comから入るのがお安いようです。


クレジットカード、デビットカード

NY/ワシントンDCはかなりキャッスレス化が浸透しているので、正直現金は使いどころが全くありませんでした。ほぼ全ての場所でタッチ決済も可能なので、アップルペイやGoogleペイも使えます。

 現金を使ったのは自由の女神のコインロッカーの25¢硬貨(しかも返金される)と、自由の女神のクルーズ内の売店が不調?によりキャッシュのみ受け付けだった程度で本当に使わない。本当に。
それに、硬貨は特に見慣れてないと瞬時に支払いでどの硬貨使えばいいかわからないので、できるだけ無いほうがマシと思えた程度です。両替で日本円に戻すときに端数は消え去りますし……。カードが使えない、紛失したなど、もしもの時にある程度ドル札を保持しておくことは必要だと思いますすけど、基本は現金を使うことは考えなくていいんじゃないかな……と思います。(私は100ドル分を服の中ののポーチに忍ばせていました)
 ちなみに100ドル札は使えない場所も多いので、できるだけ崩せる場所で崩したり、両替時に100ドル札でもらわないこともオススメです。空港で1万円分だけ両替しておく程度でもよい気がします。

 つまり、カード決済だけでほぼ全ての旅費の支払いができます。事前にクレジットカードやデビットカードをちゃんと準備しておくのが大正解ということですね。JCBはアメリカでは使えない場所がほとんどなので、マスターカードかVISAのカードは用意したいです。

 ちなみに今回の旅行ではデビットカードをかなり活用しました。デビットカードって何ぞや?って日本に住んでると思うかもですが、簡単に言えば「銀行にある分しか使えないクレジットカード」です。銀行の預金分からその瞬間引き抜かれるイメージですね。クレジットカード使えるところはデビットカードも使えます(日本も同じ)。
 私は旅行を予定した春の時点で秋までに円安・ドル高はかなり進行することを予想し、数十万円分を外貨預金としてあらかじめ確保しました。結果これが大当たりで、1ドル138円→150円までUPというとんでもない値上り。しかし旅行費用をあらかじめ外貨で預金しておき、基本このデビットカード支払いにしていたので、少しだけ旅費が安く済みました。加えてデビットカードはスマホのタッチ決済で支払いができるようにしていたのですが、財布を出さずに支払いができた為、防犯上もかなりの安心感がありました。
……お金の知識って本当に大事だと思いましたね。


なお、旅行の保険に関しても、カード会社で自動で付帯していることが多いです。我が家は昔からカード会社の保険ですべて賄っています。
ゴールドカードだとかなりの保証がつきますので、下手に保険に入るよりは一年間ゴールドカードとかもアリなのではないでしょうか。あるいは年間●●円使うと年会費無料のゴールドカードもありますのでそういったものも探してみるのは如何でしょう。さらに、ゴールドカードだと日本の空港のラウンジを無料で使えることがほとんどなので優雅に過ごせますよ。

ニューヨーク・シティ・パスの活用

ニューヨークで見たいものと言えば、様々な観光スポット。でも、どれも入場料が高いです……!
ですが、観光客向けの観光セットを購入すればお得にいろんな場所に入場できます。
滞在方法によっておすすめのパスが違うので各自調べて選んでもらうとよいと思いますが、今回私はニューヨーク観光は3日間でしたので、5つの観光スポットがついた「ニューヨーク・シティ・パス」を購入しました。
これだけで総計40%も割引されるので、お財布の味方です。

ニューヨークシティパスですが、

・以下二つは確定
「エンパイアステートビルの日中・夜間入場券」
「アメリカ自然史博物館(有料エキシビション3種のうち1種のチケット付き)」※バタフライ ビバリウム、巨大スクリーン映画、プラネタリウムスペース ショー

・以下から3種類を選べる
「トップ・オブ・ザ・ロック展望台」
「自由の女神像とエリス島へのフェリー移動」
「9/11メモリアルミュージアム」
「サークルライン観光クルーズ」
「イントレピッド博物館」
「グッゲンハイム美術館」

から3種類の入場券を獲得できます。

今回は最初2種のほか、9.11メモリアルミュージアム、クルーズ、イントレピッド博物館を選びました。

ちなみにアメリカでは博物館や美術館は事前予約が基本なので、ちゃんと予約しましょう。チケットはそのままニューヨークシティパスのQRコードでよかったり、入り口でチケットを交換する必要があったり、シティパスからでは予約できなかったりと色々あるので気を付けたいところです。

▼公式リンク
https://ja.citypass.com/new-york?mv_source=rkg&gad_source=1&gclid=Cj0KCQjw4vKpBhCZARIsAOKHoWRnh3YKyBov4mcT8QaVspIGf0Mmgdgc_BaRp6mdhLYNMSVwfWkVZTgaAvk6EALw_wcB

旅先で使うアプリ

現地だと支払いなどでエラーが起きやすいし通信料の問題もあるので先にダウンロードがおすすめです。また登録にSMS(電話番号)が必要なものもあるので、現地で機内モードだけで過ごしたい方や携帯の設定がよくわからない方は日本で登録を済ませておきましょう。。

事前に入れていたのは
・ニューヨークシティパスアプリ
・NYC地下鉄のアプリ(路線図がある)
・各観光地専用アプリ(ミュージアムアプリなど)
・自転車アプリ(ニューヨークは「citi bike」ワシントンは「Capital bikeshare」)
・トリップアドバイザー
・Airbnb(ホテルではなく民泊だったので)
・UBER(タクシーのかわりに。SMS認証が必要なので事前に支払いまで登録しておくことをオススメする)
・Google翻訳

になります。

旅の実録

スケジュール

6泊8日の主要なスケジュールを簡単にまとめると以下の通りです。

一日目:出発
出国、カナダ乗り換え、ニューヨーク到着

二日目:観光一日目(NY)
自由の女神、エリス島、ロウアーマンハッタン散策、9.11メモリアルミュージアム、スーパー

三日目:観光二日目(D.C.)
アムトラック、宇宙航空博物館、ナショナルギャラリー、FBI本部、ワシントン記念塔

四日目:観光三日目(D.C.)
ビックバスツアー、リンカーン記念堂、アーリントン墓地、ホワイトハウス、アムトラック

五日目:観光四日目(NY)
エンパイアステートビル(朝)、イントレピッド博物館、タイムズスクエア、エンパイアステートビル(夜)、ブロードウェイミュージカル

六日目:観光後日目(NY)
アメリカ自然史博物館、セントラルパーク、サークルラインクルーズ、買い物

七~八日目:帰国
出国、カナダ乗り換え、日本到着


上記スケジュールで旅行しました。ワシントンDCに行きたかったのでやや忙しい日程でしたが、かなり濃密な時間を過ごしたように思います。ですが、5-6日目の一部以外は概ねマイペースに観光しましたので満足度も高い旅行でした。

出発(~成田空港)

さて旅行当日です!
東京駅からリムジンバス(1200円)で成田空港へ。交通系ICカードであれば予約も必要なくいきなり乗車し交通系でタッチ決済できたので簡単でした。
電車とバスで移動時間はほぼ一緒かつバスの方が安いとあれば、バスを選派です。荷物も預かってもらえるし。
HPで簡単に時刻表や乗車位置など確認できます。

リムジンバスでターミナル1へ

出国(成田)~乗り換え(モントリオール)~到着(ラガーディア空港)

最初に飛行機を予約したときは15時台出発だったのですが、後日17時にフライト変更の連絡が。
そして、当日空港に到着するとさらに出発が19時まで遅延するとの連絡が……。電光掲示板で確認してもやはりその通りで、余裕をもって昼の12時に成田に到着していたのでかなりの時間を持て余すことに。
ゆっくりチェックインして無事出国を終え、残りはラウンジで過ごすことにしました。
ということで、有料(大人1,220円、Narita TraveLounge)のラウンジへ。

Narita TraveLounge

ま~~これが快適!!
コンセント使い放題、ドリンクバー飲み放題、おやつも食べ放題、ソファはふかふか。景色もよい。空港Wi-Fiとは違う専用のWi-Fiがあるのでこれもよい。
カードラウンジより快適かも!!?と思った程度には快適でした。
デスクワークができるテーブル席もあります。

おなかがすいたので、牛丼を注文(550円程だった記憶)。味はそこそこ。量は少なめでしたが、他におやつや飲み物もあるし飛行機の機内食も美味しく食べたかったので個人的には丁度良い量でした。

そんな感じで、出発時間まで6時間ほどラウンジで優雅に過ごしました。
これがたった1200円なら利用価値高いですよ!

飛行機~宿へ!

まずは成田を発ち、カナダのモントリオールへ。航空会社はエアカナダ。
13時間のフライトかつジャンボ機ということでたくさんの乗客がいました。かなり遅延したこともあり、私含め乗り継ぎがギリギリになってしまった客も多く、機内はバタついた雰囲気でした。

搭乗ゲートを超えて飛行機へ。19時だからもう暗い……
ハンバーグとマッシュドポテト。そばついてたけど美味しかった。でも不思議な組み合わせ。
機内食。この卵がめっちゃおいしかった。
ソバもでたけどまあおいしい。
夕飯・軽食・朝食がでました。
地球は丸い。

13時間のフライトを終え、モントリオールの現地時刻は……20時!
日本19時頃発で13時間のフライトでしたが、時差が―13時間なので現地についても時間がほぼ進んでいないという現象が発生しました。

ちなみに乗り換え時間は2時間のみ。着陸前から緊張で体が引き締まります。
何故ならば、カナダ経由でアメリカに向かう場合「カナダの入国審査」と「アメリカの入国審査」がカナダで行われるからです。
事前にetaやestaを登録していないと、ここまで来たのに日本に帰されることになるらしいです。気を付けようね!

モントリオール到着後、乗り継ぎがあったとしてもそのまま一度出国をします。その後入国審査を行います。
なおアメリカ入国審査は専用の入国審査ゲートがあったのですが、このことを知らず(アナウンスもされない……どうやって事前に知るんだろうか……)、時間もないのに空港内で道に迷うことに。
迷った末に普通の出国ゲートを見つけ、そちらに入ろうとしたのですが警備員の人が「アメリカに向かう場合は入り口はここじゃないぞ!」と教えてくれました。
道を教えてもらい、速足でゲートへ向かい、何とかアメリカ入国審査のセキュリティを超えました。

しかしカナダ人はやはり温かい……入国審査のおじさんも「え?一人でニューヨーク旅行するのかい?気を付けてね~!」ってニコニコ見送ってくれました。それと雰囲気がのんびりってのもある。
留学してただけあって勝手にカナダ人には親近感があるからこれは偏見かもしれないけど、やっぱりおおらかな人は多いように感じます。

まあ、どの国でも「人による」んですけどもね。

結局、出発40分前くらいにニューヨーク行飛行機の搭乗ゲート前へ到着することができました。ホッ。

周囲を見ても、多分日本人は私だけ。早速心細くなりながらも待機していると、時間になり搭乗。

モントリオール~ニューヨークは1時間半のフライトで、座席も2人×2で比較的小型の旅客機でした。

搭乗ゲート前で時間をつぶす
20時なので大抵のお店は閉まってました。
ニューヨーカーと思われる女性集団のニューヨーク英語はキレッキレでした。
モントリオールを発つ。小雨。
軽食のツナサラダロール(おいしいぞ……!?)とビスコフ、そしてコーヒー。

そして、1時間半のフライトを乗り越え、無事にニューヨーク・ラガーディア空港に到着!

さっそくポータブルWi-Fiを付けて各所に連絡をいれつつ、アメリカ入国と預けていた荷物のピックアップを済ませる。

準備万端、いざ空港を出発し宿へ出発……!!!


―――しようとしたけど、どこでUBER配車をすればいいかわからない。

全ての審査を終え、到着ロビーへ。目の前にはTAXIの表記で、ニューヨーク代表のイエローキャブが並んでいた。


すでに時刻は夜。女一人で初めての土地。
事前にアプリの使い方について下調べはしていたとはいえ、初めて使うUBER配車でアプリの勝手もよく分からない。

不安になりながらアプリ画面や周りの看板を見つつウロウロしていると、どうやら配車アプリ専用?の乗降スポットが別にあるようでした(この通路を右へひたすら進む)。
乗降場についたら、ドキドキしながらUBERで配車依頼を開始。

なんとか初めての配車をこなすと、無事にものの数分で運転手と合流。
やった!!
荷物を入れてもらい、車に乗り込みます。

宿まで十数分分だったので運転手と少々会話をしました。
男性でしたが、ウーバーもニューヨークも初めてだと話すと、使い方の説明とか色々教えてくれました。親切。ネットを見るとウーバーにはチップはいらないとの記載もあるけど、感謝の意味も込めて払っておきました。
夜ということもあって渋滞もなく、スムーズに宿の前へ到着。

小汚さがあり夜は少し治安が不安になるエリアでしたが、急いで中へ入りました。

Airbnbのおうちへ!

ブルックリン、クリントンヒルにあるAirbnbを借りていました。
宿にたどり着き、キーボックス方式ということで番号を入力して鍵GET。
入室すると……ホールは少々汚くぼろい。
でも、日本を基準にしてはいけません。

このアパートの二階の一室を借りてあります。

ぼろいですが、周囲の建物みんなこんな感じっぽいです。

ミシミシと音が鳴り撓む木製の階段を、キャリーバッグ抱えながら登ると玄関を発見。

しかし扉を開けようとして……


開かない!!!!!!!


Airbnbにかかれた通りに入室しているはずなのに扉が開かない!!

焦ります。

私、もしかしてアメリカ初日は廊下で寝るの?
荷物は?他の住民に出会ったらどうしよう?防犯的にやばいよね?


そんな嫌な想像をしつつ、急いでホストに連絡。
「指示通り開けてください」って、ちゃんとやってるわー!!

壊さないように注意して扉をガチャガチャしていると、何とか鍵が開きました。



ホっとしながら、鍵を閉めようとして……


閉まらない!!!!!!!


……無理に閉じると出られなくなる可能性を考えて鍵を閉めるのは諦め、もう一つ奥の扉を開けて目的のお部屋へ。

こちらはスムーズに入室・施錠ができたので一安心。

無事に落ち着くことができました。

ということで、お部屋ツアー。

かわいい。広い。
暖炉は実際に昔使われていたようです。元はテレビの位置にあったのか?鹿の置物が地面に置かれています。ミシン台は作業台代わりのようです。
キッチンは可愛く機能的。ウォーターサーバーやシーズニング、コーヒーメーカーなどがおかれていました。
ベッドはサイコーに寝心地が良かったです。飾られた絵画もいい雰囲気。
しかし……この天井の明かりはなぜかつかず。
そしてライト後ろの暖房も……つかない。あれ?
お風呂はシャワーのみですが、タイル張りで段差が椅子のようになっていておしゃれでした。
歴代の前の利用者?のおいていったグッズが色々おいてありました。怖くて使いませんでしたが。
でもこの椅子部分はなんか良い。
キッチンはオーブン付き!ガスコンロでした。
玄関にちっちゃいイスあるの助かる。スリッパあったけどみんなはいてそうだから自分の持ってきたの使った。

ちなみに一階がおしゃれなピザ屋ということもあり、日付が変わるまで結構騒音は賑やかでした。でもあまり気にならなかったですね。

ササっとシャワーをあびて、ホストに色々伝えた後、就寝。

観光一日目(ニューヨーク)

いよいよ観光開始!
1日目は「自由の女神」「エリス島」「ロウアーマンハッタン観光」
「9.11メモアリアルミュージアム」「スーパーでお買い物」の予定。

グッドモーニング。
朝食は機内食で余ったパンをかじりました。キッチンにはコーヒーメーカーがあったので、ありがたくコーヒーも頂きます。

準備をして、出発。自由の女神のあるリバティ島に向かう船に乗るためにフェリー乗り場まで移動します。

宿の近く。こうみると長閑に見えますが、浮浪者もいるし低所得者の危ない雰囲気の人も多かったり落書きなども少々あるのでやや危険な香りは感じました。

まずは地下鉄に乗りました。
観光客向けに券売機で買うメトロカードのリミテッドチケットはありますが、最近OMNYという日本のスイカの様なタッチ決済方式がメジャーになっているようです。調べてみると、クレジットカードが乗車券代わりになり、複数回使うと自動でリミテッド(乗り放題)に移行するようでした。

ということで日本であらかじめスマホでOMNYを使える設定にしていたので、改札でピッとスマホでかざすだけで無事に改札を通過。

便利!!

そして、さっそくNYのカオスさ……というよりも治安の悪さを経験します。

メトロでは、ホームではアジア人や女性のいる場所で待機し、危険そうな人物には近寄らない、線路には近寄らない(アジア人女性が突き落とされる事案があった)、といった防犯対策をしました。
観察していると、やはり女性は女性の近くに集まる様子。

そうしてドキドキしながら初めてのメトロに乗車して数駅。
独り言をぶつぶつとしゃべり続ける浮浪者の男性が乗車してきました。
おそらく薬中。

車両を移動しようか迷ったところで、正面に座っていた女性が立ち上がったので流れに乗って私も立ち上がりました。女性についていく形で車両内の別の座席へと移動。

その浮浪者は危険なタイプではなかったようですが、目の前のニューヨーカーの女性にお手本をみせてもらったので安心して行動に移せました。ちなみに、もしもの場合は早急に車両を移動するのが一番です。

そうして初めてのメトロを終えて、ほっと一息。

ですが、地下鉄から乗り換えのバス停の位置を地図で探すものの、よくわからずやや迷子。
結局バスは逃してしまいました。

……そういや私バス停の見方を調べてねえな!と今更になって思い出します。遅いわ。
その場に行って見ればわかるかな?と希望的観測でいたのですが、分かりにくかったので事前に調べておくのをおすすめしますね……!

地図を見ると現在地からフェリー乗り場まで1㎞だったので、結果徒歩で向かうことにしました。

トリニティ教会
チャージングブル

そのおかげか、道すがらトリニティ教会(ニューヨークで一番古い教会)やチャージングブルの像(ウォール街および金融ののシンボル)などを見ることができました。

・自由の女神観光
私はニューヨークシティパスのチケットは使わず、自力で公式サイトからチケットを手に入れました。というのも、「自由の女神の王冠までいけるチケット」が欲しかったからです。また、王冠へ入れるクラウンチケットは一日の販売数が少なく数か月前には埋まってしまうため、予約は3か月前に済ませていました。
※シティパスでは島上陸はできても女神内部や王冠へは入れない。

ちなみに予約時に間違えて一度ニュージャージーからのフェリーを買いましたが、公式HPのチャットで相談したらその場でチケットをマンハッタン発に交換してくれました。
間違えた場合、チャットないし電話で英語で交渉するのが必要なので購入時は注意です。しかもちゃんとマンハッタン発に空きがないと変更できないので、一番は間違えないことですね……。買った夜にメールみてすぐ気が付いたし同日のNY発フェリーに空きがあったから事なきを得ましたが、すでに売り切れの時間帯もあったので危なかったです。
全部英語だけどHPはちゃんと読もうな(自戒)。


しばらく歩いて、フェリー乗り場に到着。
フェリーチケットは窓口で引き換えて貰いなさいとのことだったので、直ぐ傍にあるキャッスルクリントンの内部にあるチケット窓口へ。
無事にチケットを引き換えてもらい、クラウンチケット専用のバンドを腕につけるように指示されたので腕に巻き、フェリーへ向かいます。

ちなみにチケット売り場の人が日本語喋れたのでとても驚きました。

「やっぱNYでも観光地の人は語学勉強してるんかな~」と思ったけれど、旅行中に私に日本語喋ってくれた人はこの人だけだった。

乗り場から既に自由の女神が見える。ピンクのバンドはクラウンチケットの人専用。
空港と似たようなセキュリティチェックを受けてフェリーへ。
観光客でいっぱい。列に並び、乗船を待つ。

フェリー乗船。
内部は売店がある室内のフロアと看板、そして二階の展望デッキといくつかブースがあります。
右斜め前方の位置がオススメとネットで見ていたので場所を確保。
実際おすすめでした。
また、午前中の方が日光が女神の左から当たるので、写真映えします。

しかし10月下旬ということもあり船上は寒い!!風も強かったので、手がかじかんでしまいました。

船内のフードカウンター
いい写真がたくさん取れました。
唯一のフェリー乗り場

リバティ島へ到着。
まっすぐ道を進むと日本語ガイドがもらえたのですが、自由の女神に注目して上を見ていたことや、姉とビデオ通話してたこともあって完全に見落としました。
そんなことにも気が付かず、女神に向かって右手へ曲がっていく道を歩き、下から女神を眺めました。

自由の女神!!こんな風になってたんだ―!と驚きでした。
後ろからの女神。時間的(10時)に後光になっている!カッケェ!

ぐるっと女神の周りを回ると、女神左側に女神入場ゲートを発見しました。
(中が狭いため)コインロッカーに荷物を入れるように指示する看板をみつけ、それに従って中へ。
コインロッカーは25セントが必要。一応両替機はおいてありちゃんと働いていましたが、念のため事前に用意するのが良いでしょう。

残りの段差の数とプチ情報。

地上階からは階段続きです。エレベーターもありましたが行列で、まだ観光初日で元気もあった為階段を使用しました。

215段の段差をひたすら上り、台座まで向かいます。

台座に向かうと、台座から外を眺められる道と、さらに上のクラウンまで向かうらせん階段があります。
クラウン入場の時間になっていたので、らせん階段前にいるお姉さんにピンクのバンドを見せます。するとバンドを捨てるように指示されたのでバンドを捨て、そして注意事項を聞いた後に階段を再び登っていきます。

しかし、その階段がハチャメチャにせまい!

163㎝普通体型ですが、170㎝ぐらいの人でも頭打つのでは?というくらい道が狭い。
アメリカンおデブのひとはまず通路に引っかかってすすめないのでは……という狭さです。

王冠へはこの激狭162段のらせん階段を上る 方法はそれのみ。
アジア人の普通体型でもやや狭いと感じるんだからBIGな方は……ハマるのでは?

なんとか登り切って、王冠の空間へいざ侵入。

反対側の壁限界から撮影してこれしか映らないので空間の狭さが分かると思う。

頂上は定員10名。しかし10名もいたら身動きが取れないレベルで狭い。4人だったのですが、それでも身動きはあまりとれません。

スキマからみえるマンハッタン島
女神の王冠の隙間から外が見れるが、頭のとげやトーチも確認できる。
女神の顔の裏を見れるのもこのチケットならではかもしれない。意外と薄い。

ですが、自由の女神の頭まで行ったぞ!というのは一つの良い思い出です。

ちょっと曇ってきた。光の具合は良い感じです。11時頃。
台座の下にはカナダグースがいっぱい。かわいい。

曇ってきたこともあり、台座を眺め終わったらミュージアムへ向かいます。
ミュージアムは島後方。

リバティ島全貌。島は結構小さい
ミュージアムには女神関連の展示が。

ミュージアムにも展望デッキがあり、島を一望できます。
満足したので、画面右手の方向にあるお土産屋さんでお土産を購入した後、次の目的地へ。
フェリーに乗り込みます。

②エリス島
昔アメリカへの移民は必ずこの島で審査・検疫を受けなければいけなかったことで有名なエリス島です。アメリカ人の5人に2人がエリス島を通ってきた移民を祖先にもつらしく、移民の国であるアメリカの歴史に欠かせない存在です。

無料日本語オーディオガイドを借りて、中を見学します。

資料館としてはかなりボリュームがあり、この島について事前に勉強していなかったので予想以上に楽しく回れました。オーディオガイドのボリュームも大量で、かなりの見ごたえがあります。過去の移民、そして現在の移民にいたるまで様々な展示があります。
アメリカ人はここで先祖検索もできるようです。

入り口
ホール
裁判室にみえるが実際は審問室……のようなものだったような……(うろ覚え)
状態の良くない移民はエリス島から出られなかったとか。もっと体調が悪いと帰国させられたらしい。一家で移民をしたが理由もわからずおばあちゃんだけ国に返され二度と会えなかったとという悲しい出来事も。
しかし、殆どの人は入国できたとか。

一通り島を観光。
時刻は12時過ぎ、お腹が空いたので島の中のカフェへ。
マフィンとジュースを購入。
マンハッタンに戻る船が出そうだったので急いで向かい、再びフェリーに乗り込みます。

……あれ????


自由の女神右手のから黒煙が上がっていないか……!?
これ結構大きい火事なのでは!?


調べたところによると、ニュージャージーの港の貨物船が燃えたようです。ニュースになっていました。
みれば、女神のところまで煙が回っています。しかし周囲は観光客だからなのか、火事には気が付いていない様子です。

……まあ、戻るしいいか。

今自由の女神にいる人は煙たそうです。

えらいものを見てしまいましたが、マンハッタンへ戻ります。

・ロウアー・マンハッタンを街ブラ
マンハッタンの主要なエリアらしく、観光地もたくさんある場所です。NYはゴミも多く汚い場所が多いですが、この辺りは整備され綺麗な場所も比較的多いと感じます。
メモアリアルミュージアムの予約時間まで時間があったので、お土産屋さんを見たりウォール街をみたり、行きで見かけたトリニティ教会に寄ってみたり色々ブラブラしました。

ウォール街、ニューヨーク証券取引所。世界の金融の中心ともいえる場所。
トリニティ教会。綺麗な教会です。
こういう宗教施設では尊敬の念をもって観光したいところ。
美しいステンドグラス。
墓地

・9.11メモアリアルミュージアム
北西に向かって歩けば、かつて二つあった貿易センタービルのあった場所にたどり着きました。
かつて、2つのビルが建っていた場所には大きな噴水のようなモニュメントが作られており、テロ被害者の名前が刻まれています。

今も花が添えられている。

見上げれば、新しい貿易センタービル。
現在ニューヨークで一番高い建物です。

美しい建物だけれど、哀愁を感じる。
空を反射して大変美しい。

予約時間になったのでニューヨークシティパスを使用して地下のメモアリアルミュージアムへ入場します。やや時間前でしたが普通に入れました。

貿易センタービルがあった場所(慰霊碑の噴水)のすぐ傍にミュージアム入り口となる建物があり、そこから地下に降りればメモリアル・ミュージアムになっています。
つまり、貿易センタービルがあった周辺の地下空間一体がミュージアムになっている感じですね。

地下へ降りて、鑑賞していきます。

入り口付近。何時に墜落したかが書かれている。
貿易センタービルを解体する際に最後に残っていた柱。
ビルの基礎がそのまま残されてる。
飛行機が突っ込んだ場所にあった柱①
柱②


追突の衝撃が良くわかる。
飛行機の窓。
この奥に本当に座っていた人がいると考えると、恐怖を感じる。

様々な展示がありましたが、個人的には被害にあったすべての人の来歴などがひたすら無音で流れるスクリーンのある空間が印象的でした。
こうした被害にあった人物たちが、「見知らぬ被害者」ではなくただ別の人生を歩んでいた一人の人間なのだということを強く教えてくれます。

また、墜落瞬間の映像や内部にいた人間の証言、逃げ場がなくビルから転落する人々の映像などショッキングな内容も含まれていました。
恥ずかしいことに今まで知らなかったのですが、フィラデルフィアに落下した一機の中には日本人学生も搭乗していたそうです。
彼の日本のパスポートが提供され展示されていました。

ミュージアムのボリュームはかなり大きく、しかし写真を取るのも忍びなかったので目で見てゆっくりと回りました。
ショッキングなものへの耐性は強い方だと自負していたのですが、ミュージアムを見終わったころには少し食欲が失せ、一旦休憩したいと思った程度には精神に響くものがありました。

テロ当時は私は幼かったのですが、衝撃が強かったこともありニュースでテロ映像を見た記憶は結構鮮明に覚えています。個人的関心が強かった事件だったので、今日に至るまでに9.11関連の資料や動画などは結構目を通してきたつもりです。ですが、自分がその場所に来れるとは思っていませんでした。ずっと訪れてみたかった場所なので、9.11メモアリアルミュージアムは大変感慨深い場所でした。

・買い物
すっかり食欲が消えてしまったので、スーパーに行く予定を変えてH&Mに上着を買いに行きました。
何故なら、かなり寒かったから……。丁度寒波が来た日だったようで、気温が10度くらいだったでしょうか。
複数上着は持ってきていたのですが、厚手のコートが欲しい気温だったので良さそうなものを探して購入。

また、ブルックリンに戻るためにメトロへ向かっている最中に面白い出来事がありました。

歩道のど真ん中でリスを発見。
リス自体はアメリカでは全く珍しいものではないのですが、そのリスは歩道の真ん中で堂々と立っていたので目立ってました。周囲の観光客達も逃げないリスの写真を撮って撮影会の様相です。
そうして暫くすると、こちらの様子をずっと伺っていたニューヨーク市警のおじさんがパトカーから降りてきました。

パトカーから出てきたニューヨーク市警のおじさん。
おじさんはリスにナッツをあげてリスと戯れた後に再びパトカーに戻った。

なんとおじさんはポッケからナッツを取り出し、リスにあげたのです!

ナッツを渡されたリスは市警のおじさんに気を許した様子。そうしておじさんはリスをナデナデと撫で始めます。

おじさん、嬉しそう。

デレデレしている。

リスはナッツを手に入れ、おじさんはリスと戯れることができ、そして周囲の観光客もナッツのおかげでリス……とおじさんを長く眺められます。

3者win-winの出来事。

しばらくしておじさんはリスに触れられて満足したのか、パトカーへと戻っていきました。

ニューヨーク市警はリスをも手懐けられるようですね……!


その他、周辺には芸術的なビルが数多くありました。
こちらはワールドトレードセンター駅、オキュラスという商業施設。何とも芸術的な形です。

進●の巨人でみたような気がs……
内部。

そして、ブルックリンへと戻り、帰宅する前に近くスーパーへ寄ります。

かなりローカルな雰囲気のスーパーでしたが、ものはそこそこそろっていました。
物価はやはり高い……。でもある程度想定していた範囲ではあったので良かったです。しかし3ドルで水も買えないのはちょっとな……。

アメリカらしいケーキコーナー。
飾り用のカボチャが売ってる!

旅行がは10月下旬、時期はハロウィン。スーパーには飾りのカボチャが売ってました。ここで買ったのか、近所のおうちにはかぼちゃが飾られていました。

数日分の食事を購入し、買い物を終えます。

ホームレスもいて、ゴミも少し散らばっているので治安がやや悪いのを感じる。

19時になっていたので、周囲はもう暗くなっていました。足早に帰宅。

・夕飯
帰宅後は夕食作り。
七面鳥のロースが売ってましたが、なんと10ドル。日本だと七面鳥はまず見ないし二倍以上の値段だと思うので買ってしまいました。こちらは夕食兼、この旅行中の朝食や昼食のサンドイッチの具材に使います。
リンゴはアメリカのランチの定番の認識なので数個ランチ分に買いました。
パンはせっかくなので全粒粉のもの。ポップアップタイプのトースターなのでチーズはそのままスライスして食べようかと思ったのですが、フライパンで焼いて溶かすことを思いついたので、溶かしてパンにのっけて食べました。美味しい!
洋ナシも美味。あと適当に買ったクッキーも意外に美味しかった。

七面鳥!

食事を終えたらシャワーを浴び洗濯をし、寝る前に明日のアムトラックをネットで予約します。

ちなみに、本当はもっと早くから予約するべきとは思っていたのですが、出発時間を悩んでいたので予約を保留にしていました。
ワシントンDCでの観光時間が増えるので早めに出発したかったのですが、ニューヨークの雰囲気や地図の距離感、地下鉄の安全性、自分の疲労度合の感覚が掴めていなかったので、もし朝疲れて寝坊なんて事があったらいけないと思ったのが理由です。

なお、偶然いい感じの便にキャンセルが出たようで、普通の1/3ぐらいの価格でチケットが売られていたのでお安くチケットを手に入れることができました。かなりの節約に成功です。
でもこれは完全に運なので、おすすめはしません。時間によってはアムトラックは満員になる可能性もあるので、乗りたい時間がキッチリ決まっている人は早目の購入を推奨します。
何時でもよいなら、前日の方が私みたいにキャンセルが出て節約できるかも……。

結果、翌日7時25分のアムトラックを予約できました。
就寝します。

観光二日目(ワシントンDC)

二日目の予定は「NYからワシントンDCへの移動」「宇宙航空博物館」「FBI本部」「ナショナルギャラリー」「ワシントン記念塔」です。

▼ワシントンDCへ移動
朝5時に起きて、6時前に家を出発。
早朝のせいかメトロ内の治安は悪い印象です。

座席が無かったので立っていたのですが、早速1駅過ぎたところで怪しい雰囲気の浮浪者が乗車し絡まれそうになりました。
しかし、近くにいたヤンキーな黒人の兄ちゃんがすぐに荷物を避けて席を空けて座らせてくれて助けてくれました。
兄ちゃんもまあまあ治安悪い外見だけどな……あの人よりはいいか、と着席。

しかし、その兄ちゃんもやはり危険な雰囲気の人でした。
「あいつの言うことは聞かなくていいぜ」とこちらに話しかけてきてくれたけど、ずっと大声で喋り続けているし、瓶で酒飲んでるし、最終的には隣りにいたもう一人の黒人に絡み続けて喧嘩を始める始末。
相手がこちらに危害を加える気がなさそうなのは雰囲気で分かっていたのですが、怖いからと移動した方が逆に変なことになる可能性もあったので、息を殺して時が過ぎるのを待ちます。

暫くして、彼らが居なくなったら車内は平和になりました。
もしもの時は、車両を移動しような!!!

これがかの有名なA列車らしい。
電車好きの甥向けに写真を送ったら私の父が教えてくれた。それが事実かは調べてない。

▼モイニハン・トレイン・ホール

早朝のモイニハン・トレイン・ホール

本当はメトロから地下通路でここまで移動できたらしいのですが私は知らず、とりあえず地上へ出て歩いてアムトラックのあるモイニハン・トレイン・ホールへ向かいました。

中に入ると、途端に文明の香りがするではありませんか!
そして、何より綺麗!治安が良い香りがする!

メトロで危ない人に絡まれたこともあり、駅構内の雰囲気にほっと安心しました。

アムトラックのチケット引き換えは写真右奥のアムトラックのカウンター付近にある自動券売機で出来ました。

事前情報なく来たので、最初どこでチケットを変えればよいかわからず少し迷った。
1時間前に到着してたので慌てずに行動できた。
コードスキャンでチケットが印刷できる。

一時間どうやって時間をつぶそうかと考えていると、アムトラック利用者用の待機スペースをアムトラック店舗の対岸(上のホール内部写真左手)に発見します。ラッキー!のんびり時間まで待ちます。

待機所はアムトラックのカウンターの反対側あたり。ホールでぐるっと見渡せば見つけられる。
チケット。帰りの分も同じなので無くさないように。

アムトラックのホームは直前にならないと番号が発表されません。
目的の電車が駅に到着すると館内アナウンスが流れました。ホールで待機するように指示されたので待機所を出てホールに戻ります。

同じ列車に乗る人だろう人々がホーム周辺でうろうろしはじめます。

待機するようにアナウンスされた。
うろうろ。

今回は15分前くらいにホーム番号がわかりました。
キャロリアン79に乗ります。ホームが発表されたので列に並び、誘導されるがままホームへ向かいます。

駅員に促され、進んでいきます。

今回予約したのは一番安いcoachclassのシートです。
座席指定はなく、車両でクラスがわけられています。
満席だったので「満席だから荷物は隣の席に置くな!」となんどもアナウンスされていました。
忙しそうなスーツのビジネスマンが私の隣に座り、出発。

ワシントンDCへと向かいます。3時間半ほど乗車。車窓から景色が見れて楽しいです。
途中、朝ごはんとして持ってきたサンドイッチを食べます。

隣のスーツの人ですが途中トイレに出るために財布以外の貴重品を座席に全部おいて行ったので「大丈夫!?」と私が心配してしまいましたが、つまりは全く怪しまれていないということでしょう。
よかった。いや、本当にいいのか?まあ何もしませんけど……

途中の景観も美しい。

▼ユニオン・ステーション

エレベーターで駅内部へ。
進むべき方向がわからないが人の流れに乗ったら出口が見えた。

ワシントンDCのユニオン駅に到着!11時前くらいです。

地下がフードコートやスーパー、1~2階がショップになっています。正面にユニクロが見える。
Amtruk出口からそのまま真っすぐ進む(写真右方向)と広いホールへ。

なんとも美しいホール!まるで西洋の大教会。
建築には莫大のお金がかかったそうです。

今日明日は快晴の予報。

ワシントンDCについた嬉しさと駅の素晴らしさの感動で一旦外に出たのですが、駅前は雄大な公園になっており店は一切見当たらない。
時刻は11時頃。アムトラックで飲み物を飲み切ってしまったのと早朝から出発しお腹が空いていたので、駅に戻りスーパーで水やおやつを購入し、持ってきていたサンドイッチで昼食。

駅B1Fのフードコート
写真左手に小さなスーパーがあるので飲食物を調達。

▼レンタルサイクルと寄り道

駅真横のレンタルサイクリングスポット

次の目的地は宇宙航空博物館だったのですが、電車やバスが良くわからず面倒になったので事前に調べていた自転車を使うことにしました。

……これが便利!!!!!!!!!

値段はやや高いですが、時間の節約には最高です。NYと同じくワシントンDC内にもあちらこちらにレンタルサイクルの駐輪場があります。
天気も最高だったので絶好のサイクリング日和です。

事前にアプリを入れていたので、スムーズにレンタルできました。

アプリでピッとコードを読み込めばすぐに借りられる。
電動の場合、充電切れまでの残り時間も表記されている。

さらに値が張るものの、ワシントンDCでは時間を節約したいことや疲れたくなかったことから電動自転車を選びました。そしてこれは個人的に大正解!

後程普通の自転車も使いましたが、やはり電動の方が疲れません。しかも圧倒的に早いしどこへでも行ける。速度も出るので気持ちがいい。交通ルール的に自転車自体が車と同等とみなされる上に、自転車専用レーンが道路中央にあったりするので速度はある程度出ても問題ありません。また速度が出ると自動で制限をかけてくれます。

出発前に道はある程度先に確認しつつ、ダメかもしれないけれど片耳だけイヤホンを入れてGoogleマップに音声案内をしてもらいました。そうしないと、初めての土地・交通マナーの場所での初めて乗る自転車はハードルがかなり高かったので……。
なまじ車と同じ扱いのため、自転車を止めるにしても車道になることが多く、他の走行車両があるのに曲がり角の度に停止するわけにもいきません。ということで、そのようなスタイルに。

途中歩道を走行している人もいたし、Googleマップも自転車経路なのに歩道に誘導してきたときがありましたが、自転車で通行OKとNOの差が私にはわからなかった……。

ちなみにD.C.は一区画が非常に広いので歩くのはかなり大変です。何らかの移動手段は持つべき。


さて、自転車に乗り込んでD.C.でのサイクリングタイムです。

博物館の予約時間に少しだけ余裕があったので寄り道を決行。
GoogleMAPでFBIと調べると近くにFBIの施設を発見しました。自転車で向かいます。
後程わかるのですが、ここはFBI本部ではない様子。ですが、建物を見ていると多くのスーツの人物やFBIジャケットを着た集団、明らかに強そうな体格のサングラスの集団など本物のFBIらしき人たちがせわしなく往来しており、「ほ、本物のFBIだ……!仕事してる……!!」と感動。
MAP上では情報がないのでよくわかりませんが、本部よりも実際に捜査する人などが働いているオフィスのような印象を受けました。

しかしそれ以上滞在するとただの怪しい人物になりそうだったので、軽く眺めた後に移動。

FBIの建物。

FBI!と外見で簡単に分かるような雰囲気ではない。華美ではなく堅い印象。
せわしなくFBIの人たちが出入りしており、オフィス感がありました。


そのまま自転車で宇宙航空博物館へ向かいます。

途中、ワシントン記念塔がみえる公園を通過しました。

……この天気の良さを見てくれ!!!!!!!!!!!!!

この澄み渡る青。サイクリングで感じる気持ちよい風。
控え目に言って最高です。

澄み渡る青。


さよなら初号機。
返却時はちゃんとランプやアプリでの返却確認をチェックしよう。

そして、無事に最寄りの駐輪場へ到着しました。
駐輪場の位置は専用アプリではもちろん、GoogleMAPでも教えてくれます。MAPでレンタルサイクル乗車設定にすれば、目的地までどの道を通ってどの駐輪場で返却してどこ歩けばいいかわかります。とても楽。

レンタルサイクルが地域に根付いているですね。

返却時に注意したいのが、しっかりと返却されロックされたかどうかです。ちなみに、自転車の種類によってロック方法が若干違ったりするのでそれも注意しましょう。基本は駐輪場に奥に力いっぱいねじ込むべし。うまくはまらないときは別の場所に差し込もう。
ランプが変わらないと永遠に料金請求されかねない様子でした。
一日乗り放題設定にしても、毎度返却時間制限があるのでオーバーしたら追加料金です。
それと電動自転車は少し料金設定が違いますので、使う予定の人は要チェックですね。


▼宇宙航空博物館

スミソニアン系列、宇宙航空博物館

さて、念願の宇宙航空博物館に到着!!!!!!
小さい頃から宇宙図鑑を何度も何度も読んだり家にある大きな望遠鏡を覗き込んで天体観測したりする人だったので、宇宙ネタは大好物の私。
ワシントンDCで楽しみにしていた場所TOP3に入っていたので、到着する前からワクワクがとまりません。

そして入場料は……タダ!!!!

スミソニアン系列のミュージアムはすべて入場料タダです。入場料が軒並み高額なアメリカにおいてこれは強い。(というよりも日本が激安なのだと思いますが)

ミュージアムには基本セキュリティチェックがある。

セキュリティチェックを受け、入場します。
ちなみに一泊する予定で荷物もまだ時間的に宿に預けられなかったので、観光中は常に一泊分の荷物を抱えていました。

呼び止められてリュックの中を出させられ……あの……その袋の中は下着……アッ……スミマセンネ……ハイ……ワタシ一泊スルンデス……ドウモ……

まあ後ろめたいことはないので堂々とチェックはしてもらいつつ、無事入場。


アメリカで宇宙航空と言えば……ね!

現在宇宙航空博物館は改装工事中で、内部1/3ほどは閉鎖中でした。しかし、お目当てのものは公開中なのでルンルンで中へ。
音声ガイドはないようなので、気合で頑張ります。
ここでの私の目当ては「ライト兄弟の飛行機」「アポロ11号」。

・ライト兄弟コーナー
入館してすぐ左手にありました。ライト兄弟の銅像がお出迎え。

そして中に入れば、さっそく飛行機が!!!
1903年にライト兄弟が最初に運転した動力飛行機の実物、「ライトフライヤー号」です。
そのほか彼らの生い立ち飛行の原理や当時の航空の歴史などが書かれたパネルがたくさんあるエリア。

ライト兄弟が実際に使用した飛行機!スゲー!!現存してたんだ!!
さすがアメリカ!

布だけは劣化のため交換されているそうです。
しかしその他骨格はすべてそのまま。
正面から。ライト兄弟の人形が操縦席にいます。

全部英語なので、頑張って展示を読んだりガイドさんのお話に耳を傾け……いやまだ最初のコーナーやんけと思いだして移動。

流石に長文の解説は読むのが面倒くさくなってgoogle翻訳のカメラ機能を使いました。

・途中色々
ホールではいくつかの航空機が展示されていました。
数は多くないので、実機を見たいならワシントン・ダレス空港傍の「 ウドバー=ハジー・センター」の方がよさそうです。
こちらの宇宙航空博物館の別館のような博物館で、多くの航空機やスペースシャトルの展示があるそうです。
ちなみにワシントンDCではないですが、シアトルにあるシアトル航空博物館も留学中に遊びに行ったことがあり、そちらも実機がたくさん展示されていて面白かったです。シアトルに行く際はオススメです。
(飛行機の代名詞ボーイング社創業の地がシアトル。現在の本社はシカゴらしい)

空飛ぶ車の展示コーナー。

空飛ぶ車もありました。
要約すると、現代では空飛ぶ車の実用性とか安全とか費用とか需要とか色々問題があるけどロマンだよね~っとのことです。
意外なのは、展示されてた空飛ぶ車自体は開発時期は新しくなかったことです。技術面というより様々な現実的問題で難しいようで。
まあ、ほぼ飛行機だしな……コレ。

バイクやレーシングカーといった速度の追求に関するコーナーもありました。
車についてはその歴史をよく耳にしますが、そういえばバイクの歴史については全然知らなかったなと気付きを得ました。

・宇宙コーナー

来ました。お目当てです。

ワァーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
ホ、ホンモノのアポロ11号だーーーーーーーー!!!!!!!
スゴイーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!


これが月面に行ったんだろ?すげえ……!

興奮が抑えられません。
しかし一人旅行……静かに興奮しておきます。ウォォ……。

当時の技術力を考えるととんでもないことしてますよね。

そして、人類で初めて月に降り立ったアームストロングが実際に来ていた宇宙服も展示されていました。
ほ・・・ほんもの?マジ?

地球に戻ってきてるんだからそりゃボロボロよねぇ。
こんな密室で過ごしてたなんてすごいな……。

グローブの構造についての展示
背中に背負ってる生命維持システムの内部。
医療セット。本職なのでついまじまじ見てしまう。これだけで行ったのか……。
エンジンブースター。でかい!
宇宙食
ISS(国際宇宙ステーション)からどのように地球が見えるか?というコーナー。これはISSの有名な窓ですね。
月面におりたった靴。アポロ14号のとかだったかな?
月面探査機。車輪が網目のワイヤーで出来ており、独特の構造。
現代でも荷物が1㎏増えるだけでロケット発射コストが100万円ほど上がると言われているので、そのせいなのかな……と想像。展示に書いてあったかもしれないけど時間がなくスルー。教えて有識者。
左側にソ連の動物宇宙実験、宇宙犬「ライカ」の展示。
右側に見える箱はアメリカ側の動物宇宙実験の展示。
世界で初めて宇宙に行ったチンパンジー、ハムが実際に乗っていた宇宙船……!
本物をここで見れるとは知らずに大興奮。
ハムはこんな身動き取れない小さな空間でミッションを行ったんだな……。
アメリカ初の有人宇宙飛行に成功したマーキュリー計画に関する展示も。
これはフレンドシップ7だったかな?
そのほかジェミニ計画についても。ジェミニIVは実際に提示されていた。

展示物のレベルはさすがアメリカというところです。アメリカにある他の宇宙系の博物館も行ってみたくなります。

体力はある方だと思いますが、初めての土地で一人、しかも一泊の荷物を抱えて歩き回ったのであっというまにヘロヘロになりました。

博物館の中のベンチで何をするでもなく1時間ほど利用客をぼんやり眺めながら休憩し、次の目的地へ向かいます。

・ナショナルギャラリー(国立美術館)
スミソニアン系列の美術館です。
再び自転車を借りて……と思いましたが、こちらは歩いて行けそうだったので歩きます。

天気が良すぎて再び景色を撮影。航空博物館に行く際に取ったワシントン記念塔の写真の反対側の光景です。
アメリカの国会議事堂が見えます。

景色よすぎぃ!
でけえ!

この広さ、流石アメリカですね。

そうして美術館へ向かっていると……んん????

え……これはリス……?リスなのか……?

アルビノのリスだー!!!!!!!!!!

ワシントンDCでリスは日本のドバトの如く大量にいますが、まさかアルビノに出会うとは思わず。びっくりです。奥に普通のリスがいるのが分かると思います。明らかに白。目も赤い。
びっくりして取ってたら正面のお兄さんも気が付いて写真撮ってました。

さて、気を取り直してナショナルギャラリーへ。

なんと、正面玄関が工事中で入り口が違う場所に。予想以上に入り口まで遠かったので自転車でもよかったかもしれません。

再びセキュリティチェックで下着……を……チェックされて中へ。

うん、わかってた。リュックの奥の黒袋に入ってるから怪しいよね。わかるわかる。
それ、私の下着ね。

バッカスとパーンの銅像かな?。思わず撮った。
ギリシャ神話~

あまり展示物について事前に調べていなかったのですが、ナショナルギャラリーに来た目的は「レオナルドダヴィンチの絵」でした。
世界に20くらいしかない絵画うちの一つがあると聞いて。

しかし!!改装中で!!なんと!!非公開!!!

まあダヴィンチの絵画は西欧諸国の教会や美術館で見たことがあるから……ウン。
残念だけど別の展示を見にいきます。

ゴッホ。
有名な「日傘をさす女」。奥にモネのスイレンも。

印象派のコーナーでは日本人もよく知るモネやゴッホ、ルノワールなどの有名画家のものが。個人的に好きなゴーギャンもありました。
有名というとそんなところだったでしょうか?
中をぶらぶらして、閉館時間になったので出ます。


▼FBI本部へ

今度こそFBI本部に向かいます。ワシントンDCの中枢、主要道路沿いにあるのですぐにわかりました。
ドラマとかで見る奴ーー!!!

しかし、朝見たオフィスのようにFBIのスタッフは周辺に見受けられませんでした。

夕方。
ひとつ前の写真の右側のでっぱり側からの写真
正面?

ここがかの有名なFBIの中枢!と興奮しながら写真を撮りまくる私。
しかし自転車なので場所の融通はあまり利かず、とりあえず満足したので移動します。

▼ワシントン記念塔

広大な丘の上に、一本そびえたつ建物です。
建築には時間もかかった上に、途中戦争があったことで建材が変わるなどして途中色が変わっています。
エッフェル塔が建つまでは世界で一番高かったらしく、またワシントンDC内ではいまだに一番高い建物です。
ワシントンDCはこの記念塔より高い建物は建ててはいけないのだとか。

モニュメント。
予約すれば上まで登れます。
天気と相まって、非常に美しい。

凄く天気良いな~~~~~~~~~!!

ワシントン記念塔はホワイトハウスのエリアの隣にあります。
いい感じの場所があったので記念塔とホワイトハウスの狭間の位置に陣取り、写真をとりました。といっても可愛いベンチがあるだけでしたが。

そして一日観光して疲れたので、ワシントン記念塔を眺めながら日の入りまでベンチで座って過ごすことにしました。
お腹が空いたので買っていたリンゴやサンドイッチを食べながらぼんやりと過ごします。時刻は17時過ぎ、両親と電話がつながったので会話しながら夕食を頬張りました。

目の前にはアメリカの象徴のモニュメントともいえるワシントン記念塔。
背中にはホワイトハウス。
なんかすごい場所で疲れを癒します。

しばらくして日が沈み始め、少し肌寒くなってきました。
女夜一人は危ないので、通話を切って宿へ向かいます。

・宿へ
ライトアップも始まり、少し焦りつつも宿へ向かいます。
しかし、驚いたのはこの暗さで女性が一人でランニングをしているということ。

え??マジ???

確かによく見れば周囲には浮浪者が全然いない。落ちてるゴミも少ない。町全体が美しい。
……アメリカの中枢ということだけあるんでしょうね。
(駅前や街中には多少浮浪者がいたので、ゼロではありません)

そして目的のairbnbの宿ですが、ホストが出迎えてくれるとのことで急いで自転車でGO。

使っていた充電ケーブル(新品のハズなのに……?)が断線したのか、充電器に指しているのにポータブルwifiが充電されておらず、スマホが同時に充電切れになるというアクシデントもありました。
……が、持っていた別のケーブルで充電をして無事に宿に到着します。

宿は駅近くの一軒家のシェアハウスです。おうちの中の風呂つきの一部屋を借りていました。
中華系のおばさんがホストで、温かく出迎えてくれました。

カナダ留学時代のホストマザーが中国人移民だったのですが、彼女がホストマザーに雰囲気がそっくりで少しびっくり。ずっと女一人で旅行して常に緊張していたので、優しそうな雰囲気のホストに途端に緊張が解けてすごくホッとしました。

挨拶の後、部屋についての説明や家のルールを教えてもらい、お部屋へ。

部屋がかわいい!
しかも部屋についてる風呂はバスタブ付き。事前には知らなかったのですが、日本人としてとっても嬉しい……!
NYの宿はシャワールームだけだったので、湯船をためて入浴。家に着くころには外は寒かったので助かりました。
い、いきかえる……!
疲れ切って写真撮るの忘れてしまいましたが、とっても清潔で綺麗なお部屋でした。感動!!

ほかにも男性が3名ほど利用していたそうで、ホストがその旨も教えてくれていました。女一人だったし、その配慮もありがたいですね。

写真についてる付箋は、過去の滞在者が張ったものがそのまま残されたものでした。お部屋の感想、観光のオススメスポットなど書かれていて読んで面白かったです。

疲れ切っていたので、一瞬で寝落ち、翌朝へ。

観光三日目(ワシントンDC)

三日目はワシントンDC観光の続きです。
この日の目的は観光バスにのり街並みを眺めつつ「リンカーン記念堂とワシントン記念塔」「アーリントン墓地(その他ペンタゴン、ケネディ一家の墓など)」「ホワイトハウス」を見ることです。ついでに「ドーナツ屋で何か食べる」もあります。

朝食を食べ、チェックアウトをします。その時間にホストはいないとのことで、手順に沿ってチェックアウトをします。

中庭
共用キッチン。
キッチン裏は洗濯機。みんなが使うからかちょっとごちゃついている。
デスク。中華系のおうちって感じ。
こういう一階の窓際ってアメリカな感じだね……!
おうち外観。アメリカーン。
ハロウィン間近ということでかぼちゃがおいてある。右は地下への階段。
街並み。
治安が凄く良いのが伝わってくる。バンクーバーを思い出します。
というよりNYがカオスなだけか……?

家に別れを告げ、予約していたBIG BUS TOURというワシントンDCの主要観光ポイントを解説付きで回ってくれる二階建て観光バスに乗り込みます。朝一番、スパイ博物館の前のバス停から乗りましたが、朝だったせいか私含め2組しかおらず。
ちなみにどこから乗って降りても一日乗り放題。便利です。

左側にあるの二階建てバスは、別会社のもの。この2社がDCの観光バスで有名。

目の前の機械にイヤホンを指すと自動の観光音声が聞こえます。
事前情報だと日本語ガイドもあると聞いたのですが、存在しなかったので英語ガイドを聞きます。
簡単な英語だったのでリスニングは割と楽。賑やかなマーチのBGMがなんともアメリカな印象です。
無料のイヤホンをもらえましたが、音質がひどかったので自分のものを使いました。

観光バスツアーは一人では到底回り切れない有名スポットを解説付きで回ってくれるのでとても楽。ちなみに天気は本日も快晴。そしてちょうど紅葉の時期。美しい景色がたくさん。最高!

街中をバスの上から楽しみます。
映えない写真が多いので写真はちょっと省略。

キング牧師記念碑も撮りたかったけどブレブレだった。
キング牧師は歴史の授業で初めて知った時から尊敬している人です。
……ブレた写真しかなかったけど。

ちなみにこんなバスです。

リンカーン記念堂で後車します。後車時は降車ボタンを押すだけ。

リンカーン記念堂
昨日撮ったワシントン記念塔とは反対側からとったワシントン記念塔。

カモが仲良く泳いでいる。
記念堂内部。


ゲティスバーグ演説が刻まれている。

記念堂の内部にはかの有名なゲティスバーグ演説の文章がありました。
「人民の人民による人民のための政治」ですね。
大統領就任演説のものかな?そちらは反対側の壁にありました。

リンカーン記念堂からワシントン記念塔を望む。

キング牧師がここで演説をしたことでも有名ですね。歴史の授業で見た場所だ!と嬉しくなります。
オバマ大統領もここで演説していたような(うろ覚え)。

バスを待っていると馬に乗った警官が。欧米では見ますよね、騎馬警官。

無事にバスに乗り、ベトナム戦争慰霊碑やアインシュタイン像なんかをみつつ、次の目的地「アーリントン墓地」へ。

バスから降りると墓地まで少し歩くことになります。
バス停の位置を忘れないように覚えつつ、墓地の入園ゲートへ向かいセキュリティチェックを受けて中へ。

……ここでは荷物チェックされず。

よかった、今日は使用済だったからさぁ……。


入ると、一面の墓。

アーリントン墓地はアメリカ独立戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争等の戦没者が祀られていて、現在でも戦没者やテロ犠牲者などのアメリカ合衆国のために尽くした人物はこの墓地に祀られるそうです。
宗教は問わず受け入れられているのだとか。

丘道をひたすら上に上り、1㎞ほどだったかな?
ケネディ大統領一家の墓にたどり着きます。

一家の墓。

墓の奥には、消えない炎が永遠に燃え続けています。

丘の頂上のアーリントンハウス(元リー将軍の家)も無料で入れたので覗きました。アーリントン墓地ができるまでの歴史なども知ることができます。

アメリカ初代大統領のジョージ・ワシントンには子供がおらず、結果夫人の元夫に遺産がいってその系列がリー将軍?なんだとか。ジョージ・ワシントンの私物?もあった。

そして、アーリントンハウス少し手前の道からはアメリカ国防の中枢「ペンタゴン」を望むことができました!

ペンタゴン!

ちゃんと5角形(PENTAGON)ですね!
ペンタゴンには近くに行ってみたかったのですが、寄り道が過ぎるのと交通の便があまり良くないこと、時間的余裕と体力的余裕をみて諦めたんですよね。
ジェファソン記念碑のビックバスツアーバス停から自転車を借りてペンタゴンまで行くことはできそうだったのですが、時間もあまりない中で無理はしたくなく……。
どうしようかと思っていたら、ネット上でアーリントンハウス近くから見れるという文章を一つだけみつけたので、墓地からのチャレンジに賭けてみたわけです。

丘の上からだったので、近づくよりよく形がわかったかも。
もしかしたらワシントン記念塔からも見れるのかもしれませんが、でもアーリントン墓地から眺めるということで少し感じるものがありました。

つまり、ペンタゴンからもアーリントン墓地は見えるということですからね。
アメリカを守っている人たちの場所なんだと身に沁みます。

さて、丘を下ってバスに乗り、次の目的地へ向かいます。

アーリントン墓地とワシントンDC中心街を結ぶ橋ですが、アメリカの象徴であるワシが像になっていました。

バスに乗りながら様々な観光スポットを巡ります。
ツアー音声が色々教えてくれるので便利で楽。ケネディ暗殺のあった場所も通ってくれます。

中華街も通ります。
FBI本部再び

目的地のホワイトハウスの傍で下車します。

中心地の街並み。きれい。
まるで「新しいヨーロッパの街」という様相。

ちなみに、自転車だけでなく電動キックボードのレンタルもかなりメジャーです。一泊分の荷物があったので自転車を選びましたが、荷物が無ければこちらも試してみたかったな。


そしてついに、ホワイトハウス!

観光客がたくさんいます。同時にえげつない数の警察官も周辺にいます。
柵があるので中には入れませんが、隙間から写真を撮ります。

こうしてワシントンDCの主要な観光は終わったのですが、目の前にお土産屋さんがあったので入店。

様々な大統領グッズやワシントンDC土産、そしてFBIグッズが少々あったので色々と購入。

NYに帰るアムトラックまで時間が少しあったのですが、調べると近くにドーナツ屋さんを発見!

FBI本部から近いドーナツ屋さんはこことDunkin'ですよ。
いや、これはオタクの独り言です。

メープルベーコン
お、おいしい……だと!?いやマジでうまい。
ブリュレドーナツ めちゃ甘い。でも、めっちゃ美味しい。
人生で食べたドーナツのなかで一番おいしかったかも。

Astro donutsという小さなお店。お高いけど厚くて食べ応え満点!
メープルベーコンドーナツというドーナツはカリカリベーコンとメープルという不思議な組み合わせでしたが、めっちゃ美味しかった。びっくり。
美味しすぎて店内に戻って店員さんに伝えて店内も撮らせてもらうか迷ったけど意外と時間が無くなってたので、バスに乗って駅へ。
関係ないけど後ろに座ってた男女が米国内・世界情勢について熱く語り合ってたので聞き入ってしまった。政治の話って日本じゃあんましないよなぁ。アメリカの首都だし違うんかな?って思うけどカナダ留学中も割とタブーの雰囲気だったような……わからん。

ワシントンDCの美しい街並みを眺めながら、駅に向かいます。

美しい街並み
またFBI本部と遭遇


ちなみに途中、隣に止まった別会社の観光バスに乗っていた白人のおばあさんとバチッと目が合ったのですが、おばあさんが小さく手をふってくれました。嬉しくてこっちも笑顔で振り返したら「アラマァ!」って感じですっごく照れながら嬉しそうにブンブン手を振ってくれたので幸せな気分になりました。
道を歩いている別の旅行客(大学生っぽいの男の子3人組)もバスに手を振ってくれたので手をふり返してあげたら「ハロ~!」って叫んでくれた。


人類みな兄弟、スマイル&ピースだぜ。


さて最終バス停に到着、アメリカ国会議事堂前です。
ユニオンステーションから一番近いビックバスツアーのバス停がここでした。

うつくし~~~!でかい~~~!
観光客以外にも修学旅行生のような子供たちも沢山いました。

本当は直ぐ近くにある国立国会図書館にも行ってみたかったのですが、この時点でアムトラック出発の2時間前だったので安全重視で諦めました。
いつか再チャレンジしたいです。

駅もよりとはいえども、かなりの距離があります。
ということで最後のレンタサイクルでユニオンステーションまでもどりました。それにしてもいいお天気だ!!

駅に無事に到着。駐輪場は写真右側奥が最寄です。
アムトラック乗り場は到着した場所と同じ。
乗車予定の便がすでに電光掲示板に乗っていたのでコンビニで飲み物を購入。買って帰ってきたところでゲートが発表されていたので向かいます。

乗り方はNYと同じ。ゲートナンバーを探し、並ぶ。
コンビニは店員さんのレジもありましたが、接客や品出しなどやっていたのでセルフレジでした。
7:27PMとなってますが時刻は3:27PMです。

ゲートが開いた後はひたすら人の流れに乗るだけです。
無事に乗れました。

せっかくなのでトイレいってみよ~と思ったけど、汚い!
でもかなり綺麗な方だと思います。日本の世界一のトイレと比べるのは酷だ。

車両によってはカフェとかもあるらしいのですが、一人旅で荷物もあるし、よくわからないし、疲れたので素直に席でのんびりします。
お高いビジネスシートだと無料でコーヒーとか食べ物もらえるらしいけど……まあ、数駅分だし、安いコーチ席で十分十分。

そして乗ること数時間。
NYが近づいて、一駅手前のニューアーク駅に到着します。

一瞬、ニューヨークと聞き間違えた?と不安になりましたが、GoogleMAPでニューアークであることや周辺の景色からNYでないと判断。
そのときでした。

「ここってニューヨークかい?」

と、慌てて周りに質問する斜め後ろのフランス人カップル。

降りていく乗客の一人が「ニューアーク・ペン駅だよ」と答えますが、実はニューヨークには「ニューヨーク・ペン駅」があります。

周辺に混乱が広がります。
二つ前の席の旅行客も、ニューヨークと勘違いし慌てて席を立ち始めました。

しかし一応ここはニューアーク駅のはず。そもそもニューヨーク・ペン駅は(この列車は)止まらない。MAPもニューアークと言っている。
しかし新幹線みたいな乗り物なので、一駅間はかなりの距離。降りてしまったら大変なことになります。

……なので、周りに「ここNYじゃないよ!手前のニューアーク駅!NYは次!」と頑張って伝えました。
みんな理解してくれたようで、再び席に戻っていきます。

ということで、ひと騒動ありながらNYへ帰還!

帰るときも旅行客みんなで「ここがニューヨークだね!ハハ!」と笑いあいながら下車しました。
フランス人カップルも手を振ってくれた。テヘ。


その後は来た時と同じようにメトロに乗り換え、何事もなくブルックリンのおうちに帰れました!


そして実は、この二日間AirbnbでNYの宿のホストと連絡をとりあっていました。

要件は、部屋のドアの鍵と暖房について。

一日目からドアの故障と暖房の故障があったので、修理の交渉をしていました。結果、出かけてくれている間に部屋に入ってチェックしてもらったのですが、どちらも故障していたようです。明かりは諦め、暖房はポータブルヒーターを設置してくれるとのことでした。(本来Airbnbは滞在中ホストは部屋には入らないです)

ちなみに荷物が多い関係でワシントンDCにいる間も部屋は借りっぱなしだったのですが、万が一部屋に入ってもらうことも考えて貴重品は全てワシントンへ持っていき、できる範囲の防犯をして出かけていました。

信頼性の高い評価のホストだったので、特に何事もなく、そして私が帰宅時間を伝えたところ合わせて部屋の暖房をつけてくれていました。

勿論この部屋に到着した時点で壊れていたので素晴らしい!と言えませんが、よく物が壊れる等々と聞くアメリカ生活なので良い対応をしてもらえたなと思います。

あったかい部屋に帰るって いいね……。

ましてや10月下旬ともなれば夜はかなり冷え込むNY。助かりました。

時刻は19時、一昨日スーパーで買っておいた食材で夕食を作ります。

ということで夕食はビーフステーキ!おいしかった!!!

一枚7ドルなので1000円くらいですが、外食でこのサイズ食べようとすると普通に7,000~10,000円になるようだったのでそう考えると激安です。それにハーブもシーズニングも使い放題ですからね。


美味しかった。きっと永遠に忘れない味。

観光四日目(ニューヨーク)

さて、ニューヨーク観光に戻ります!

時差ボケもあるのか早朝に起きてしまったので、日本の友人と通話したり副業のイラストを描くなどして時間をつぶします。
そうして気が付けばいい感じの時間に。移動を開始します。

4日目の目的は「エンパイアステートビル(朝)」「イントレピッド博物館(スペースシャトルと潜水艦)」「タイムズスクエア」「エンパイアステートビル(夜)」「ブロードウェイミュージカル」です!

今日も濃密!!ついでに天気もヨシ!

▼エンパイアステートビル

ニューヨークシティパスで入場予約し、余裕もって時間前に向かいます。パスには「絶対に時間通りに来てくださいね!」って書いてありましたが、普通に10分まえくらい前に入場できました。
海外ってそんなものだよね。
シティパスにバーコードがついているので、それで入場します。

若干恥ずかしい強制写真撮影会場を乗り越え、中に入ります。

入場すると、エンパイアステートビルの歴史やビルが登場する作品(日本のアニメも含め)のコーナーなど色々ありました。
ビルには有名会社もたくさん入っており、私のよく知る画像・デザイン販売会社のshutterstockも入っているらしいので思わず写真をとりました。

キングコングとの記念撮影コーナーを通過しつつ、エレベーターでさらに上へと昇っていきます。

ロウアーマンハッタン方面。自由の女神も少し見える。

86階までいくと、屋外にも出ることができます。
スカイツリーの方が高さは上ですが、でも世界的にも有名な展望スポットだけあり景色は素晴らしいです。

86階の中にはさらに上の102階へのチケットを販売している自動販売機がありました。分かりにくいですが、エレベーター付近の柱と同化しています。

経験は金に勝る!

という考えのもと、102階のチケットを購入して上に上ります。

102階

入ると、狭いスペースながら開放感のある場所へ。
一般入場できる一番最上階になります。

窓がありますが、でも大きな窓ガラスがあって景色は抜群。

暫く動画や写真を撮ったりしていましたが、ふと隣の家族の様子が少し変なことに気が付きます。

カップルと、その両親?で来ている観光客。
言葉的にフランス人のようです。

お父さんがカメラでカップルの撮影を開始。
お兄さんが、彼女さんに面と向かって何かを話し始めます。
最初はラフな感じだったので、お父さんのカメラに私も写っていましたが気にせずにいたのですが……。

お兄さんの様子が徐々に、優しくはありつつもかなり真剣な雰囲気に変わっていきます。ご両親?もどことなく真剣な面持ちに。

ハッ!!!!!!!!

もしかして?と思い、あわててお父さんらしき人のカメラに映らない範囲へ移動します。

そして二人を眺めていると、お兄さんがお姉さんの肩に手を置きました。さらに話続けています。

固唾をのんで様子を見守っていると、お兄さんは膝をついて、ポケットから出した指輪をパカリ。

お姉さんが、大喜びで涙を流しながら何か返事をし、二人はハグ。
お兄さんが、お姉さんの薬指に指輪をはめました。



ぷ、プロポーズだあああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



その場にいたのは私含め10人くらいでしたが、他の観光客やスタッフもその気付いていなかったようで。

なので、思いっきり拍手して周りの人気付けー!!!とアピールしたところ、周囲も無事に気が付いてお祝いムードへ。
「イエスはもらったのかい?」「もちろん!」「そりゃめでてえ!」とのことで、みんなで「Congratulations!!!!」と拍手喝采。

時々上ってくる人たちにもスタッフが意気揚々と「彼ら今婚約したんだよ!!」と伝える始末。

二人を祝福しつつ、幸せな気分のおすそ分けをもらってビルを去りました。


・ピザ屋

さて、下界におりたところで時刻はお昼前。
ビルの目の前にピザ屋を発見し、引き寄せられるように中に入ります。
お、おいしそう!!!!!!

写真のこの場所でどのピザが欲しいかを伝え、奥のオーブンで再度焼き直してもらい、受け取ったらレジへ向かってお支払いという形です。

待ってる間近くにいた気のよさそうなおじさん客に「ねえ君もピザ好き?」と話しかけられたので「好きだけどNYじゃはじめてだよー」等適当に雑談しつつ、無事にピザをゲット。店内で頂く。

ベーシックそうなサラミピザを注文。アツアツのカリカリにしてくれた。


………………!?


うまい、うますぎる。

生地は小麦を感じるふわもっちりとちゃんとしたピザ生地なのだけれど、底面が再度オーブンで焼かれたことによって素晴らしくクリスピーでカリッカリ。そのカリカリ具合も完璧。パーフェクト。
乗ってるサラミやチーズは高級じゃないし、ボリュームも普通か少ないくらい。
でも、それにも関わらず「うますぎる」のである。

このクリスピーさ、食感は日本では経験したことがない。
どうやったら再現できるのか底面をみたりしたけど、よくわからなかった。
多分、焼いた後に再度オーブンでいい具合に焼き直してるからだと思うんだけどな……。

つまり、日本じゃ食べられない……てコト……!?

追加で買いたくなったけど、ランチにサンドイッチ持ってきてたから次の目的地へ向かうことにした。

さらば、マイベストピザ。

誰か日本で同じようなピザ食べれる場所があったら教えてくれ。

リトル・イタリーというお店でした。


・イントレピッド博物館
バスに乗ってイントレピッド博物館へ向かいます。
実はNYの公共バスに乗るがこれが初めて。でも、問題なくOMNYで乗れました。おりたいバス停が次になったら壁際のヒモを引っ張るかボタンを押すスタイルです。
イントレピッド博物館は終点だったのでわかりやすかった。


そして到着。

す、すげーーーーーーーーーーーーーーーー!!
かっこいい!!!!!

イントレピッド博物館は、第二次世界大戦、ベトナム戦争中も活躍したアメリカの退役した空母をそのまま博物館にした施設です。神風特攻隊の攻撃も受けており、当時はかなりの被害が出たそうです。

これだけで、好きな人にはワクワクする響きなんじゃないでしょうか。

この博物館の凄いところは他にあり、本物の軍用潜水艦である巡行ミサイル潜水艦「USS Growler」に無料で乗ることができたり、本物のスペースシャトル・エンデバー号を見ることができたりすることです。

すごいよなぁ!?!?!

ということで、さっそく入場。これもニューヨークシティパスで予約して入ります。もちろんセキュリティゲート付き。
入場してすぐ、潜水艦入場待機列を発見。行列ができています。40分まちとのことですが、迷わず並びます。
並んだ直後、60人くらいの小学生団体が並び始めたので危なかった……。

はちゃめちゃにうるさい小学生たちの可愛らしい会話……ではなく叫び声を聞きながら、待つこと30分。順番が来たので潜水艦へ乗り込みます。

入船前に、解説コーナーを通過。
この潜水艦は冷戦時代に核弾頭を積んでいたとのこと。原爆や広島・長崎について言及されているコーナーも少しありました。
後ろが小学生の団体客だったためか、5分くらいで「次に団体がくるので全員早く来て!」と急かされます。残念。
まああの小学生集団だしな……一緒になる方がヤバそうだ。素直に従います。

中に入る前に、最終確認として一本道であること、ドアが非常に狭いこと、狭い場所を進むため閉所恐怖症の人は入れないこと等の確認をされます。問題が無ければ、中へ。
ちなみに実際の扉と同じサイズの扉をスタッフの前で通る必要があるのですが、そんな確認があるのが流石アメリカだなと思いました。

……まあ、通れない人もいるもんね。大きくて。

中に入ると、一度に入れる10人程度の集団でまとまって潜水艦についての解説ビデオ(その歴史や貴重さについて、注意点など)を視聴させられました。その後、さらに奥へ進めます。

核弾頭格納庫。
トイレ。
寝室。
お偉い人の部屋。
非常に狭い。
重厚な扉。
操縦席裏にある、外を見るやつ(日本語が今出てこない)。
操縦席。スタッフが色々解説してくれた。
キッチン。

写真を見てわかるように、あちらこちらにコードやらメーターやら器具やらがあり一切無駄な空間がないように見えます。すごい。
逆に、生活と船が完全に同化しているので精神的に落ち着く場所が少なそうにも思えました。
ボランティアスタッフさんが教えてくれたけど何十人という船員(50~80人くらいだったような……わすれた)がここで共同生活をしていたと。その大半が10代後半~20代前半だったそうです。
女性ものっていたんだったかな?誰か質問してたのは覚えてるけど……忘れちゃいました……。
ただ、一度潜水すると何日間も浮上できないこともあり、船員はかなりのストレスを抱えていたそうです。

最近日本でも潜水艦に女性が乗るようになり、潜水艦内に女性専用エリアができたとニュースになってましたね。

さて、イントレピッド号内部へ進みます!
様々な展示もあるけど、イントレピッド号自体にもワクワクがとまりません。

船内のキッチン。攻撃を受け怯えながらも食事を作ったとか。
寝室。
BGMでどでかいイビキがずっと鳴っている。酷い。
弾頭エレベーター。
飛行機の展示も沢山あります。
マシンガン?発射席。かっこいい。
神風の攻撃を受けた空母ということもあって、少しですが神風についてのコーナーもありました。
軍用ヘリ。
屋上にもいろんな機体があります。

そして、一番のお目当てのコーナーへ!!

スペースシャトルだー!!!!!!!!!!!!!!!
本物だーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!

今回の旅行でこれが見たかったTOP3に入るスペースシャトル。

ハァ……カッケエ……デケエな……!
というか丸いな……予想以上に飛行機っぽい!

脚!

内部は見れないし、あまり解説なども豊富ではないのですが、とにかく本物がみれてハッピーです。

ついでに有料のVR宇宙体験コーナーがあったので、体験。
シティパスで割引になると書いてあったのに、支払いの人が知らなかったのか?割引してもらえず。しかし疲労でバトる気力がなかったし早くしろオーラも凄かったので普通に購入しました。

席がブルブルしたり動いたりして普通に面白かった。

その後、空母のアイランド(中央にある塔みたいなエリア)へ。
ところどころスタッフがいて、解説をしてくれます。

操縦席や船長の座席など色々ありました。
頭痛やら疲労やらで疲れてきたので簡単に見聞きして通過。
それでも楽しかったです。かっちょいい。
ミリオタではないので細かいところは分からないけれど、ロマンは十分に感じました。

博物館内の休憩所で軽食を取り頭痛薬を飲んで、少し休憩したらバスで次の目的地へ向かいます。

・タイムズスクエア
お土産屋をのぞきつつ、タイムズスクエアへ向かいました。

到着すると、一面の液晶画面!!
観光客も非常に多く、人がたくさんいます。
日本、特に東京で人込み馴れしてるけど、そうじゃないところから来た人は驚くのではないでしょうか。
常に液晶でCMが流れ続けています。

疲れがたまっていたこともあり、タイムズスクエア内の観光用に設置された段差でさらに休憩します。
日が暮れてきたので、そのまま日没を待ちました。

眺めていると、イスラエルの国旗の映像も流れてきました。

2023年10月現在、イスラエル・パレスチナ紛争真っ只中です。渡航前日に外務省からのアラートメールが来た程度には緊迫した情勢です。

アメリカ・ニューヨークはその歴史からユダヤ人が多い土地ということもあり、イスラエル国旗の広告が流れてくるのもなるほどなというところですね。

暫くして日没。
ニューヨークシティパスは同日夜のエンパイアステートビルの入場が無料なので、そちらへ向かいます。

・エンパイアステートビル(夜)
夜の入場時間前から待機し、入場開始と同時にほぼ先陣を切って上へと向かいます。
なぜなら、この後すぐブロードウェイがはじまってしまうから……!

夜景RTAです。


あまり画質が良いカメラではないので、四苦八苦しながら撮影。

ロウアーマンハッタン。
セントラルパークやハーレム方向。

タイムズスクエアの場所だけカラフルに輝いています。
わかりやすい。

満足したので急いでタイムズスクエア……ブロードウェイに向かいます。
屋上での滞在時間は10分にも満たず。RTAがすぎる。
でもビルの夜入場とブロードウェイミュージカルの入場時間が1時間差でギリギリだから仕方ない……!
急いでメトロに乗ります。

・ブロードウェイミュージカル

開演10分前に着席。間に合いました。

パンフレット

演目は「ムーランルージュ!」です。
ブロードウェイはニューヨークシティパスで割引があるので、割引のある演目の中から選びました。
「ムーランルージュ!」は映画原作のパリのキャバレーの舞台です。テーマは「愛」。数々の賞を受賞している舞台です。

チケットは入り口で引き換える必要があるのですが、場所が分からず少し混乱。スタッフに教えてもらって無事に中へ。
中に入ると、すでにキャバレー衣装のセクシーな演者さんたちがお出迎えのセクシーな踊りを踊っている……!!!!!!!

やべえ!!!!!すごいえっちだ!!!!!

ちなみにチケットは1か月前に予約していました。オススメ席と出ていた1F中央3列目のさらに中央を予約していたのですが、素晴らしい席でした。
演者も近いし、ダンスも近いし、ちゃんと舞台全部見える。

高いお金払ってよかった!!!!!!!
えっちだ!!!

日本ではできないようなポーズがたくさん……具体的に言うと親が泣きそうなポーズを次々とっていく演者さんたち……。
わあ、M〇開脚が至近距離で……セクシーなお尻が目の前で揺れている……ワァ。

いや、変な気持ちで予約したのではなく公演の評判やここでしか見れそうなもので決めたんですけどね……。予想以上にえっちでびっくりした。

なお演者がいるときは撮影禁止の様子。怒られてる人が数人。

聞き取りができないところはあったものの、なんとかエンジョイ。
なにより素晴らしい舞台、歌唱力、ダンス。
これが本場のブロードウェイミュージカル!!!!!と感激しました。

外観



さて、帰宅ですが時刻は…………夜の10時。


女一人旅行中。

旅行中一番危険な時間が始まりました。


ブロードウェイはタイムズスクエアとほぼ同義であり、つまり夜10時でも非常に明るく、そして人通りもたくさん。
女性一人で歩いている姿もところどころ見かけます。

夜10時のタイムズスクエア。まだたくさん人がいる。
ブロードウェイが終わる時間でもあり、観光客も多い。

日本の治安は世界最高クラスであり、夜一人で出歩くのもそう怖くありません。
でも、世界はそうじゃない。
さらにニューヨークは治安が良いとは決して言えず、女性の夜の一人歩きは絶対にやめておけと言われていました。

海外経験はあるのでそこらへんは重々承知。
なので、元々はウーバーを使って速攻帰宅する予定でした。

しかし、道路を見ると凄い渋滞。

これではウーバーもいつ来るかわからないし、値段も高いし、帰宅が遅くなってしまう。
今は人がいるけど、一か所に留まるのは怖い……。

うーーーん。



…………行ける範囲だけメトロ使うか!?!?!?!


と、愚かにもメトロチャレンジをしてしまった私。
この後、後悔することになります。

最寄りのメトロの階段を降りようとしたところ、階段手前にいた少し薄汚い白人男性と運悪くばっちりと目が合ってしまう。聞き取れなかったが何か言ってきた。

……やばい。

すぐ目をそらし無視するも、ついてくる気配を察知。
急ぎ足で階段を下りります。

しかし、階段を下りていると「真後ろ」にその男性が付いてきた。

ちょっと後ろではなく、真後ろ。
リュックを挟んですぐ後ろに迫る男性。
明らかに距離がおかしい。おかしすぎる。
周囲に歩いている人はいれど、決して近くではなく、ここまで私に密着する必要はない。

頭の中で危険シグナルがけたたましく鳴ります。
やばい。

ふと前を見ると、改札前正面に駅員の部屋(場所は違いますが日本の改札横の駅員の事務所みたいな感じ)を発見。
そして黒人のめっちゃふくよかで強そうな女性駅員がそこにいることに気が付きました。

2-3秒どうするか迷っていると、男性がまた声をかけてきたのでフル無視。

階段に逃げるのと駅員と迷い、駅員を選びます。
その女性駅員の前で足を止めて背中を駅員に向け、荷物を前に抱えて男性とは違う方向を凝視。

女性駅員が状況に気が付いたのでしょうか?
男性の方をじっと見てくれた様子でした。

しばらくして、男性が離れたのをチラ見しつつ、丁度電車がきたので大急ぎでホームへ駆け込みます。


あの男はついてきてない。た、たすかった……。


しかし、危険なのが夜の地下鉄。
男性でも夜の地下鉄はやめた方が良いと言われているレベル。


周りを見ると、地上の人込みに対して利用客は明らかに少なく、ほぼ男性。
その中に普通そうなアジア人のおばさんが一人で並んでいる場所をみつけたので、一緒に並んで電車にはいります。

近くにすわって、緊張しながらも3駅乗車。
運良く、ヤバイ人は同じ車両にいなさそうでした。
でも低所得者層が多そうで治安が明らかに悪い。

どこで降りようかな、と思っていた時。
おばさんが下車してしまった!!!

それどころか、次の駅では人影すら無くなってきました。

まだNYの中心にいるはずなのに。

奥に男性はいるけど、この席の周りに誰もいないということは……。

もしこの先ヤバイ人たちが乗ってきて襲われた場合に助かる可能性はほぼないということ。
いくら多少屈強とはいえども女一人でヤバい奴に対処などできません。集団だったらもってのほか。NYはヤク中も多いし、夜のメトロはホームレスの寝床とのことです。

そして、最近アジア人へのヘイトクライムが増加していてアジア人女性がメトロで襲われた事例もいくつか聞いています。

こ、こわすぎる~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

だめだ!!!!おりる!!!!おりよう!!!!!次で降りる!!!!!!
こわいこわい!!!!!無理!!!!!!!!!!!!


慌てて降りるも、調べずに降りたので此処はどこ状態。
しかも無人駅だったので駅員の近くで待機もできない。
ちょうど人が少ないエリアだった様子。
思った以上に明かりが無くて暗い。こわい。
時刻は、夜の10時半。寒い。

しかし、女性一人が歩いている姿を発見!
ニューヨーカーっぽい感じ!
おまけに男女カップルが歩いている姿も見つけたし、何より視界には浮浪者が見当たらない。

少し安全な雰囲気に胸をなでおろしつつ、急いでUBERで配車し、速攻車で自宅に帰りました。

ちなみにウーバーは3分で来てくれた。神。
接客関係ないけどチップあげちゃった。


帰宅してすぐに日本に連絡を取り、温かい紅茶を飲んで気を落ち着けたところで就寝です。

皆!
女の夜の一人歩きは「ダメ、絶対」!

運が良かっただけです。本当に。

観光五日目(ニューヨーク)

怒涛の4日目を終え、観光最終日。
目的は「アメリカ自然史博物館」「セントラルパーク(ジョンレノン記念碑など)」「マンハッタンサークルライン・クルーズ」「お土産購入」です。
ややゆったりとした予定にしておきました。

さて、朝。
自然史博物館へと向かいます。
アメリカ自然史博物館は世界的にも有名な自然史博物館です。
ティラノサウルスを発見したのもここの職員らしいです。
映画「ナイト・ミュージアム」の舞台でもあります。

さて到着するも、入り口はどこも行列。
博物館には入り口が複数あるとのことですが、適当に並んだら学生集団が続々と別の列から入ってくる良くない入り口だったようです。
そのせいで全然列が進まない。
前に並んでた優しいおばさんと軽くお話しつつ40分くらいまってようやく入場。選択ミス……。

ニューヨークシティパスで入場なのですが、パスそのままでは入場できないとのことで、入館後のセキュリティチェックを終えた後にチケット売り場に向かえと言われました。
言われたがままにエレベーターで一つ下にあるチケット売り場へ。
パスの画面と予約メールを見せ、シティパスに付属している「エキシビションチケット」でどれを見たいかを答えます。
3種から選べるのですが、私は迷わずプラネタリウムを選びました。

チケット売り場。
この旅行の中で日本語のMAPを初めて見た。
海洋生物エリア。
個人的にはもうちょっと宇宙エリアの展示や解説がほし……いやなんでもない。

中に入ると、すぐにプラネタリウムの時間になったので入場。

プラネタリウムのドーム。
内部。広い。

見上げる形の大きなシアターです。
NASA協力のもと作成された「太陽系について」の映像が画面いっぱいに広がります。
まるで宇宙旅行をしているかのような広大な宇宙の映像が、英語解説音声とともに流れていきます。

これはすごい。感動。

後で調べてみるとかなり評価の高いプラネタリウムのようでしたが、納得。
イントレピッド博物館のVRより凄かった。圧巻でした。ずっとみてたかった。宇宙好きの人にはぜひおすすめしたいエキシビションです。


その後、展示を見て回りました。
動物のはく製展示が素晴らしかったです。生態系が良くわかる工夫がなされています。
剥製自体の質もセンスも良いということなのでしょうか。作るときから展示のこと考えないといけないわけだものね。知識が無ければ自然なポージングは作れないはず。凄いな。

迫力が凄い。
まるで自然の中を切り取ったかのよう。
サバンナの動物エリア。
生態系について。
恐竜コーナーは流石です。

恐竜や古代生物の展示も素晴らしい。一日中かじりついてデッサンしたい。

インディアンコーナー。
インディアンに限ればバンクーバーのブリティッシュコロンビア大学内の博物館のほうが勉強になるかも。
でもインディアンだけでなく世界中の民族の解説があるので、楽しいです。
巨大な水晶。鉱石や宝石コーナーはかなり充実して見ごたえあり。
特徴的なホール

そのほかにも世界の民族、地学、鉱石など様々な展示があり、そのラインナップの豊富さは流石アメリカといったところ。
科学的な知識の勉強を得るという点では上野の科学博物館が大変すばらしいし大好きなのだけれど、こちらは「展示物」の物量とクオリティが凄い。
博物館大好き人間なので普通に1日ここで楽しめそうだったけど時間が無くなってしまうので、名残惜しく思いつつも退館します。

・セントラルパーク
近くのスポットで自転車を借りて颯爽とサイクリングをします。
公園内はかなりの速度で走行ができるのでかなり気持ちがいい。自転車に乗っている観光客もかなり沢山います。

園内をまわりつつ、まずはジョン・レノン記念碑へ。
私は趣味でバンド活動もしているのですが、上の人たちが好きな関係で時々ビートルズも演奏しています。そして次のバンド本番でまさにIMAGINEをやる予定だったので、ここは絶対に訪れたい場所でもありました。
ジョン・レノンがなくなった場所のすぐ近くにある記念碑です。
ビートルズの曲を演奏するおじさんがいて、口ずさむ人がいたり演奏を聴いたりする人がいたり。ビートルズ好きな人が集まって温かい空間が出来上がっていました。素敵だ。

ナイスポーズ
ジョンレノンが住んでいたアパート「ダコタ・ハウス」。
そのアパート前……つまりココ?で暗殺されたらしい。
ベセスダの噴水。
NYが舞台のドラマや映画でおなじみの場所ですね。
馬車もたくさん走ってる
かわいい。

15時に予約していたクルーズまで時間が無くなってきましたが、おなかがすいたのと一度くらいはキッチンカーの食べ物食べたかったので公園でホットドックを購入。金額が書いてなかったから何ドルか聞いたらかなり観光地価格で迷ったけれども、時間も購入チャンスもなさそうだったから購入。
味は……まあ普通に美味しかったけれどコストコのホットドックみたいな感じです。チーズ頼んだらとろとろのチーズが乱雑にかかってた。

別の場所でもう少しマシなやつ買えばよかったかなと思ったりしたけど、セントラルパークでごはんを食べたかったからいいんだ。

……いいんだ(自分に言い聞かせる)。

外で食べるホットドックはうまい。

そして、セントラルパークからクルーズの乗り場であるイントレピッド博物館となりに向かうことになるのですが……。
ここからはメトロ+バスと乗り継ぐ必要がありました。

急いでメトロに向かおうとして……ふと思いつく。

電動自転車で行けばよいのでは!?

ここまでで大分乗り慣れてきた自転車。もちろんメトロ+バスのほうが圧倒的に安い……というか乗り放題になる金額まで使用しているのでそちらを遣えば最早タダなのですが、クルーズまでの乗り換えが面倒だったことや時間通りにバスが来るかどうかの不安もありました。
そしてGoogleマップで自転車と公共交通機関と比べると、なんと自転車のほうが早そう。
迷った末、ダコタ・ハウス近くのの電動自転車に乗ってクルーズ乗り場まで向かうことに。

ヒュー!

まずはセントラルパークからハドソン川までまっすぐマンハッタンを横断。
街中ですが、同じように自転車を乗る人がいるので同じノリで走行。この感じ、ワシントンDCで慣れたぞ!
とりあえず車と同じと思えばOKなわけです。

しばらくしてハドソン川沿岸につくと、なんと自転車走行レーンが!!
信号もない!!!!!!専用レーンなので飛ばしてもOKだ!!!
※ランナーっぽい人もいるので安全走行は忘れずに

気持ちよいサイクリングタイムでした。

そしてしばらく川沿いを走れば、目的地に到着。
ちゃんと近くに駐輪スポットもありました。ありがたい。

出発時間前に無事到着し、乗り込みます。
こちらもニューヨークシティパスで予約をしていたので、バーコードを見せて入船です。

乗船すると、上の席はほぼ満席。ですが空いている席をちらほらみつけます。おひとり様なので余裕ですね。

どこがいいのか分からなかったので中央に座りましたが、コースは同じルートを往復するので左右どちらか端のほうが写真が撮りやすいのでおすすめ

ちなみにクルーズのガイドさんがこのライトの下(緑のボックスがちらっとみえる)でずっとお話しているので、ガイドさんの表情やしぐさ(?)を目で見たいなら中央の後ろ辺り(この写真を撮影した位置)はいい感じですよ。

売店

1時間半のクルーズ。楽しみたいのでホットドックコンボを購入。
こっちのほうがおいしかったけど、でも値段はさらに高額……
日本円にして2100円。HAHA……
食事のセットでスナックがついてくるのは流石アメリカですわね。
ホットドックはこっちのほうがおいしかったです。

ということでクルーズスタート。

アメリカ観光も締めくくりです。

素晴らしい天気。マンハッタン南をぐるっと回って東側へ。
ブルックリン橋の下をくぐる
女一人旅では行くのを躊躇するハーレム地区もクルーズから眺めることができる
一番最初に観光しに来た自由の女神。
最後の観光でも目にすることに。
左から自由の女神、ニュージャージー州、そしてニューヨーク州マンハッタン。
新しいNYの象徴、NYで一番高いビル。
トレードセンタービル。美しい。

さて、観光らしい観光も終わりました。

最後にお土産を買って、少しだけ街ブラ。

本屋を見つけたので「NYの本屋だ!」と店名もみずにさっと入ります。

けれど……あれ、この雰囲気……

あれ?
あれれ?

に、日本語のほんばっかりだーーーーーー!!?!?
しかも標識(?)も日本語だわ!!!
新書とか文庫本とか漫画とかなんかもろもろ全部日本。文房具まで日本。

ここは日本……かな?

それもそのはず。
「紀伊国屋」という日本の本屋さんだったみたいです。

スタッフも募集中らしい

偶然見つけて入ったので不思議な体験になりましたが、でもNYのど真ん中にここまでジャパンな本屋さんを構えられるって凄いですね。


その後、スーパーで日本へのお土産を色々購入。ついでにスタバでコーヒー買って帰ろうとしたとき。スーパーの荷物を片手に、コーヒーを受け取って……

スーパーの袋がッ……破れたッ……!?


欧米のスーパーの袋、紙袋多いですよね。
でも日本人の私には不慣れでね……。
ほんの少し重い品を入れすぎたようで、突然袋が大破。買ったものが何個か落下してしまいました。
割れはしなかったので良かったけど……。

それをみた黒人スタイリッシュ美人なスタバ店員さん。
駆け寄ってきます。
「ワア大丈夫!?大変ね、バックあげよか?」
「中身割れてない?大丈夫??」
と、でっかいスタバの袋をなんと無料でくれます。
しかも一緒に袋に詰めてくれた。

ほ、惚れちゃう~~!!

まあ冗談はさておき、店員さんにめっちゃ感謝しつつスタバを去って帰宅。

温かさが染みるコーヒーだぜ……

そして帰宅途中。
デカいスタバの袋持ってたせいで現地人と思われたのか?メトロの乗り継ぎについて目の前のお姉さんに突然質問されてしまいました。
全然知らない情報だったので慌てて「スマン!私旅行者で全然知らんわ!」と伝えたところ、横から援護射撃が何個か飛んできました。
私には運よく関係ありませんでしたが、お姉さんが行きたいところには普段と違う乗り継ぎをしなきゃいけないとか何とかという話をしていました。
どこかの路線でトラブルあったらしい。
こういうこともあるよなーと思いつつ、無関係で一安心。


無事に帰宅をして、夕食を作ります。

メニュー?ほぼ同じだよ!

そりゃ一人旅ですからね。
いろんなもの買ったら余らせちゃうからね。

とかいいつつ、アメリカっぽいケーキやら何やらを今日スーパーで買っちゃっていました。
ヘヘ……。

お腹一杯でしたが、ケーキは詰め込みました。

あ、あまい。
なんというか、日本のケーキみたいに深く優しい甘さではなく、ただ糖分を追求したような甘さ……。
見た目のわりに素朴な味と言えばよいのでしょうか?いや、甘いけど……。

不味くはないけど、日本のケーキのほうが安くてもおいしいな。
いや知ってましたけどね。日本のケーキってすごいんですよ。

そしてこちらはアメリカの牛乳と、山羊乳。
珍しくおひとり様サイズが売っていたので購入しました。

私は牛乳が大好きなのですが、昔アメリカの牛乳を飲んで全く味が違ってショックを受けたのを未だに覚えています。
ヨーロッパ旅行しかり、カナダ留学中しかり、牛乳の味は日本の牛乳と全然違います。
聞いた話によると、滅菌方法が違うからなんだとか。


その味を思い出すべく、いざアメリカの牛乳をごくり。

……まずい!!!!!!!

うん、まずい。乳臭さはあるのにコクがなくて浅い感じ。

これこれ、このまずさだよ~~!

半分ほど飲んで満足しました。うん、まずい。

そういえばカナダ留学時代に日本に留学経験のあった学校の先生と牛乳の味について話をしたのですが、先生は逆に日本の牛乳がダメだったらしいです。やはり慣れ親しんだ味に左右されるのでしょうね。

旅行と関係ないですが、ケンタッキーのチキンの感じもカナダと日本で違って驚いたのを覚えています。そして同様に先生は日本のケンタッキーが好きじゃなかったらしいです。これじゃない感がしたんだとか。
私は日本と比べてワイルドでぼそっとした味だったからカナダのは好きじゃなかったんだけど……。

閑話休題。今度は山羊乳を頂いた。

あれ?牛乳よりおいしいな?

より日本の牛乳に近いというか、動物臭さはあったけどコクがあって美味しい。滅菌のせいかこちらも若干味の浅さのようなものはあったけど、牛乳よりおいしく感じる。

……翌朝に残しておいて、全部飲みました。


荷造りをして、就寝です。

帰国(ラガーディア空港~モントリオール~成田)

荷物を持ち、いざチェックアウト!!
……の前に、ネット上で先に飛行機のチェックインを済ませます。
ネットを見ると、すでに座席はほぼ確定されており移動可能な席はたった数席でした。皆早くからチェックインしてるんだな~と少し驚きました。
少し前の時代なら、空港に到着してからカウンターでチェックインでしたからね……。朝家からチェックインするなら早い方かと思っていましたが、違ったようです。
でも早すぎても何らかのトラブルがあると嫌でしたし、結果取りたかった通路側の席を確保出来たので問題ありませんでした。

鍵をしめ、キーボックスに戻し、チェックアウト。ホストさんに報告。
そしてウーバーで配車して空港へ。

10分前と金額が20ドルも変わるという絶望の価格変動を経験しつつも、無事に空港まで戻ります。
通勤ラッシュタイムだったみたいね……。

ラガーディア空港は航空会社でターミナルが変わるようです。ウーバーの人も、「航空会社どこ?エアカナダ?OK!」という風に慣れた様子です。助かります。

ちなみにラガーディア空港はアメリカ国内線がほぼほぼらしく、国際線が少なめです。

ということで自動チェックインカウンターをチョイチョイと動かしつつ、航空券をGET。
カウンターではカナダ入国のためのeTAを持っているか確認されましたが、無事に荷物を預けられました。
(カウンターでeTAを見せろと言われました。空港で確認されることはないと聞いていたので油断していたのですが、ちゃんといつでも出せるようにはメールでも紙でも保管していたので事なきを得ました)(というか行きもカナダ経由で来ているしeTAの問題は無いはずなので慌てることもなかったのですが)

余裕をもってゲートまで来たので、おつまみを買って食べつつ仕事のイラストを描くなどして時間をつぶします。

おつまみと、チェリー味の炭酸水。
炭酸水は極めて海外の味がした。

NYと別れを告げて、モントリオールへ。
行きと違って遅延もなく、出発します。

モントリオールまでは窓側の席でしたが、意図せず飛行機からマンハッタンを撮ることができる席でした。
感慨深く眺めながら、カナダへ向かいます。

軽食のプレッツェルとコーヒー。美味しかった。

モントリオールへ到着。
乗り継ぎ時間が1時間というギリギリスケジュールですが、行きと違って入国審査がないのでサクっと乗り継ぎできました。

アメリカ~カナダ間の移動は楽ですね。

しかし、カナダとも言えどもモントリオールはフランス語圏。
周りが何喋ってるか……わからない。

フランス語が先にアナウンスされるし、同じカナダでもバンクーバーと違うな~と考えつつも、買い物をする時間もなく次の飛行機へ。

座席は通路側をとりました。
行きは外を見たかったので窓側をとりましたが、今回は利便性とって通路側です。
日本時間に合わせるように休息をとりつつ、13時間のフライトを過ごした。
ハリーポッターみたり、イラスト描いたりして時間をつぶします。

ちなみに隣の二席が兄と妹の兄弟で、日本観光をする予定のアメリカ人でした。
最初話したりしなかったのですが、トイレとかご飯とかのタイミングで一言二言話すうちに、ちょっと打ち解けて時々おしゃべりしました。

2週間くらいの日本旅行で、初めての日本らしいです。
東京・京都・大阪というスタンダードコースを行くとのこと。おすすめ聞かれたけど予定コースが最強すぎてそれで言くべきだよとお話。
多分日本またくるから次にどこかおすすめないの?と質問され困ってしまいました。
とりあえず必死に脳みそを振り絞り、今回のコースで見切れなかったところでも十分だけど、田舎もいいかもねとということで外国人に人気と以前耳に挟んだ白川郷とか、あと神道で大事なスポットということで伊勢神宮とか出雲大社とかおすすめですよと伝えた。……これでよかったのか?

機内食①
そばが出たんだけど……これ、そばじゃない……なんだこれ?
っていう味のそばだった。
隣の席の兄弟は「そばだ~」って嬉しそうだったので真実を伝えるべきか迷ったけど、やめた。
機内食②
やきそばがでたんだけど……やきそばじゃ(略
隣の席の兄弟は「やきそばだ~」って嬉しそうだったので真実を伝えるべきか迷ったけど、やめた。



そして、ついに長いフライトを終えて、着陸!!!!!!

無事に入国も終えました。

ただいま日本!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



最後に


こうして無事に6泊8日の女一人のアメリカ旅行を無事に完遂!

やり遂げました。わたし、生きて帰ってきたよ。

小さなトラブルはあったものの、大きな問題なく旅行を楽しめたので本当に良かったです。女一人で旅行するうえで感じたのが、やはり防犯の重要性と、語学力、そして事前準備の重要性でした。

・防犯
やはり夜は怖い思いをしましたし、日中も場所によっては警戒心をもつ必要があります。あらゆる可能性を考えて安全策はとるべきですね。
お金より、命が大事です。
宿の場所、ホストの安全性、移動手段、治安など安全をとれば金がかかりますが、被害にあったらおしまいなのでね。
NYC住まいの人にはここまでビビる必要はないと言われてしまうかもしれないけれど、不慣れだし英語も普段使いじゃないものとしてはできることはすべきだなとおもいます。

・語学力
私も大して喋れるわけではないですが、最低点意思を伝えられるスピーキングは必要ですよね。お店を利用するにしても、レジでの軽い雑談なんかもマナーとして必要だったり……まあ、明らか観光客なら見逃されると思いますけど2,3文くらいの往来はあったほうがいい雰囲気ですよねぇ。ハロー、ハウアーユー、アイムファインセンキューでもいいので。
そして何より大事なのがリスニングだと思います。そもそも聞き取れなきゃ何言われてるかわかりませんからね、返事しようがないです……。ここらへん留学中痛感してたので旅行前半年は英語耳に直すべくめっちゃ英語で動画見まくってました。もちろん語学の動画もですが、NYの英語での観光動画とか、ゲーム実況も英語で見たりとかしてました。
おかげで旅行中聞き取れなくて困ったことはあまりなかったですし、様々な観光ガイドも英語で聞けると知れることが増えて楽しみの幅が広がったので、できる限りリスニング力はあるとよいです!
もちろん無いと旅行できないわけじゃないと思いますが、一人旅を安全にするなら少なくともある程度のリスニング力は必要。
翻訳アプリありますが、毎度だしてやり取りして~ってのは難しいですから。一対一ならともかく、駅やバスのアナウンスとかもあるし、お店でも後ろに行列作りかねないし。


・事前準備
ガイドブック、ネット、youtubeの動画など色々な場所から情報を仕入れました。英語の公式HPなども目を通しています。
現地で調べながら予定を組んだ場所も多々ありますが、治安情報や交通機関などはしっかりと調べておくのが重要ですね。
通信料の節約やクーポンなどもネットにたくさん情報があふれているので、旅費を節約したい人こそ色々調べるべきです。
それと、大使館の位置の把握や緊急時にどうするかなどの想定もしておきましょうね。


そんなこんなで、気が付けば4万字を超えていますね。

このnoteは読みやすさや親切心はあまり考えずとりあえず書き殴ってますので、読みにくい場所や日本語がおかしい部分があるかもしれません。

ですが、私としてはとにかく記憶が新鮮なうちに旅行の健忘録として残したかったという気持ちが九割五分なので、お許しくださいませ……。

この記録がNY旅行を計画している人の一助になれば幸いです。

ですが、最初にも述べた通り、私個人が調べられる範囲で調べ行動したものになるので、何か間違ってることがあるかもしれません。
ということで、あくまで参考程度に、ご自分で色々新しい情報を調べるのは忘れずに。

また、旅行を見守ってくれた家族や友人、フォロワーなどなどには感謝致します。
SNSで載せきれなかった写真もあるので、このnoteを読んで旅行気分を味わって頂けたら幸いです。

長文でしたが私の女一人NY旅行記は以上になります。

ご覧頂きありがとうございました!

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