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「ラー文書」より~タロットの学び方

『タロット(tarot)』とは、現在はタロット占いなどで良く知られているものですが、その起源、発祥については不明のままでした。ラーたちによると、それは古代エジプトの人々の精神的成長のために、ラーたちの存在が教えたものだといいます。

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ラーとは?

ここでラーについて簡単な説明をします。ラーたちは、はるか昔は金星にいた存在だと明かしています。そして地球人類に「一なるものの法則」(*)を伝えるため、一万一千年前に訪れていたといいます。その中心地のひとつが古代エジプトでした。その当時は、物理的な肉体として地球上に存在し、マスターとして人類にさまざまな教えを伝授していました。私たちの関心の高いピラミッドの建造(*)も、ラーたちの指導によるものだったようです。

しかし、ラーたちのその試みは、成功しなかったといいます。なぜなら、人類がラーのような高次の存在を『神』のように崇めてしまったからです。それはむしろ人類の意識の進化にとって悪影響を及ぼすことを理解したラーたちは、地上を去ることにしました。ただしそれは、物理的存在としてのつながりを絶っただけで、意識的つながりはずっと維持してきたといいます。私たちの歴史においてよく知られるエジプト第18王朝『ファラオ』に対してもまた、意識上の交信をしていたとのことです。

(*)「一なるものの法則」・・・"万物のすべては創造主とひとつである"という、シンプルな表現もできるが、その本質を歪みの多い(発達途上)人類が真に理解するには、奥の深い学びが必要であり、端的な言葉で表すのは難しいかもしれない。あえてラーの表現を記述するなら「あなたがたはすべての物事であり、すべての存在であり、あらゆる出来事や状況を物語っているのです。あなた方は統合体であり無限です。あなたがたは愛/光であり、光/愛である存在です。まさにこれが『一なるものの法則』に他なりません」となる。

(*)ピラミッド・・・初期のピラミッド(ギザ)は、能力を持つ者たちの集合意識(思考)によって創造され、石と意識を合わせることで石を動かし、上方から建造していったという。ピラミッドは、簡単にいうとエネルギー装置のようなものであり、本来の姿は、頂上に大きな水晶を備えていたらしい。またその目的は、人々のヒーリングとイニシエーションのためであったとのこと。また、ギザの大ピラミッド以後のものは、後の王たちが真似て造ったものであり、その目的や効果は既に失われてしまったという。

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大アルカナの学び

【タロットの目的】

タロットの本来の目的は、「一なるものの法則」に基づいて、自己の探究を助けるものだといいます。また、現在人々が活用している占いとしてのタロットは、後世の人類が違う形に変形させたものだそうですが、とはいえ、それはそれで現代人にとって意味があるのだから、その使い方で問題ないとも言っています。

また、タロットの絵柄(大アルカナのこと)について、現在使われているマルセイユ版などを含め、大半の大アルカナは、装飾や色などが多くなりすぎており、"学び"として使うには相応しくないとのことです。ここでは、ラーが、原版に近いものとして推奨した大アルカナ、そしてその学び方について概要を紹介したいと思います。


【原版に近いといわれる大アルカナ】

・以下の表は、1~21までの学びをあらわしたものです。(後に学習法を記述しますが、スマートフォンなどでは画像が小さくて見づらいかもしれません。資料元である、L/L Researchによる、サイト「The Low of One」 で紹介していますので、以下のリンク先をご覧くだされば幸いです。)

【資料元:L/L Research,「The Low of One」

大アナカルタ

・22の「The Fool」は、単独の学びとなっています。

2大アナカルタ

大アルカナは22枚あります。表のように、縦のラインは「心の原型」として、1番から7番までカテゴリー分けされています。横のラインは、心(Maind),体(Body),精神(Spirit)の3つのカテゴリーです。

学び方は、一枚一枚のアルカナの絵柄を、じっくり見てさまざまなことを感じるのだといいます。左脳を使った学習法が身についてしまっている私たち現代人には、少々難しいのですが、より感覚的にとらえなければならないようです。それぞれのレッスンは理解が深まるまで続け、そして次のレッスンへと進みます。

(表の補足)
・Bodyとは、心の活動がその反対側へ映し出されたものである。
・Spirit は、宇宙と存在を行き来するシャトルである。
・心の原型の"3触媒”は、1の基盤と2の基盤増強が、結合することにり発生するものである。
・心の原型"4経験"とは、3の触媒が成長し受容されたことによって発生するものである。
・心の原型”5表示体”とは、心と体と精神の中核であり、動的な本質的変化の現れである。(意志、意識的行動)

※このシンプルなレッスンは、次の順番と組み合わせで進みます。

✓Lesson1 「1」の原型(顕在意識)カードを観察し学びます。
(1)→(8)→(15)
✓Lesson2 「2」の原型(潜在意識)カードを観察し学びます。
(2)→(9)→(16)
✓Lesson3 「3」の原型(触媒)カードを観察し学びます。
(3)→(10)→(17)
✓Lesson4 「4」の原型(経験)カードを観察し学びます。
(4)→(11)→(18)
✓Lesson5 「5」の原型(表示体)カードを観察し学びます。
(5)→(12)→(19)
✓Lesson6 「6」の原型(変容)カードを観察し学びます。
(6)→(13)→(20)
✓Lesson7 「7」の原型(偉大な道)カードを観察し学びます。
(7)→(14)→(21)
✓Lesson8 (22)の(選択)カードを観察し学びます。

✓Lesson9 (1)と(2)のカードを観察し学びます。
✓Lesson10 (3)と(4)のカードを観察し学びます。
✓Lesson11 (6)と(7)のカードを観察し学びます。
✓Lesson12 (8)と(9)のカードを観察し学びます。
✓Lesson13 (10)と(11)のカードを観察し学びます。
✓Lesson14 (13)と(14)のカードを観察し学びます。
✓Lesson15 (15)と(16)のカードを観察し学びます。
✓Lesson16 (17)と(18)のカードを観察し学びます。
✓Lesson17 (20)と(21)のカードを観察し学びます。
✓Lesson18 (5),(22*任意で)のカードを観察し学びます。
✓Lesson19 (12),(22*任意で)のカードを観察し学びます。
✓Lesson20 (19),(22*任意で)のカードを観察し学びます。

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各アルカナの意味と絵柄の簡単な説明

1.The Magician 魔術師
  表面意識(顕在意識)の形成。偉大な神秘。魔術的な出来事に夢中になる。(絵柄の鳥かごの格子模様にも意味がある…)
2.The High Priestess 女教皇
  原型内部に既に存在している知識。基盤の増強作用となる。 
3.The Empress 女帝
  心の触媒、瞑想、熟考によって一つの関係性を高められる。
4.The Emperor 皇帝
  2と3によって高められた表面意識は経験を発生させる。そしてその情報は2の基盤増強、潜在意識に蓄積されていく。
5.The Hierophant 教皇
  心・複合体の表示体部分。学びの吸収・探究を行う働きを司る。動的本質部分。
6.The Lover 恋人
  光と闇の選択に向き合うときに体験する変容。変容には放棄が必要。
7.The Chariot 戦車
  1~6までの働きの総計物。心の偉大な道(The great of the world)。(絵柄は、心が適切に横断された成果を忠実なライオンによって牽引される様子、征服者)
8.Justice 正義
  常に活動状態に置かれている。留めることのできない活動性向。(絵柄は裁判の女神、平衡化、バランスを表している)
9.The Hermit 隠者
  8の活動は知恵によって判断して経験されなければならない。規制を与える役割。
10.Wheel of Fortune 運命の輪
  体の触媒、外部からの刺激、他自己との交流。
11.Strenght 力
  妖艶な女性(緑色光線のエネルギー転送を表す。)真の力が受容される。
12.The Hanged Man 吊るされた男
  真の活動へ向かうための儀式
13.Death 死
  死の作用によってより高い振動数へ変容する。その瞬間ごとに起こる再生の意味。(睡眠や受肉も同じ)
14.Temperance 節制
  体(活動)を通じて錬金術師が出現させる金。(絵柄は錬金術師がアタノールのようなものを持っているところ)
15.Devil 悪魔
  精神に潜む偉大な闇。混迷するメロディーはネガティブな性質を帯びる。(絵柄は夜を表す)
16.The Tower 塔
  Potentiator of the spirit,突然の目覚め、瞬時の啓蒙。(絵柄は稲妻,Lighting)
17.The Star 星
  心が活動を通じて行った結果の物理的現れ。確認、修正の媒介物。(絵柄は"Hope"を表している。ラーはそれを"信念"ともいう)
18.The Moon 月
  月明りは真実も虚像も映し出す。ポジティブとネガティブの明確な現れ。
19.The Sun 太陽
  生命を有するところの生ける存在。全一創造主の愛と光を発散し、吸収する。
20.Judgement 審判
  物質世界に精神の働きが付与されることで恒久的、永遠に変容する。(絵柄は石棺)
21.The World 世界
  覚醒エネルギーの接触(コンタクト)、そしてそれが反映される世界。
22.The Fool 愚者
  The Choice~選択。   

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以上が、タロット(大アルカナ)の学習法概要となります。書籍やサイトでは、もっと詳細が書かれていますので、学びを深めたい方はご確認ください。また、現在、タロット占いを行っている方については、ラーの教えを知ることで新たな気づきがあり、タロットの読み方が向上するのかもしれないとも思いました。(私はタロットをやらないので分からないのですが。)


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最後までお読みいただきありがとうございます。







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