お年玉

今は貰う機会もあげる機会もないが、昔はお年玉を貰っては意気揚々におもちゃ屋に足を運ぶも元旦に営業してる店はなくガッカリして帰った記憶がある。ところが今は違うらしい。元旦早々に初売りで営業している店もあるので正月感がなくなった。売っているものは福袋だ。何が入っているか分からない愉しみもあって射幸心を煽られる。しかし空けてみると実用性に伴わない商品ばかりで費用対効果に伴わない。買うことはないがYouTubeで福袋開封動画を観るのは好きで、ああいうのを見て「買わなくてよかった」「あの中のアレは欲しい」と金を出さずに買った気分になれる。お年玉の使い道で一番記憶に残っているのが40年くらい前のキン消しだ。キン肉マンの塩ビ人形。今は高いもので300〜500円するものが多いが、昔はガチャガチャ1回100円だった。あれにお年玉全部注ぎ込んだ。ガチャは期待満足後悔を錯綜させる。お年玉を機会にお金の使い方を覚えた気がする。

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