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ハンサムウーマンへの道

箱入りおばさんの自立日記
  エピソード2 命日②

父親の他界を知りまずは次男が帰宅
朝に[お父さんの具合が悪いので来てくれないか]と母から依頼を受け帰宅中、睡魔に襲われパーキングで仮眠
[僕が仮眠しなければ臨終に間に合っていたかも]と自分を責めていました。
次男にそんな大役を背負わせなくて良かったと母はしみじみ思います。
未成年が背負うにはあまりにも重い現実

それから訪問診療のお医者さんがいらして死亡診断書を記入
死因のトップは、
アルコール性肝硬変
あれっ 結局そこだったのか
と改めて認識

一番近くにいる妻が一番分かっていなかったのかも·····

それから長男も帰宅

お父さんの携帯電話の最後の発信履歴は長男と税理士さんの番号
臨終に伝えたい事があったのかな

[授業中だから出なかった]と
こちらも少し後悔

父にさんざんお世話になった母と息子は肝心な時に役立たず···

お父さんは最後の最後まで
イライラしたかな
落胆したかな

それから家族会議
まずはお葬式に向け
色々相談

駆けつけた姉と母を送りがてら
回転寿司に行きました。

お父さんの命日に
お父さんが好きなお寿司を食べる小倉一家

悲しみを感じる
現実を受け止める
ステージには到達せず

人口密度に癒やされ
子供の存在に癒やされ
目の前のタスクだけを考えていました。

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