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身近な人に嫌われて

長女には憎まれ、
次女には無視され、
長男にはなんとか少しつきあってもらうが、楽しそうでもなく、
かみさんには嫌われて、指輪もしてもらえず、さわるなといわれ、私が寝た頃をみはからって部屋に帰ってくる。

私の口座からは数々の自動引き落としされ、
貯金はかみさんの口座でおこなわれ、
新しいお金を使う判断は、かみさんがほぼ自由にし、私の意見はききいれられない。
つまり子どもたちに、ものを買ってくれるのはかみさんだ。
私からは水面下で特に意識されないお金が引き落とされている。

私は怒ったり、不機嫌だったり、暗かったりするので、
もちろん家族みんなにめんどくさがられている。
私がいると15分ほどでその場から誰もいなくなるように、私の面倒な存在だ。

かみさんは息子とイチャイチャ楽しそうに話している。
かといって私は言葉遊びのような会話を楽しめず、加われる感じがしない。。。

洗濯物の全ては私がすべて干しとりこみ、
皿洗いや片付けの多くも私がし、
掃除や片付けのほとんどを、嫌がられながらやっている。

ゴミ捨ては、
ゴミ袋を買い、ゴミ箱を用意し、ゴミを集めてゴミを持っていくところまですべて。
すべてをみんなが特に意識しないところでやるので、
つまり、我が家のゴミ箱は、底なしにゴミは無くなっていくタイプのゴミ箱だ。
ファンヒーターの石油や、アイロンや製氷器の水も、無限に湧いてくるタイプだ。

つまり私のやっていることは、嫌がられているか、特に気づかれていないかのどちらかだ。感謝や認識がされるどころか、怒られたりめんどくさいやり方なのだ。
私がやりたい方法でやっているだけで、もしいなくなったらただただ散らかって、でもそこそこ快適に過ごしていくのだろう。

さらに職場では、さして役にも立っていない。
歳のせいか、事務遂行能力が落ち、うまく仕事が完成しない。
改善など現実逃避が好きだが、意見を聞き入れてもらえず何も貢献できない。
かといって、効率悪いやり方を私もやる気にはならず。。。
その結果、ただ仕事をしない逃げる奴だと認識され、嫌われていく。。。
しまいには、年下にどやされ、怖くてこちらから声もかけられなくなる。

そんな中、
たまに話してくれるのは、
中高大の同級生や、前の職場の人たちや、10年前にやりとりをしていた先輩、遠くの親戚など、あまり直接的な利害のない他人だ。

気をつかってくれるのだろう。
わかっていても、心配の言葉をかけてもらうのは心地いい。
そんな他人が心配してくれるような場に、順番に顔を出しながら、かろうじて息つぎしながら生きている。

年回りが悪いなどの時間限定の状況なのか、
わたしの態度がそうさせているのかよく分からない。

でもお陰様で、
同級生など、楽しそうなすばらしい ”他人” から声をかけてもらえることは多い。
宇宙に、「大丈夫だぞ!心配ない。がんばれ!」と言ってもらっている感じがする。

おおむね、宇宙のことも自分のことも楽しんでいるのだが、
かみさんやこどもや同僚など、身近な人たちに嫌われつづけているのはけっこうつらい。つまんない。

とりあえずまずは、
かみさんだけでも昔みたいに仲良くなってくれたら、
随分楽しい人生になるんだけどなあ。


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