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テキーラうがい

メキシコでは、体調が悪い時にはテキーラを飲め!というふざけた言い伝えがある。冗談に聞こえるが、大抵の人は本気で勧めている。

これまでこの嘘の言い伝えを何度か実行したが、そのたびに飲みすぎてしまうのか、ワインやビールも一緒に飲んでしまうのがよくないのか、悪くまではならないが、「体調が良くなる」ということはなかった。ということで、効果はない。と思いながらも続けていた。

しかし。

服用の仕方が間違っていたのだ。

ここに正しい服用の仕方を記しておくので、ぜひ風邪のひき始めと思われる方は実行してほしい。なお、効果があると思われるのは、主にのどの痛みをともなうもので、発熱や腹痛にはまだ効果は実証されていないので、気を付けるように。なお、責任は持てませんので、あくまで自己責任の上、お試しあれ。

用意するのは、素敵なテキーラ。せっかくなので、ブランコよりレポサド、アネホの方がより喉にやさしい。(今回は、Don Julioを使用した)

塩やライムは使用せず、テキーラだけを口に含む。

舌の上や喉奥にじっくりなじませる。じわじわと消毒されているような感じが出てくる。

そして、うがい。こどもがよくやる、グジュグジュバーではない。しっかり喉奥を鳴らすように、浸透させるように、少し油断すれば飲み込みかねないほどの奥で、喉奥をひろげて、うがいをする。時間は、ゆっくりゆっくり、時間をかければかけるほどよい。

たぶん、うがい後に吐き出すのが正しいと思うが、テキーラに失礼なので、もちろん飲み干した。そちらは、各人にお任せする。

次の日の朝には、風邪っぴき特有ののどのイガイガ、痛さがすっかり緩和されているはずだ。

ちなみにメキシコでは、風邪気味の子どもたちには、コーラをレンジで少し温めて飲ませる。という微妙な風習もある。こちらは、試したことがないので真意はわからない。

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