こどもリハビリかめきち

生きづらかった私が生きやすくなるまでの人生の教科書 Instagram:@child…

こどもリハビリかめきち

生きづらかった私が生きやすくなるまでの人生の教科書 Instagram:@child_pt

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"ダウン症児にBLWを勧める"という米国の情報を得て、BLWをとても勉強した私の知見を話す。結果はこうだった。

こどもリハビリかめきちです。 「日本一リアルタイムに相談できる小児PT」として InstagramやYouTubeを中心としたSNSで情報発信をしています。 東京都大田区、神奈川県川崎市、千葉県柏市の3箇所で直接サービス 「かめリハ」を行っていて、 全国どこでもオンライン相談でZOOMやLINE電話を使用したオンライン相談「かめサポ」を保護者の方に向けて行っています☺ 専門職の方にはこどもに関わる全ての方に受講していただける「かめスク」という教育事業も行っています! ぜひど

有料
250〜
割引あり
    • 「私を忘れて生きろ」と大切な人に言った話。

        Prologue ささ・げる【×捧げる】 粛々とした時間がすぎる。やることが決まっているから、淡々とこなすしかないのだ。ふとカレンダーを見ると住所をうつしてからまだ2ヶ月しか経ってはいないではないか。私にこの毎日は激動すぎる。 それにしても、河内長野の夜は静かだ。 「私を忘れて生きろ」と言った話 今日は私と元夫の結婚記念日だ。なぜこの日かというと、RADWIMPSの野田洋次郎が大好きな私が「0426ヨージロー」の日がいい!と言ったからだ。 彼は別にいつでもよ

      • その目の前の子は「痛いのかもしれない」。

        3月。 SNSのコンテンツを残す回数が極端に減った。 シンプルに、新天地で他に注力を費やしている場所があるからだ。 この注力を費やしている環境で何をしているかというと、 ほんと〜〜〜に色々しているのだが 一つ言うと、日々サバンナに置かれてる記録を毎日2000字くらいのコンテンツに残している。息も絶え絶えに。(なにいうとんねん) いつかみんなにお知らせできたらいいな、と思いつつかなり内々な内容なのでピックアップできずにいた。 ふと先日書いたサバンナ記録が「これは共有して

        • マラソン大会がすごぉおお…く嫌いだった私に、兄が言った一言

          実家のWi-Fiの調子が悪い。 高齢の祖母と初老(とか言ったら怒られる)の母の二人が住む実家の電波関係は私が管理をしている。 同じ関東なのだが、自宅から実家までドアトゥドアで2時間半かかるとどうも帰る足が遠のく。 帰る理由を無理やり探しでもしないと、盆や正月くらいのインパクトでは到底実家に帰らないのだ。 きょうだいで唯一ひ孫と孫を見せない風来坊な私の役割は、もっぱらテクノロジー関係のため、今回のような電波トラブルが起こると重い腰を上げて実家に帰る。 実家の最寄り駅から

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        "ダウン症児にBLWを勧める"という米国の情報を得て、BLWを…

          どうか私抜きで幸せになんか、ならないでほしい。

          Prologue 愛について抜本的に考えるのが好きだ。 愛とは私の原動力である。愛。 私の父は、私が「みんなから愛されるように」という願いを込めて愛理、とつけた。(みんなから愛される子になってほしいって言ったにも関わらず、お前が私を愛さねぇでどうすんだよ父親💢) ぱっぱらっぱーとしている親の思いをよそに、みんなから愛されたい〜を超越して、「常日頃から人を愛するには、愛されるには」と考える愛情垂れ流しマシーンが生成されてしまった。そう、ワイである。このポンコツ女。 毎日

          どうか私抜きで幸せになんか、ならないでほしい。

          飲み会で価値観を共有したら最強のワークショップになった件

          Prologue 私は残酷な人間だと思う。 自分の人生において必要なものを優劣つけて 【いる/いらない】で分けて、いらないものは呆気なく置いていく。 それがモノであったり、人間関係であったり、全てに対してこの繰上げと切り捨て、取捨選択を繰り返している。 社交的であり、様々な場所に顔を出す私は一見交友関係が多そうに見える。 しかしこの、人間関係潔癖症であり最強の切り捨て人間な私は 「限りある自分の人生の残りの時間を使いたい」と思う人間は少ない。 そのため本当に仲のいい

          飲み会で価値観を共有したら最強のワークショップになった件

          あなたの周りの「否定してくる人」を一刀両断してみた3選

          こどもリハビリかめきちです。 今年ももうすぐ終わりですね。 「アウトプットの鬼」と言われる私ですが、 月に1回は自分の気持ちや学んだことを長文化してこのnoteを書いています。 かれこれもう3年ほど継続ができています。見ていただける方、私のこの乱文・駄文を追いかけていただき本当ありがとうございます。 情報発信者としても、セラピストとしてもまだまだな人間ですが、 この数年でありがたいことにSNSで少しずつ知名度があがっていったり、ピックアップしていただくことが増えました。 た

          あなたの周りの「否定してくる人」を一刀両断してみた3選

          アウトプットする場所は多いほうがいい話。

          こどもリハビリかめきちです。 そういえば、noteを書き始めてもうすぐ3年半が経とうとしています。 (記念すべき第一回目の記事) 「アウトプットといえばかめきち」「言語化の鬼」と言われるくらい 私はとにかくアウトプットに取り憑かれています。 多分前世、インプットしすぎてどこに放出したらいいか分からずに情報がぱんっぱんになって死んでいったんだと思います。 私のアウトプットには大きく分けて2種類あって、それは 「相手のためのアウトプット」と「自分のためのアウトプット」があり

          アウトプットする場所は多いほうがいい話。

          「月」。

          ※こちらの記事には2023年10月13日公開の映画「月」の内容のネタバレ・2016年7月26日に発生した「相模原障害者施設殺傷事件」の内容・その他過激な表現を含みます。 ※作品に沿い、スペシャルニーズのある方の表現を「障害者」と書きます。 Prologue 私は映画が好きだ。 月何十本!年間何百本!という映画マスターでは到底ないが、 自分がふっとリラックスしたいときや 「よし、今日はあの映画を観よう」と映画を観るために一日を頑張れたりする。 決して誰からも強制はされて

          かめきちの中に入りたい。

          私の「好き」の幅は広い。 基本人間関係は「好き」からはじまり、自分が「好かれている」というイメージからはじまる。 人を嫌いになることや、人から嫌われていると感じることがあまりない。 という話をすると、「特別な人はいないのか」という疑問を投げかけられる。 要はみんな好きだと困っちゃうでしょ、特別な好きもあるでしょ。ということ。 そりゃあるさ。 男性でも女性でも、私にとって「特別な人」がいる。 好きの中でも特別に特別に好きな人。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

          かめきちの中に入りたい。

          皆に言ってなかったけど、わたし実習落ちてました。

          「よぉ、向坂。お前ホステスやってるやろ?」 上下真っ白のケーシーをまとい、首から学生を主張する青い名札をぶら下げながらメモをとる私の背中が、ヒュンと冷たくなった。 例えるならばそう、若い頃に彼氏の携帯を盗み見して、知らない女と「◯くん大好き♥」とやりとりを見てしまったときのような、あの背筋がヒュンとなるかんじ。 患者役の先生は、患者役に徹するため車椅子に乗り片手で頬杖をついている。 学校一怖いと言われてる先生だ。目つきも尋常じゃなくやばい。 よくこれで理学療法士として現

          皆に言ってなかったけど、わたし実習落ちてました。

          「人と違うかも?」と悩んでた私がフリーランスになって感じる3つのこと

          かめきちです。 あるときは小児PT あるときは代表取締役 あるときはアンバサダー あるときはインフルエンサー あるときはアートメイクモデル あるときは作業療法学科の先生。 いったいぜんたい何をやっとんの?という私ですが、 まとめると私は「支援者」「教育者」「発信者」なんだと思います。 私が保有している理学療法士という資格は 開業できないので、「理学療法士が自費でやってます」とは言ってないんですね。わたしは「こどもリハビリかめきち」という名前でフリーランスとして活動してい

          「人と違うかも?」と悩んでた私がフリーランスになって感じる3つのこと

          徳島県神山町がレベチだった話。

          Prologue 旅の最終地点「神山町」 長いときは一日12時間近くPCと向き合っている私の掌は、いつも凝っている。 掌を上に向け、指先を反対の手でぐーっとストレッチをすると気持ちが良い。 そんなことをしていると、普段身体機能のことにむとんちゃくな夫が、 「指っていつも曲がる方向に力がはたらくから、反対方向にストレッチすると脳が"いつもと違う"って刺激をうけてめちゃくちゃ活性化するらしいよ」 と言った。確かに掌を反対方向に、指を伸展させるストレッチをすると頭がスッキリす

          徳島県神山町がレベチだった話。

          「統一感」が無いようで在る女の話

          情報発信をしている中で、いかに「人目につきやすくなるか」を大事にしている。 かめきちの売りは、内容が専門的だけど保護者にわかる内容であること、 問題点と解決策をセットで提示すること、顔出しをしていること、 ハキハキ喋ること、そしてちょっとポップで親しみのあるデザインを心がけている。 そう。デザイン。 私は今までデザインから無意識的に避けて生きてきた。 昔から、ファッションセンスがないとか パワポのスライドの配色が見にくいとか 色使いが下手とか、所謂デザインということに

          「統一感」が無いようで在る女の話

          「あんたは橋の下で拾ってきたのよ」があながち間違いじゃなかった件

          こどもの頃の爛々とした記憶が忘れられなくて、8月に「かめきちのなつやすみ」を取り始めて3年が経った。 なつやすみといえば、必ずついてくるのが、、そう、 「宿題」だ。 独立してはじめてなつやすみを取ったときに、人生で一番の課題をこなした。 それは "自己分析と言う名の人生のパンドラの箱を開けること" であった。 私は生まれ育った家庭に対して強いトラウマがある。 乗り越えたくても十数年乗り越えられなかったトラウマだ。 それを、一つ一つ紐解いていける時間が、唯一「かめきち

          「あんたは橋の下で拾ってきたのよ」があながち間違いじゃなかった件

          初対面の車椅子ユーザーとディスニーに行ったら人生で一番面白かった話。

          10代から20代にかけて、頸髄損傷で車椅子ユーザーの彼氏がいた。 彼は自身の手を上にあげられるが、肘は曲げられるが、手首や指先は動かない。 彼が薬物をやる度に、抵抗できない彼の「手」から薬物を泣きながら奪い取り捨てていた。 "どうしてこんな事するの?!"と泣き叫ぶ私に彼はポツリと 『愛理に俺の気持ちはわからない』と言った。 私は本当に彼の気持ちなんてわかっていなかった。解っていなかったんだ。 * 人生とは不思議なものだ。 2週間前まで顔も名前も知らなかった人と仲睦

          初対面の車椅子ユーザーとディスニーに行ったら人生で一番面白かった話。