学習タイプ

学習する力 【体感型】

言葉だけで教えようとしても、視覚的てがかりを付けて教えようとしても、決め事として学ぶことは容易にはできず、押し付けようとすると反発してきます。
体感型の子の学びに大切なのは、自分で経験して感じることです。

また、体感の有無だけでなく動きを伴う学習は記憶に残りやすい特徴を持っています。
幼少期では、身体を動かして遊ぶと声がよく出やすいです。
多くの体感を伴う経験をさせることで、2つ目の学習タイプでの学びも使われる機会が増えていき、それぞれの学習する力は強化されていきます。
小さい頃の子育てはしにくい子供になりますが、義務的思考(自己選択する力に記載)になりにくいため、メンタルの不具合は起きにくいです。

体感型のタイプを活かせるようになるために、自信を持たせて行動力・実践力を強化していくことや、想像力を高めてあげイメージであっても体感させることは大切です。

行動を規制したり座っているときにじっとさせたりするのは、学習力が低下しやすいため、勉強方法を決めつけるのは良くありません。
小学校4年生までは、授業中に身体が動くことが目に付くようであれば、小さな動きにしてもらうくらいにしておき、小学校5年生になったら徐々に動かずに授業に集中することが出来ると良いです。
ただ、5年生になっても自宅での勉強方法については、多少の動きは大目に見てあげて下さい。

絵本は、初めて絵本を読んであげると、動きに目がいくことから、めくって遊ぶものと理解し、パラパラめくるだけの行動をします。
そんな特徴があっても、絵本に興味を持ちやすいことはあります。
躍動感ある絵が描いてある本に興味を持ちやすく、登場人物が動作をしていたり、物が動いていたりする絵の多いもの、また、動きを表現する擬音を入れて読んであげると、絵本に興味を持たせやすくなります。

言葉の学習は、動作を表す言葉の習得が得意のため、言葉の成長が遅い子は名詞より動詞から教えると良いでしょう。擬音も動作を表現する言葉なので得意とします。
物の受け渡しのシーンでは、よく「ありがとう。」を言わせようと教えることが多いのですが、ありがとうより渡す側の「どうぞ。」の言葉が、自分の動作を伴うため覚えやすく、言葉として使うのも使いやすいです。

体感型が3番目にある子は、主体的にやってみる行動がなかなか出来ません。視覚型が1番だと理屈で納得して動きたいし、聴覚型が1番だと言われて動けるけど、言われないと動けないままになりやすいです。
出来不出来に関わらず、とりあえずやってみることでしか得られない情報があることを、いかにして知ってもらうかです。

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