学習タイプ

学習タイプ 【はじめに】

人間が学習する力は、下記の3つを持っています。
・視覚型  ・聴覚型  ・体感型

この3つの学習する力には、レベルがあり、使えば使うほどその学習力は高まっていきますが、この3つの学習する力を使う順番は、人それぞれ生まれ持って決められています。
それは下記の組み合わせになります。
① 視覚型 > 聴覚型 > 体感型
② 視覚型 > 体感型 > 聴覚型
③ 聴覚型 > 視覚型 > 体感型
④ 聴覚型 > 体感型 > 視覚型
⑤ 体感型 > 視覚型 > 聴覚型
⑥ 体感型 > 聴覚型 > 視覚型

この①~⑥のプラスの特徴やマイナスの特徴を知っておけば、効率よく学習できるようになり、マイナスのリスクも回避することが出来ます。
特に主として14歳頃までは、2番目や3番目にある学習する力を容易に使いこなす事は難しいため、いきなりその学習する力だけを使って学ぼうとしても習得が難しいです。
2番目3番目の学習する力をどう育てていくかと言うと、最初は1番目を使って学ぼうとし、次に2番目で補足して、最後に3番目で確認して自分の実力にするといった手順が必要で、このステップを踏む事をいかに増やすかということになります。
また、脳が疲れた状態になっていると、3番目の学習するための情報は入ってきても処理が出来ないために、3番目に必要な学習するための情報が入ってこないようにしようとします。更に疲れると2番目の学習する力にも影響が出てきます。
例えば、3番目の学習する力が聴覚型だと、耳から入ってくる情報が苦痛になって耳を塞いだり、その場から遠ざかろうとしたりします。※もともと聴覚過敏がある子の耳塞ぎの理由は違います。
3番目が視覚型の場合は、目から入ってくる情報が邪魔くさくなり、目を隠したり、目を瞑ったり、視覚から入る情報を少なくするような行動をとります。
3番目が体感型だと、その場でじっとして動けなくなります。

3つの学習する力の特徴は
・視覚型 ・・・動かない視覚的な手がかりなくして学ぶことが苦手
・聴覚型 ・・・聴いて学ぶため、音をなくして学ぶことが苦手
・体感型 ・・・体感しながら学ぶため、経験なくして学ぶことが苦手

この3つの力が、それぞれ1番目にある場合の特徴例として、車を買おうとしてショールームに行った時の行動が分かりやすいです。
・視覚型が1番目の人は、カタログから情報を得ようとします。
・聴覚型が1番目の人は、営業マンから聞いて情報を得ようとします。
・体感型が1番目の人は、試乗車に乗って情報を得ようとします。
このように、人は無意識に自分の学習タイプに合わせて学ぼうとするのが自然なのですが、学習タイプに合わない学び方を強制させられてきた人は、自分の特徴に当てはまった学び方が出来ずに、学ぶ力が弱くなっています。

それぞれの細かい特徴は、順次後記していきます。
 学習する力 【視覚型】
 学習する力 【聴覚型】
 学習する力 【体感型】


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